濤無

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きっと明日も



暖かい季節と 肌寒い季節の狭間
公園の木々たちは みんな風でざわめいて
街中に溢れる人々たちも
同じように冬支度を始めるだろう

攻めてくるような日差しも
やがて身体を包み込む優しさに
押入の中にある 
冬服を出さなくちゃ

夏と冬のあいだと
冬と夏のあいだ

姿を見せない恥ずかしがりや
主張しないその控えめな姿

それでも明日
私はまた探すだろう

小さな小さな君たちのことを

9/30/2023, 1:37:06 PM