ありがとう、ごめんね』の作文集

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ありがとう、ごめんね』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

12/9/2023, 7:23:01 AM

題/ありがとう、ごめんね

(感謝、謝罪)


花瓶を割った

花が散った

破片が床に散乱する

ごめんなさいと、咄嗟に出る

友が片付けを手伝ってくれる

委員長が担任を呼んできてくれる

ごめんなさいと、咄嗟に出る

担任が怪我を心配してくれる

友が誰にでも過ちはあると慰めてくれる

ごめんなさいと、咄嗟に出る

「ありがとう」を伝えたいのに

12/9/2023, 7:18:12 AM

ありがとう、ごめんね


ある日の夜、車を走らせていると
一匹の子猫を見つけた 
車を止め、子猫に近づくと
とても痩せていて、それでも懸命に鳴いていた
母猫を探したが、近くにいないようで
見当たらず
このままにしておくのも可哀想で
子猫を車に乗せ
動物病院で見てもらうことにした

診察をしてもらい
栄養が足りてないので
点滴を打ち、薬を処方してもらい
食事を栄養価の高いものを
買った
そして、医師に言われた
この子猫は腎臓が悪いことで
体が弱く長生きは出来ないかもしれない…と



医師の言葉より何より
この子猫を我が家で飼うと
この時にボクは決めていた

子猫にはチビと名前をつけた
ちなみにチビは女の子

ペットを飼うのは初めてだったので
友人や会社の同僚やネットの口コミで
調べて必要だと言われたものは
全て購入した


チビは日に日に元気になった
走りまわり、ソファーでくつろぎ
キャットタワーの上から
ドヤ顔で見下ろしてみたり
朝早くに起こされ
遊ぼうと誘ってくる

仕事に行くのさえ
玄関前で淋しいよ!行かないで!
とニャーを連発され

仕事を終えて帰れば
まず、甘えるだけ甘えてくる
そして、台所に向かって歩き
ご飯と言わんばかりの
ニャー
を連発してくる

寝る時間になると
チビは必ずボクの隣で寝る

ツンデレなチビとの生活が
楽しくて幸せで
ボクは医師の言葉を忘れていた



チビとの生活も、もうすぐ1年という頃
チビはあまりご飯を食べなくなっていた
むしろ、吐くことが増えた
遊ぶより、横たわる時間のほうが
長くなっていた
心配になったボクは
「チビ、明日病院に行こうね」
そう声をかけチビの隣で眠った

朝になり目を覚まし
チビの顔を見るとまだ眠っているようだった

「おはよう」

そう言って撫でたチビの体は冷たくなっていた
一瞬、何が起きたのかわからないほど
ボクの思考は止まっていたはずだ
「チビ、チビ、チビ」
無我夢中で
チビを抱きしめて
声をあげて泣いた


チビ、うちに来てくれてありがとう
そしてごめんね
もっと早くに病院に連れていったら
何か変わっていたんだろう
できたことがあったはずなのに
感謝や後悔が心の中に
何度も湧いてくる
チビ…
ありがとう、ごめんね
この言葉を呟きながら
チビと火葬場に向かっている

12/9/2023, 7:04:16 AM

ありがとう、ごめんね

俺は暇つぶにBARで飲みに来た。
そしたら、カウンターで青年が1人で物思いにふけていた。
俺はそいつの隣に座りそいつに話しかけた。
「なぁ、そんな一人で飲んでないで俺と話そうや」
そう呟くように言うと、『じゃぁ、とある人の昔話を聞いてくれるなら。』と言った。俺は無言で頷くと青年は、ぽつりぽつりと語りだした。

-××年前-
とある〈R〉という男がおったそうだ。
そのRはとても綺麗な心を持っていた。
誰にでも平等に接するし、進んで人助けをしたりしていたそうだ。Rは簡単に言うと【人間の鑑】と言えるほど、しっかり者だったらしい。

ある日、Rにも好きな人が出来たらしい。
そのRが好きになった人は【同性】の人らしい。
Rが好きなった人は、皆から好かれているとても格好良い人だったらしい。

そいつの事は〈K〉とでも呼んでおこうか。

だけど、その時は同性愛が認められなかった時代たったから、Rはとても苦しんだそうだ。
この想いを伝えていいのかと。
だけどRは勇気を出してKに告白した。
Kの答えは《NO》だったらしい。
Rはその時から分かっていて告白したらしいな。
Kはこう言ったらしい
《ありがとう、ごめんね 君の気持ちは嬉しい。だけど僕は同性とは付き合えないんだ。》
Rは諦めが着いた。いやむしろ、諦めが付いていたのかもな。
KはこれからもRと今までの関係を続けてくれると言った。

だがな、その言葉は[嘘]だったらしい。

次のRは学校に行くと、周囲から冷ややかな目で見られたらしい。変だなと思いながら席に行くと、机にはマジックで悪口が書かれていたらしい。それ以来Rは、学校に行く度に虐められたそうだ。
日に日にエスカレートしていった。
遂にRは学校に来なくなり、辞めていったらしい。
Rが居なくなった後はいつもの日常に戻った。

ある日こんな噂が流れていた。

《Rが壊れた》

Rは学校に来なくなった日から、部屋に閉じこもり何時間も歌っていたそうだ。
歌はとても悲しそうに歌われていたそうだ。
理由は振られたのではなく、Kが約束を破ったからだそうだ。

後日知った話だがな、
Rは元々両親が居なくて、一人暮らしをしていた。
KはRの家に行ったらしい。
だけど、その家はもう別の家族が住んでいた。
その家に人に聞くと、Rはその家族に家をあげたらしい。
その家族に、Rは今どこにいるか聞いたそうだが、その家族にもRの居場所は分からないそうだ。
Rは家族に家をあげてからは、行方不明らしい。


俺は青年の話に聞き入っていた。
青年のグラスに入っていた、氷がカランと音を立てて溶けた。
青年は「どうだった俺の創作は」と言った。
俺は驚いた。本当にあった話かと思っていたのだ。
「まじ.......?すげぇな。」
青年は嬉しそうに表情を綻ばせた。
「まぁ.......創作じゃないと〈R〉の事分からないもんな.......」
俺がそう言うと、青年から一瞬笑顔が消えたような気がした。だが、すぐに戻った。
俺が変なこと言った?と聞くと、青年は『なんでもないよ』と答えた。

青年はそろそろ帰るよといい会計を済まして、扉に手をかけた。扉が閉まる前に青年がこちらを振り返って、鬼の形相で睨んできたような気がした。

そういえば青年が帰る前にこう言っていたような

『〈K〉は未だに〈R〉に謝りに来てない』

12/9/2023, 6:57:17 AM

あのいつもごめんなさいそれとありがとうございますそんな自分をうでくてありがとうめいやくかけてごめんなさい自分がんばるからおうえんお願いします

12/9/2023, 6:55:36 AM

#ありがとう、ごめんね

生かしてくれてありがとう
生きてしまってごめんね
大好きだよ、
―さようなら。

12/9/2023, 5:58:14 AM

『元気出せよ』

ヒロキは、ファミレスのテーブルに顔をおいている。

『ありがとう。でも、ごめんね。だって』

告白した女の子は、男にそこそこ人気のある女の子だった。

『なんで、振られちゃたんだろうな』

『わかんない』

どうして、ヒロキが振られたか知っている。

告白した女の子は、俺に告白したからだ。

そして、振った。

なんで、振っちゃったんだろう。

『元気出せって、なんかおごってやる』

ヒロキの頭をなでた。

『ジャンボパフェ』

『ミニパフェな』

店員さんを呼ぶボタンを押す。

まだ、顔を上げないヒロキを見た。

もう少しだけ、この時間が続きますように。

12/9/2023, 5:40:40 AM

ありがとう
ごめんね

これは言えないと一緒には
いられない。


あなたにお礼を言われたことがないね

あなたと喧嘩しても謝るのは私だけだったね


次の彼女さんにはちゃんと言うんだよ。


今までありがとう。

12/9/2023, 5:23:08 AM

ありがとう、ごめんね

私の大好きはもしかしたら重いのかもしれない

でもあなたは私にその大好きをくれて…受け入れてくれた

私に大好きをくれてありがとう…重くてごめんね…

12/9/2023, 5:19:31 AM

インターフォンが鳴ってリビングのモニターを見てみたら、ありえない人が映っていた。
『寒いから開けてよう』
首をすくませコートのポケットに手を突っ込んでぶるぶると震えている彼は正真正銘、私の夫だ。外は薄暗いけど見間違えることはない。でもどうして彼が居るのだ。何かのドッキリにでも仕掛けられてるんじゃないかと思ってしまう。一般家庭なら夫が家に帰ってくる、ごく普通の状況かもしれないが、私にはあってはならない状況だ。何故なら、彼は昨年死んだのだから。
『早くー。凍死しちゃうよ』
もうとっくに死んでるでしょうが。心のなかで突っ込みを入れながら玄関のドアを開けた。
「やぁ」
「なんなのあんた」
「相変わらずドライだなぁユリちゃんは」
よいしょ、と靴紐を解き家に上がる夫(仮)。コイツ、本気なの?
「そんな物騒なもの持たないでよ。せっかく会いに来たんだからさ」
「……何しにきたの。あんた誰」
質問しながら、後ろ手に隠し持っていたフライパンをテーブルに置いた。何か変な真似をしようものならこれで殴りかかろうと思っていたけど、どうやら私を陥れるようなつもりはないらしい。
「今日だけ、時間をもらったんだ」
「時間?」
「そ。大好きな人に会えるキャンペーンに応募したんだ。そしたらその抽選に当たってさ。だから今ここにいるわけ」
ちっとも意味が分からなかったけど、兎に角彼が言うには、限られた時間ではあるがこうして現世に戻って来ることが出来たらしい。
「ほら、来週は僕の命日でしょ?」
「あ、そっか……」
早いもので、彼がもう死んで1年が経とうとしている。少しは気持ちは落ち着いたけど、今日まで彼が私の頭から離れることはなかった。だから今、こうして目の前に現れても“久しぶり”という感じにはならない。
「ユリちゃんに伝えたいことがあって」
私の知ってる笑顔がすぐそこにあった。彼は今、間違いなくここに存在している。私の手を握っている。なのに死んじゃっただなんて、やっぱり嘘だったのかと思ってしまう。
「ありがとう、ごめんね」
「なんで、」
「どうしても言いたかった。言えないまま僕は逝っちゃったから」
これを言いたくて、冥界からはるばる来たと言うの。そういう所、なんだか貴方らしい。生前は、“言いたいことは何でもはっきり言うべきだ”ってよく口にしてたくらいだったよね。白黒つけなきゃ気が済まない、曲がったことが嫌いな人だった。だから今の言葉も、私にどうにか伝えるまでは死んでも死にきれなかったのかもしれない。
「こちらこそ」
そう返事するのが精いっぱいだった。これ以上喋ると色々なものが込み上げそうだった。馬鹿だよね、私も貴方も。もっと生きてるうちに、ありがとうもごめんねも言えるタイミングがあったはずなのに。
でも、こうして伝えに来てくれたことがすごく嬉しい。今日という日を、私はこれからもずっと忘れないから。

12/9/2023, 5:18:35 AM

毎日私は放課後彼女と下校していた。
すると彼女は私に言った。
『楽しかった。ありがとう。』って微笑みながら。
でも私はなんのことかさっぱり分からなかった。
感謝するなら私の方だから。
辛かった毎日に幸せをくれたから。
ある日から突然彼女が消えた。
私はハッとしてある場所へ駆けつけた。
私は正気に戻った。
もう彼女は1年前からこの世に居ないのだと。
私は1年前、彼女が死んだ日から狂っていた。
彼女がもう居ない哀しみで、取りつかれた様に。
私は泣きながら彼女に謝る。
『ごめんね、貴女に迷惑をかけて。』
『私、貴女が好きだった。』
『だけど無理に貴女を掴んでしまった。』
『本当にごめんなさい。』
私は彼女が死んだ理由を知っていた。
でも、何もすることが出来なかった。
情けない自分の気持ちを謝罪する様にも謝った。
だけど彼女と過ごした楽しい時間は本物だった。
だから最後は彼女が言ったように。
『楽しかった。ありがとう。』と言った。

#『ありがとう、ごめんね』
No.1

12/9/2023, 4:57:09 AM

「ありがとう、ごめんね」


拾った小鳥は、まだ小さくて怯えていた。
優しく撫でながら「大丈夫、大丈夫」と声をかけていると、小鳥は少しずつ安堵した表情へと変わった。

そんな小鳥との出会い。
偶然なのか、必然的なものなのか。

次の朝になると、何かが窓をコンコンとクチバシで叩く音で目が覚めた。
時間は、午前7時前である。
スマホで確認した時間と同時に、布団から顔を出す。
すると、昨日出会った小鳥が、こちらを向いてチュンチュンと鳴いている。

「ごめん、今起きたよ。ほら、ご飯だよね?」

そう言って、引き出しの中に隠していた木の実などを取り出した。
小鳥は待ちきれんばかりに、飛びながら家の中に入ってきた。わ、わっ、と私が変な声をあげていると、私の掌の上で、小鳥が無我夢中で木の実を食べていた。

「なんだ、お腹空いてたのか。可愛い奴め」

なんて思いながら、小鳥の背中を見ていた。

──その後、なぜか私の記憶が無い。
ハッとして我に返った時には、小鳥を土に埋めていた。
しかも、ズタズタに切り刻んだ状態のまま。

思わず、その場で嘔吐しそうになった。

だが、これがもし、相手が小鳥でなければ、一体私はどうなっていた?
殺人事件として逮捕?
それとも、今のように証拠隠滅を図る?

嫌な感じだ。
ああ確かこの感覚、前にも感じたことがある。

両親が喧嘩ばかりしていて、ムカついた私が、殴り殺したこと。
女性が?って思ったでしょ。
本当にあるんだよ、私みたいに人間というものを超える奴が……とまぁ、私のことはいい。

両親の件もあって、ちゃんと罪を償った。
人里を離れて、そして、一人で生きていくと決めていた。
なのに、またこんな──……

「ううう、ごめんなさい」

でも、小鳥の表情を見たら、なんだか安らかな死を迎えたように思えた。
もう大丈夫だよって、無理しないでねって言われているみたいで、涙が零れてきた。

「ありがとう。それと、ごめんね」

そう言った私は、小鳥に手を合わせた。
もう二度と罪は重ねない……そう決めたからこそ、私はまた、遠い夢を追いかけることにした。

12/9/2023, 4:31:28 AM

私が
謝ってほしい時には
謝れないものなのかもしれない

浮気をした後とか
子供にひどいことをした後とか

あっさり
謝ることが
出来ない時があると思う


謝るだけでは
取り返しがつかないほど
大きな問題だと
感じていると
とても謝れない
かもしれない

いろんな
困難を
誰に謝られることもなく
過ごした
困難を
もっともっとと
まだまだ足りないと
至らない
至らないと
ひたすら頑張らせたのは
私自身で

優しい思いを
向けられず
ごめんね

沢山頑張ってくれてありがとう

12/9/2023, 4:30:30 AM

待っててくれて

   ありがとう


   待たせて

   ごめんね



   来世で君に会えたとき

   きっと

   真っ先に言う言葉です





    # ありがとう、ごめんね (344)

12/9/2023, 4:30:23 AM

「ありがとう、ごめんね」

改札前の券売機でSuicaにチャージをしている時だった。2000円をチャージしようと思い財布の中に手をかけている最中だった。

「すみません、コレ、お姉さんのですか?」

可愛い声に導かれ、後ろを振り向くと女の子が立っていた。小学校4〜5年生くらいで某学習塾の青いリュックを背負っていた。
少し不安そうな彼女の右手には茶色い手袋が握られていた。
「あっ、すみません。でもそれ私のじゃないんです。」
「そうですか。。。」

女の子がますます不安そうな顔になってきたので
「駅員さんに届けに行こっか!!ちょっと待ってね。」
と努めて明るく提案した。
急いでチャージを済ませて駅員のいる窓口まで一緒に歩く。
________________________________________

「ではよろしくお願いします。」
私が駅員に事情を伝え手袋を預かってもらった。
「どうもありがとうございました♪」
女の子の方から先にお礼を言われ私も慌ててお礼を返した。
結果として手袋は私の物ではなかったけれど勇気を出して声をかけてくれた事。そして何より“お姉さん”と呼んでくれた事。本当にありがとう。
そしてごめんね、こんなおばさんに気を使ってくれて。
私は猛然と急行電車に乗り込んだ。

12/9/2023, 4:29:36 AM

"当たり前の日常が当たり前じゃなかったこと"
よく耳にするし自分でも分かってたつもりだった
今、世の中に認知され始めた私の唯一と言っていい個性。
このまま個性の光が潰えるまでずっと私の中にあると思っていた

何気ない一日がそうじゃなくなった日。
予期せぬ第三者から、何キロも離れた所から、かすり傷をつけた。中にはかすり傷の範囲を超えているものもあった
何が起きたか分からなかった

何もしていない。
ただ周りの環境に伴って個性を光らせていただけなのに
偽りの個性。何もしていないわけない。嘘をつくな。
100%そんな声だけじゃない。個性の光が曇らないように私も声を上げた
でも声をあげても聞こえなければ届かない、聞く気がなければ伝わらない。

たくさんのありがとうを伝えてもごめんねばっかり返ってくる
辛かった。
でも私の中から消える方が何倍と辛かった

私の個性は今、形を変えても色や原料はそのままにまた光ろうとしている。何も出来なくてごめんね。
無の私に光をくれたあの日からずっとあなた達に感謝しています。ありがとうこれからもよろしく。

12/9/2023, 4:22:18 AM

PM. ありがとう、ごめんね

ありがとう 私を好きって言ってくれて、

私も貴方が好きだったよ...

本当にありがとう、ごめんね

12/9/2023, 4:18:16 AM

「『ありがとう』も『ごめんね』も、双方、単品でなら昔のお題で書いた記憶があるわ」
特に「ありがとう」、バチクソ長い文章のお題だった筈だが、はてさて十何字、何十字であったか。
某所在住物書きは数ヶ月前対峙した長文を懐かしみ、天井を見上げた。
「今回は、ありがとうと、ごめんねのセットか」

同時に出てくる状況など、ソシャゲのサービス終了告知とか、軽く何か誰かに面倒事を手伝ってもらった時くらいしか、思い浮かばぬ。
物書きは「平素より」から続く文章をネット検索にかけた。 何か、ネタが出てくるかもしれない。

――――――

私の職場に、予算5:5想定の割り勘で食材やら現金やらを差し出すと、低糖質低塩分のごはんを作ってくれる先輩がいる。

「平素より、藤森食堂をご利用頂き、まことにありがとうございます」

なんなら都合と予定が合えば、防音防振の整った静かなアパートで、シェアランチだのシェアディナーだのをしてくれる。
私に金を渡すより、同額でデリバリーを頼んだ方が何倍も美味いメシが食えるものを、
なんて先輩は言うけど、だって安いし低糖質低塩分だし、美味しいんだから気にしない。

「このたび、ご好評頂いております『低糖質パスタ』に使っておりました材料、『糖質半分パスタ』が『美味しくなってリニューアル』となりまして」

食材に、一部例外を除いて、低糖質と低塩分の両方を求める先輩のニーズはニッチだ。
カリウムやらリンやらで減塩のズルをしてない、
糖質も甘味料はステビアだか、ラカン……ラカンパネラ?だか、自然由来が絶対条件。
「砂糖そのものは良いの?」って聞いたことがある。
「砂糖は、正直に『甘い』と脳に申告するから良いんだ」、って言われた。
「人工甘味料のように、『甘いものが体に入ってきたのに、血糖値が上昇しない。おかしい』と脳を混乱させないから」、だって。
ふーん(分かんない)

で、そんな先輩のニーズを全部満たす商品は、何度も言うけどニッチだから、だいたい高いか、置いてるお店があんまり多くないか、
あるいは、出てもすぐ、消えたりリニューアルしたりとかして、こうなる。
先輩が作ってくれるシェアメニューから消えるのだ。

「このリニューアルに伴い、パスタの塩分量が約5倍となったため、まことに勝手ながら、メニューの提供を在庫限りで終了させて頂くことになりました。
多大なご迷惑をおかけしますことを、深く、お詫び申し上げます」

土曜日のお昼、先輩のアパート。
先輩が平坦な表情で、それこそスンッ……て目で、
今までのパスタが「今までのパスタ」じゃなくなることを、ちょっと、他人行儀風に。

「密林に、1キロ入りのやつ売ってるよ」
「そこを頼ったところで、メーカーが切り替えてしまったのだから、いずれ無くなる」
「美味しかったのに」
「更なるリニューアルにご期待ください、だ」

ぷぅ。 頬を膨らませる私を、
先輩は平坦な、ちょっと穏やかな目で見て、
「つきましては、」
右上に「全粒粉パスタ」って書かれてる袋を、私の前に出してみせた。
某業スーで見た気がする袋だ。ギリシャの国旗マークがついてる。
「当店のパスタ、在庫無くなり次第、材料をこちらへ切り替えた新メニューに移行致します」
先輩が言った。
「安心しろ。パスタ50グラムあたりの糖質量が15増えるだけだ」

「糖質量15ってどれくらい」
「某頂点バリュブランドの、糖質半分オフなミルクチョコ2袋。あるいは青コンビニのナチュラルブランド、マカダミアナッツチョコ3袋」
「15グラムおっきい。すごくおっきい」
「もしくは某一箱26枚入りハイミルクチョコ7枚」
「やっぱ小さい……」

12/9/2023, 4:14:18 AM

私「今までありがとう、ごめんね…」

私は小さい時からずっと一緒だったぬいぐるみに別れを告げた。

本当は手放したくなかった…。
けれど、こうするしかなかったのだ。
こうするしかなかった、というよりこうした方が良いと思ったのだ。

母「ホントにいいの…?」

私「うん、。こうした方がぬいぐるみも幸せだろうし。」

少女「ありがとう!!」

私「…!!こちらこそ(*ˊ ˋ*)」

ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒
この日から新しい子(少女)が持ち主となった。

私「幸せになってね、、!」









ぬいぐるみ(僕も凄く楽しかったよ。ありがとう)

12/9/2023, 4:11:43 AM

自分はこんな風に生まれて悲しいなぁと思ってる
でも、周囲のみんなは親切にしてくれる人もいた
ありがとう
親切じゃない人は…自分がこんな風に生まれて来たからだよね、ごめんね
人って色んな人がいるから
変えたくても変えられないの
変えるなら整形かな、凄いね
ありがとう ありがとう ありがとう
ごめんね ごめんね ごめんね

12/9/2023, 3:59:10 AM

杖を手に入れても、進むことの苦しさは
進む程に増すばかり。
僅かな支えの杖さえも、折れやしないかと気が気でない。
杖に感謝もしてやれない。

捨てて這うのが優しさなのか。
私にはわからない。
どうすればよかった?

温かな手が差し伸べられると
信じるべきだったのか。

引き返せない。
立ち止まれもしない。
錯覚に等しい小さな光りを追いかけて
ただ進むのみだ。

このしぶとい命が尽きるまで
歩む他ない。

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