他のどこにも書けないこと。
つまり、ここにしか書けないこと。(かなり勝手な解釈)
今回は私自身の話。
私は数ヶ月前から小説を書き始めた、まだまだ甘ちゃんである。私の作品数を見ていただくとわかるが、このアプリを始めたのはほんの少し前。だが、すでに❤️が90をこえている。私はかなりぼっちの人生を過ごしている。ネットで顔もわからない人たちと完全に繋がったのはこのアプリが初めてである。 つまり何が言いたいのかというと、私は本当に心から喜んでいる。ということだ。この喜びを言語化するのはかなり難しい。ぼっちな私が私の事を何一つ知らない他人様に「いいね」と評価していただける。何と喜ばしい事か。
ちなみに私は、あんな狂気じみたお話しか書いていないが、別に狂気しか書けない訳ではない。ちゃんと平和な話は書ける。けっしてサイコパスなどではない。
さて最後に。
文法や表現、アイデア、作風などなど不完全な甘ちゃんですが、こんな私の作品を良い作品と評価していただき誠にありがとうございます。ぜひ今後とも温かい目で私の作品をご覧いただければと思います。
本当にありがとうございます。
こんなことを言うのは早いと思いますが、誰かに私の世界を褒めていただける経験が少なく、本当に嬉しくてたまらなかったのです。
ある日、頼んだ記憶のない変な小包が届いた。
それと同時に知らない電話番号から電話がかかってきた。
「その時計はあなたの[妻終末時計]です。その時計の針が1周したら、あなたの奥さんに何かが起こります。」
それだけ言われて電話は切れた。
小包を開けると、一般的な目覚まし時計のような見た目だが、針が長針だけだった。しかも数字も書かれていなかった。
マンガやドラマとかでよく見る典型的な話だと思った。
だが、笑い事ではない。
妻に何が起こるというのだ?
何か恨みをかったか?
「どうかした?」
妻がおっとりと不思議そうに聞いてきた。
「いや、何でもない。ただの間違い電話だった」
電話の内容を言ってしまうのは、なんとなくまずい気がしたのでやめた。
ふと時計を見てみると、針は1分も進んでいなかった。
あれから2週間が経った。
いまだに時計の針は進んでいない。
ただのイタズラなのだろうか?
そう考えて、あまり気にしなくなった。
ある日妻が倒れた。
単なる風邪と疲労だった。なので病院に行き、薬ももらい、しっかりと休息をとった。
一応時計を見てみた。
「よ、40…分?!」
2週間経ってもびくともしなかった針が一瞬にして40分に到達していた。
「そんな…バカ…な」
妻を見ると、幸せそうに眠っている。
3日が経った。
妻はずっと眠っている。
時計は55分を過ぎていた。
俺は高校で同級生だった、医者になった友達を呼び、診断してもらった。
新たな薬もだしてもらった。
俺はもらった薬を妻に注射した。
次の日、隣で寝ていたはずの妻がいなかった。
時計の針は頂点に到達していた。
すぐにリビングに出た。
そこには何かがいた。
皮膚からヌメヌメした液体を出し、髪の毛は、毛ではなく、何か植物みたいな緑色の筒状のものになっていた。
その何かが振り向いた。
「おまえっ…」
思っていた最悪なことは現実だった。
妻だ。ほとんど原型をとどめていないがそれは確かに妻だ。
目は白目になり、口からは血と唾液の混合液が垂れる。頭には500円玉くらいの穴が何個か空いており、そこから緑なのかピンクなのかわからない液体が無尽蔵に出てきていた。
「どうした?!何が起きた?!」
問いかけても何も答えてくれない。
「誰が?!何のためにこんなことを?!」
妻が近づいてきた。
「どうした?辛いか?」
妻は泣きながら抱きついてきた。
ヌメヌメや変な液体が身体中に付着した。
そんなこと関係なく抱き返した。
「大丈夫だ。俺はここにいるよ」
妻が台所の引き出しを指差した。
「包丁がほしいのか?何をする気だ?」
とても嫌な予感がした。身動きが取れないくらい抱きしめた。
妻は髪を引き出しまで伸ばして、髪で包丁を持ってきた。
「や、やめろ!だめだ!」
妻は俺を引き剥がし、包丁を自分の胸に突き立てた。
俺は手を包丁の先端で刺されながら、包丁をば止めた。
妻は力が抜けたように倒れた。もう放っておいても死にそうなくらい辛いのだろう。
俺は包丁を捨てて、妻の隣に寝て、抱きしめた。
「辛いよな?大丈夫だ。俺がいる」
俺は妻にキスをした。
「ありがとう」
妻がそう言った気がした。抱き合っていると、どんどん妻の力が弱くなっていった。気づくと、妻は死んでいた。
俺は包丁を拾い、自分に刺して、妻をずっと抱きしめた。
「グハハハハハ」
「ハハハハハハ」
病院の病室には2人の男が、笑い合っていた。
「いつも幸せそうなあいつも苦しい声するんだな」
「いい気味だぜ。ハハッ」
誰一人いない都会の道路の真ん中を、右足を失った男が這いつくばって、どこに向かうでもなく前に進んでいた。
「死にたい…死にたい…助けて…」
右足からはどんどん血が出てくる。
目はずっと開かれ、充血している。
顎が外れたように閉じない口からは唾液が垂れる。
「死ぬ…死ぬやだ…助けて…」
男以外に誰もいないはずなのに、何かが近づいてくる気配がする。
「く、くるな…やめて…死ぬこわい……殺して」
後ろを振り向くことなく、息を荒げて、必死に何かから逃げた。
「はぁ、あぁ…やめて、くるなダメいやだ死ぬ!くるな!」
「あぁぁぁ!はぁ、はぁ」
「大丈夫?またうなされてたよ?苦しい?」
俺の頭を撫でながら、優しい声で彼女は言った。
「ごめん。うるさかったよね?」
「いいえ、そんなことより大丈夫?また変な夢を見たの?」
「そうなんだ。ごめん、うるさくて」
変な夢を見て絶叫。最近こんなことが増えている。彼女はこのことを煩わしく思っておらず、優しく心配してくれる。
「だいじょぶだって。朝ごはん作ってるから、落ち着いたら来てね?」
「わかった。ありがとう」
彼女は台所へ戻った。
「こんな事が続くのはかなりまずい。もし、もっとひどくなったらどうしよう。俺の体はもう限界なのに」
独り言を喋って平静になろうとしたが、だめだった。
「朝ごはんを食べて元気になろう」
リビングに出てきて席に着く。
「もう大丈夫なの?」
「ああ」
俺の夢の話をしながら朝ごはんを食べた。
「今日も頑張ってね」
荒廃した土地に倒れていた。
周りは崩れたビルやゴミの山。
俺はもう左腕しか無く、声も出なくなった。
やはり何かの気配を感じる。
今度は振り向いてみた。
あれは、彼女だ。
「くるな、やめろ…死ぬ」
彼女は早足で向かってくる。
「やだ、痛い死ぬ…死ぬ?」
彼女は何かを身につけている。あれは、ノコギリ?
「死ぬ?殺…される?殺す?死なせる?」
彼女はもう近いところまで来た。
その時、彼女は飛びかかった。
「ころ…す、やる。しぬせ…て…やる」
ノコギリが俺の腕を切り飛ばした。
何かが湧いてくる。溢れそうになる。大嫌いな彼女を
「死ね!」
無くなったはずの俺の四肢が戻った。
「おはよう。今日はだいじょぶそうだね」
「俺の絶叫が続くのはまずいだろ?近所にバレるから」
「何の話?」
彼女は顔をしかめた。
「絶叫のお仕置きとしてもっとひどい事をするだろ?」
「だから、何なの?どうしたの?」
「俺の体は限界だ。」
「…」
「お前も本当はここまでひどくするつもりは無いはずだ。拷問マニア。近所にバレたくないけど俺を痛めつけたい。結果、俺を痛めつけたいという欲望が勝ったんだろ?」
「……」
「お前なんかもう大嫌いだ。憎しみが溢れる。今すぐお前を残酷にぶっ殺したいくらいに」
「ど、どうしたの?」
拷問マニアは苦笑いで問いかけた。
「死ねぇ!」
俺は奴に殴りかかった。
だが逆に俺は鈍器で殴られた。
そして気絶した。
目が覚めると俺は、クローゼットから首だけを出して固定されていた。
「はぁあ、せっかくいい声で叫ぶから付き合ってたのに。反抗してきやがって。」
奴は俺の目の前で椅子に腰掛けていた。
「どんな状況かわかる?わかる訳ないよね?」
奴はヒモを持っていた。
「このヒモを離すとクローゼットの上から、あんたの首めがけて刃が落ちてくる。要するにギロチンって事」
「何だと?」
そんな、やばい死んでしまう。こんな奴に!
「あんたは結構長持ちで面白かったよ?まあまあ楽しかった。じゃあね」
その瞬間ヒモが彼女の手から離さr……
長いくせに意味不明なお話になってしまった。
\(^o^)/
「ねぇ〜、キスしよーよー」
誰が見てもおねだりとわかるように言った。
「そ、それは…ちょっと、だめ…かな」
彼はおどおどしながら言った。
「やっぱりだめ?」
「いつも言ってるだろ?僕のトラウマを共有したくないって」
現在、科学的に解明されていないが、稀に、キスをすると、キスをした相手の記憶を見れてしまう人がいる。私達はどちらもその体質を持っている。
彼は過去に犯罪の被害者となり、私にその時の記憶を共有したくないと言うのだ。なので付き合って2年になるが、一度もキスできていない。
「私はあなたに私の全部を知って欲しいのに」
「君だって生々しい犯罪の記憶なんて見たくないだろう?」
「別にそんなことないよ。とにかくあなたとキスしたい!」
もう我慢の限界である。はやく!いっぱい!2年分!すっごくキスしたい。
「ねぇ、もう無理。キスする」
「ちょっ、ちょっと待って。だめだって」
そんな言葉は耳に入らず、あとずさりする彼に足でドスドスいわせながら近づき、そのままソファに押し倒した。
「あなたの胸ぇ、あったかいねぇ」
顔を彼の胸にスリスリしながら、媚薬を盛られたのかってぐらいとろけた声で言った。
「しちゃだめだよ?君に苦しい思いをさせたくないんだ!」
もちろんそんなこと関係無く、彼の顔に近づいた。
「するね?」
「だ、だめ…」
彼は顔をそらしたが、私が力強く正面を向けさせ、そのままキスした。
彼の記憶がなだれ込んでくる。
小さな病室に、何人もの死体。その死体を生み出しただろう、腕が細い、小さい女の子のような、仮面をつけたバケモノ。
場面が変わった。
死体のふりをして隠れていた彼の顔を覗き込む例のバケモノ。馬乗りにされ、小さい手と腕から刃の大きいナイフが彼の喉に突き立てられる。
「あなたは私と同い年だと思うから見逃してあげる」
そう言ってバケモノは彼を気絶させた。
「…っ…はぁ」
長いことキスしたので息があがった
「あぁ…あ、あぁぁ」
彼は怖気付いていた。顔は恐怖に染まっていた。
「へぇ、あなた、あの病院にいたんだ?」
「そ、そん…な、嘘…だろ?」
とても震えた声で問いかけてきた。
「だいじょぶだって、私もう足洗ったから」
「ば、バケ…モノ…」
彼はソファからずれ落ち、そのまま後ろの壁に向かってあとずさりした。
「あなたのことは大好きだよ?殺せないよ」
どうやら彼は私の初犯の記憶を見たらしい。
「や、やめて!助けて!」
ついに彼の背中が壁にぶつかり、逃げ場を失った。
「だから殺さないし殺せないってば。もう殺しなんてやってないし、刑罰も受けて反省してるって」
「嫌、いやだ!やめて!」
「あなたには愛することしかしないよ?安心して?好きだよ」
「はぁ、あぁ、来ないで!やめろぉ!」
彼は泣き、叫び続けた。
「顔が汚れてるあなたもかわいいね?好き」
壁によたれかかっている彼の頭を撫でた。
「あんな過去、忘れられるくらいに、今の私に溺れて欲しいな」
そこから私達は、キスと絶叫を繰り返した。
かくして彼と私は狂依存の道を歩み始めた。
結構面白いかな〜?
1192年、とある民家
茅葺き屋根の下、親族に見守られながら一人の男が死んだ。
「我が魂は壺と共にあり」
そう言い残して。
「あんなこと言うんじゃなかったな〜」
時は2001年。一人の壺が押入れの中で嘆いていた。
「確かにさ〜、言ったよ?俺の魂はこの壺とあるって。でもさ〜、流石に一緒になるなんてさ〜、ひどくない?」
深くホコリを被り、少しひび割れた体で、存在を消された同然に、狭い押入れの隅っこに放置されている。
一体いつからこんなところにいるんだろう。
最後に外を見たのはいつだったかな〜
てか、誰だよ俺をこんなとこにぶち込んだ奴!しばくぞ。
こんなことを考えて300年くらいになる。だが本人はもう時間なんて気にしていない。というか考えたくない。
「誰か〜、助けて〜。全部粉々にしていいからさ〜。俺を解放してよ〜」
この300年間ずっと嘆き続けてきた。もうすでに壺なんかどうでもよく、死んでるけど死にたい。そう考えていた。
「よくまだ自我を持っているな」
突如として押入れの中に聞いたことのない声が響いた。
「だっ、誰だ!俺をここにぶち込んだ奴か?」
「違う。私は年だ」
「お前はジジイってことか?」
誰かと話すのが久しぶりすぎて訳のわからんことを言ってしまった。
「言い方が悪かったな。私は年月、いや時間か?そういう時という概念そのものだ」
「何言ってんだジジイ。はやく押入れから出してくれよ。」
「だから、私は概念そのものだ。姿形はない」
「じゃあ何しに来たんだ?」
「助言だ」
「助言?」
「お前は壺になってから809年になる」
「そんなに経ってたのかよ」
「この修行はもうじき終わる」
「これ修行だったの!?」
「1000年だ」
「これからあと1000年も待てと?」
そんなの嫌に決まってるだろ。
「違う。お前の場合あと191年だ。あと191年その体の形を保てれば、お前は壺から解放される」
「マジ!?やった!遂に!」
やっと天国に行けるのか〜
「お前は解放され、私と同じ存在になる」
「え?」
俺は時の概念になった。
時の概念になった瞬間、こう思った。
もう苦しみたくない。俺の次の奴も同じ苦しみを味わう事になる。それは嫌だ。時間なんて人間が勝手に作った概念だ。時を消してしまえば、過去も、未来も、現在も無くなる。何も無くなる。無になる。そうすれば誰も苦しまずに済む。
時の概念となって一時間も経っていない。
時を消した。
世界から が消えた。
人が、生き物が狂いはじめた。
世界が、宇宙が消えた。
そして の概念である自分自身も消えた。
全然面白くないお話なってしまいました。