『「ごめんね」』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ごめんね
とても切なくてやさしい
気持ちが伝わってきます…
「ごめんね」
私は、そう言った。なきながら。それくらい重い喧嘩をしたんだと、その時知った。
自分が悪いと「自覚した。」
だから、私は、自分を見直した。それが大事だと
「自覚した」
# 「ごめんね」
言葉の重さは変わらない、なんて、本当?
言葉は本当に消耗品じゃないんだろうか?
鉛筆。
タブレットの電池。
文字で埋まった紙。
古語。
人の意思を媒介するものは全て消耗品だ。言ってみればこの世の全てが消耗するものだから、それは当たり前のことで。
だったら言葉も消耗品。発すれば発するほどその重さは失われていく。
口から簡単に滑り出した謝罪の言葉。
ほら、なんて軽いんだ。
相手に届く間もなく、シャボン玉みたいにふわふわ飛んでった。
「ごめんね」
「ごめんね」
「ごめんね」と
謝るのは
今のうちに。
「ごめんね」より
「ありがとう」と
言いたい。
今のうちに。
[「ごめんね」]
勉強出来なくてごめん。
期待に応えられなくてごめん。
約束を守れなくてごめん。
優等生になれなくてごめん。
産まれてきてごめん。
「ごめんね」
この世界には「ごめんね」という言葉が山ほどあるその中の一つの「ごめんね」は彼が俺に向かって言った言葉だ。俺の恋愛対象は男だった。俺が気になった彼は女顔負けの美貌を持ち合わせた人物だった。俺が告白したとき彼は「俺でいいの」と聞いてきた。俺は「君でいいんだよ」と少し頼りない声でいった。その1年後彼はこの世を去った。遺書には「ごめんね」としか書かれてなかった。でも俺はその頼りなさそうな字がうれしく感じた。最後の彼の遺書の中の言葉が「ごめんね」で少しさみしかったが、「俺達は前を向いて生きていかなければいけない。」彼が言った最後の言葉を俺は胸に抱いて歩き出した。
ごめんなさい。
この言葉を口に出して“心から”伝えた人は何人いるだろう。幼い頃、いたずらをして「ごめんなさい」。学校で忘れ物をして「ごめんなさい」。
これは沢山の人が言ったことがあるだろう。ただ、それは、心から発した言葉だろうか。オモテヅラだけの物ではないだろうか。本当に反省していただろうか。
「ごめんなさい」この中身を開いたら、「別にこれくらいよくない?」「こいつ、説教垂れやがって。」なんて物が出てくるかもしれない。ただ、どう思っていようが(たとえ、それが嘘でも)、「ごめんなさい」は大切だと思う。
僕はあと3,4年で成人する。そしたら、何かしらの仕事に就く。もう、成人になった以上、「大人に責任を転嫁する」ということが出来なくなる。なぜなら、自分が大人だから。自分の責任は自分で背負う。失敗したら、首が飛ぶ。ごめんなさいでは済まされない。
「ごめんなさい」を本心から言えるのは、今のうちなのだ。
「ごめんね」
ごめんね、失敗して
挑戦できて凄いね
ごめんね、間違えて
経験は大事だよ
ごめんね、心配かけて
無事でいてくれてありがとう
#「ごめんね」
料理が下手で、よくお弁当のおかずを焦がしちゃって
ごめんね
裁縫か苦手で、取れたシャツのボタンも縫い直せないで
ごめんね
不器用な性格で、励ましの言葉が見つからなくて
ごめんね
最後まで、大好きなあなたを守れなくて
ごめんね
明日の準備をしている娘がそこにいた
ガサゴソと時折バックを整理する音が聞こえた
本当に、この子はしっかりしている
私とは大違いだ
遺影の中の自分は、精一杯の笑顔で映っていた
私は、自然に笑うこともできていなかったのか
私は娘の頭を撫でた
この感触があなたに伝わることはないけれど
「…ごめんね」
すると娘はゆっくりとこちらに振り向いた
私の姿はもう見えないはずなのに
確かに目が合った気がした
『もう謝らないで』
いつもの優しい声が聞こえた
そしてその顔には笑みが浮かんでいた
驚いて娘の顔を見返したが、
彼女は何事もなかったかのように準備に戻ってしまった
私は今まで、死んでしまったら謝ることしかできないと
思っていた
生きていない以上、何も償えないからだ
でも、それ以外にも言えることはたくさんある
今まで笑わせてくれて
失敗しても大丈夫だよと言ってくれて
ずっと隣にいてくれて
そしてなにより、
私を“母親”にしてくれて
「ありがとう」
小学生の頃からの友人に
久しぶりに会った。
10年ぶりくらいの再会だ。
社会人になってから
なかなか会う機会がなかったのだが、
彼は相変わらず
陽気な性格のままだった。
二軒目の飲み屋を探す途中、
彼が好きな本屋に立ち寄った。
そこで彼が本を手に取って言った。
「この本、死にたくなった時に読むと
オススメなんだよ」
彼の口からそんな言葉が出たことに驚いた。
「気づかなくて、ごめんね」
と、内心でつぶやく。
夏扉こじ開けんとて袖まくり ふあふあコート毟ってフギャギャン
半袖 & ごめんね
『ごめんね』
謝っても謝っても自分が許せなくて後悔してる事がある
逆に、謝られても許せない事もある
許してもらおうとは思ってないし
許そうとも思ってない
辛い事があって当たり前の人生だと思うけど
出来ることなら、辛い事はほんの少しがいい
それから、謝ることに慣れたくない
ごめん、と謝る私に君は、謝ったんだから別にいいよ、と笑顔で言ってくれた。
昔からドジばかりしていた私を、いつも笑顔で赦してくれた君。
どうして赦してくれるの、と聞くと、君は、
「悪いことや人に迷惑をかけたら、謝るのは当たり前だ。けど、残念ながら万人が出来ることじゃない。そんな行動をね、君はやってのけるんだよ。これって凄いことじゃないか」
だから、僕の怒りは、君の前では風前の灯火のようなものなんだよ。
まるでなんでもないことのように赦してくれた彼に、私はいつから恋をしていた―――。
「ごめん、ごめんなさい」
君が女の子と二人きりで歩いていたから、思わず身体の奥がカッと熱くなって―――自分の感情を制御出来なかったの。
ごめんなさい、ごめんなさい。
私は何度も何度も、うわごとのように繰り返す。
謝ったら、いつも赦してくれる君。
なのに今日は、今日だけは。
どうして、笑って赦してくれないんだろう?
「ごめんね、僕…君とは一緒に行けないんだ」
「…え?な…んで…?」
逃げ出している最中突然兄弟がそんなことを言い始めた
忙しなく警報が鳴り響く山奥のいかにも怪しい研究所、ここではクローン技術や人造人間の研究所が行われている
「ねぇっなんでなの?一緒に逃げようって!ここまで来たのに…!」
「…ごめん…もう僕には………君だけでも逃げて」
「そんな…なんでっじゃあなんで僕には付いてないのっ?」
僕とその前2つの兄弟は近い時期に作られた
もちろん見た目は瓜二つどころか違いを探す方が難しい
ただ、1つ前の兄は生きているのか死んでいるのかすら分からない
一緒に逃げようと言い出した2つ前の兄
残っている中で1番年の近い兄が僕に発した衝撃的な言葉、それは
「僕にはもう、処理のための爆弾が取り付けられている」
兄が言うには起動されてから1週間、脳内プログラムの年齢的に違和感を覚え始める頃に反乱防止のため爆弾が付けられるらしい
それでオリジナルを殺されたらたまらないからだそうだ
生憎、製造日は近くても
僕が起動されたのはちょうど1週間
そう兄が今日逃げ出そうと言ったのは僕を守るため
今日爆弾が取り付けられる予定の僕を
奴らから守るため
嫌な警報音が頭に響く
奥で他の兄弟が焼かれているのだろうかあの嫌な臭いが鼻を刺す
あぁなんで感情があるのだろうか
感情なんかなくたっていいのに
「ごめんね、最期にお兄ちゃんって呼んで?」
「っ、ごめんねっお兄ちゃんっ」
「…ありがとう、きっと幸せに暮らすんだよ?」
どうする事も出来なかった僕は泣きながら走り出し力尽きていたところをおじさんに救われた
そんな僕は今、警察をしている
「ねぇ、お兄ちゃん必ず仇はとるから、きっと遅くなっちゃうかも…ごめんね」
「もうごめんねはいらないよ…ありがとう」
そう同じ声が聞こえた気がした
「ごめんね」
あの頃は、君がいる世界が僕のすべてだった。
幼くて愛するって事を理解していなかったと思う。
会ってる時は、凄く楽しくて別れ際はいつもケンカ
傷つけてたくさん泣かせたよね?
もしあの頃に戻れるのなら
「ごめんね」
「いいよ」
「ホントごめん」
「いいってば」
「ホントにホントに……」
「分かったってば!」
振り返ると、そこにはずぶ濡れの友梨がいた。
【お題:「ごめんね」】
「ごめんね」
一生かけてあやまっても
許されないね
毎日「ごめんね」って
思ってる
「ごめんね」
すまない気持ちが
溢れでて
謝りの言葉の前に
ありがとう
を伝えたい
でもそんな俺の
気持ちに
いつでも君は
気づいてくれるから
ありがとう
飛ばして
ごめんって言って
ごめんね
「ごめんね」
いつものように彼に謝る。
付き合いたてはそんな感じじゃなかったのにな…と思いつつ今に至る。
「チッ…お前ほんとに無理、気分悪くしたから外行くわ」
彼はキレながら上着を持って出ていった。
「はぁ…」
ご飯を作って待ってても「頼んでないし」と言いながら部屋にこもる
勝手にスマホを触ったり言われたことをしていないと怒鳴られる
私をただの道具としてしか見ていない。
いつからだろう。
前は笑顔が多くて優しい人だったのに
もう私に冷めたよね?
完全に浮気…してるよね。。
今日も彼は安定に遅く帰ってくると確信した私はある人に連絡を入れた。
相手は幼なじみの遥人。
「今日予定ある、?」と送るとすぐ既読がつく。
すぐに「ないよ、飲みに行く?」と来た。
遥人はいつもそう。
私が辛くて悲しい時、察してくれて私が話すまで待ってくれていた。
きっと今回も…。
「うん場所は△△△でいい?」
遥「先行って待ってる。」
私は急いで支度をして、家を出た。
__________居酒屋。
「あっ、遥人」
声をかけるといつもの笑顔で私を見た。
遥「遅かったね、笑 さっ、何飲む?」
「うーん、、ビール」
遥「了解ー、俺焼き鳥も頼もうかな」
なんて些細のない会話なのに…彼とは違って居心地がいい。
安心する。
「遥人…私さー」
遥「彼氏さんとはどうなの?」
今日は珍しく自分から聞いてきた。
でもいつものにっこり笑顔のままで。
「そのことを話したかった。」
遥「噂でしか聞いてないけどさ、彼氏さん結構やばいみたいね」
なんともいえなかった。
遥「今日俺を呼んだのはさ、別れたくて相談乗って欲しかったんだよね?」
なんでわかるんだろう。
別れたいのに別れられない。これを世間では沼というもの。
私は彼に沼ってる。絶対に。
離れられない。でも離れたい。
こんなの矛盾してるのはわかってるけど…。
遥「沼るくらい彼のことが好きなんだね。」
「え、?なんでわかるの?」
遥「いつもの〇〇ならすぐに別れてるでしょ?あのクズ男。」
「…そうだね。 もうどうにも出来ない…」
遥「俺にしときなよ。」
遥人からいきなりそんな言葉が出ると思ってなくて目を見開いた。
遥「何その顔、笑笑
そんなクズ男別れて俺のとこ来なよ。」
今まで何度思って来たことだろう。
彼氏が遥人ならどんなに幸せだっただろうなと何度何度も…
「…」
遥「〇〇、俺は〇〇が傷つくことは1番耐えれない 」
「うん、」
改めて思った。
私が隣にいたいと思ったのは…遥人だ。
「じゃあ、今から彼に電話する」
遥「大丈夫、?」
「うん、会って話すと余計に…」
遥「そうか…」
スマホを取り出し彼の名前を探して通話ボタンを押す。
📱プルルル…
「…んだよ、なんの用?用がないなら電話すんな」
耳をすますと女の人の声が聞こえた。
深呼吸をして思ってることを言った。
「…浮気してるよね?」
「は?その根拠は?」
「何誤魔化そうとしてのよ、わかるに決まってんじゃん」
「私もう耐えれない…見て見ぬふりできない
別れよ。」
「今妄想アピールやめてくれる?笑笑笑」
「私好きな人いるから。 ごめんね 輝琉。」
彼の返事も聞かず通話を切った。
LINEで
家には帰りません。私のモノ全て捨てて貰ってもいい。と付け足しのように送る。
久々に彼の名前を言った気がする。
輝琉…今までありがと、大好きだったよ
でも今は遥人なの。
私が辛い時にいつもそばにいてくれた人。
次の彼女には暴言・暴力はやめてあげてね。
「ごめんね」
私はこの言葉は好きではない。
もちろん謝るべき場面では自分も相手も言うし、
じゃないと不快だ。
でも、「ありがとう」と言う場面でごめんと言われるのは嫌だ。
嫌なこと、駄目な事をした気分になるから。
なんだかモヤッとするのは自分だけ?
ごめんじゃなくてありがとうがいい。
駄目なこと嫌なことをしたなら「ごめん」
感謝するなら「ありがとう」
それでいいと思う。
もし、手伝わせて嫌な思いをさせた、わざわざ苦労を迷惑かけたと考えるなら違うよ、私の場合。
だって、本当に嫌なら見捨ててるから。
聞いてないふりするから。
私は嫌じゃないし、むしろ手伝いたいからしている。
相手も助かるし、自分も助かるから。
ほんの少し、いい人になれた気がする、
素敵な人に慣れた気がするから。
そして、人の嬉しそうな、ほっとした顔。
自分も笑顔を分けてもらえた気がする。
だからさ、ごめんなんて言わないで。
私も案外自分のためだったりするからさ。
ありがとうが聞きたいな。
また、昔のように。
君の笑顔が好きだから。