遠くの街へ
小説のシリーズの続き。過去作手直し中なのでタグは控えます。お題は無理矢理ねじ込んでます。
誤爆すいませんでした^^;
最後がどうしても思い浮かばないので加筆中です。
「お兄ちゃん熊白さんところのアスリートだろ、こんな時期に怪我したの?」
大部屋に移る前に馴染みの担当の看護師から事前に聞かされて覚悟はしていたが、予想通りにしんどかった。
「会長さんがあんなに良くしてくれてるのに、だいたい君たちは…」
(うぜぇ…)
愛想笑いにも疲れてきて寝たふりでもしようかと考えていた矢先にタイミング良くカートの音がした。
「狸原(たぬきはら)さん、来たばかりの子にそんなに話しかけたら迷惑ですよ」
狸原と呼ばれた隣のおじさんは意外にも素直に注意を聞き入れ、そのまま布団の中に隠れてしまった。どうやらこの看護師が苦手なのはこの人も同じらしい。
「血圧測ろうか」
耳元で「ごめんね」と付け加えられたので「平気です」と返しなんともない顔をした。
(しんど…)
看護師が帰っても布団から顔を出さないので本当に寝てしまったのか、声をかけられることも無く病室内は静かだった。窓側のベッドになり外の景色はよく見えたが個室からの眺めに慣れてしまったのか遠くの街へ来てしまったかのような居心地の悪さがあった。
(あの木どこにあったっけ…)
荷物の中から出した黒いジャージを患者衣の上に羽織り外に出る準備を整えていく。松葉杖を手に握りスマホをポケットの中へと入れたら巣の中の狸を起こさないようにそっと病室を出ていく。
(枯葉、まだあるよな)
以前のように窓から確かめることも出来ないもどかしさに自然と歩みが速くなるのを
(後書き。)
会長さんは熊白大吉(くましろだいきち)
隣のおじさんは狸原(たぬきはら)さん
だいぶ名前の付け方がわかってきた^^
現実逃避
小説のシリーズの続き。過去作手直し中なのでタグは控えます。お題の箇所が分かった方は凄い^^;
「さっきそれ作ってたの?」
「…なんだよ」
窓枠に吊るしたてるてる坊主を見て枯葉が意外そうな顔をするので少し気恥ずかしくなり視線をそらす。
「一体だけ?」
「ん?」
「もう一体作ってよ、次は怒った顔のやつ」
(てるてる坊主って作るほど効果が増すのか…)
スマートフォンを一旦テーブルに置き、広げたままの材料でもう一体を作っていく。
手のひらで丸めた数枚のティッシュをもう一枚で包んで頭を作り、固定する前に姉からもらっておいた編み物用の毛糸を輪ゴムの間に通して吊るす部分を作ったあとにペンで顔を描いていく。出来たてるてる坊主を最初のやつの隣に吊るし、顔が外へ向くようにした。
(こんなもんか)
再び手にしたスマホのレンズを窓の外へ向け、これでいいのかと様子をうかがった。
「かわいい」
画面の中の満足そうな顔を見て、昨日からの罪悪感が少し和らぐ。
「ねえクロちゃん」
「尾黒(おぐろ)」だが苗字を切り取られて呼ばれるのは新鮮で未だに慣れない。
「病室移ってもちゃんと会いに来てね」
作ったてるてる坊主も明日には外さなければならず、見慣れた窓からの景色に名残惜しさを感じて今が続けばいいのにと思ってしまった。
「…りょうかい」
夜の薬の服用後、軽く寝たはずの瞼が再び重くなってくる。向けたスマホはそのままに設定をカメラモードに切り替えて、俺はこの瞬間を忘れないように、残りもしない枯葉の写真をメモリに収めた。
( ^ω^)( `ω´)
(後書き。)
びーえるじゃないですよーぶろまんすですよー
やっと個室ダンジョンクリア^^
主人公の名前が尾黒雪虎(おぐろゆきとら)という大層な名前に決まった。
君は今
小説のシリーズの続き。過去作手直し中なのでタグは控えます。お題はねじ込んでます。
「これ新しいのと換えとくから、タオルこんなにいらなかったわね」
明日から大部屋に移るため、朝から姉が病室に顔を出していた。実際は目当ての男性看護師へ会いに、用も無いのに毎日来るのだが。
「相変わらず素敵なお姉さんですね」
血圧を測りながら担当の看護師が、仲の良い姉弟でも見るようににこやかな顔をしていた。この男は自分が現況だと本当に気づいていないのだろうか。
「数値も安定していますし、雪虎(ゆきとら)くんは相変わらず回復が早いのでこちらも助かります」
「脳の筋肉だけが取り柄ですから」
(脳に筋肉なんてねぇよ)
室内の賑やかさとは対照的に、窓の外は今日も曇っていた。あれから雨は降らなかったが枯葉に「やっと起きた」と言われ、居た堪れない気持ちになり今朝も余り目を合わせることができなかった。
(あいつ、いまなにやってんだろ)
枝先の枯葉が乾いてきたのか小さく揺れるたびに、まだそこに居るのだと安心した気持ちになる。
「…ちょっと売店行ってくる」
姉の付き添いを断りテーブルのスマホを患者衣のポケットに入れると、松葉杖で支えた体を前へと進めた。
(後書き。)
1週間くらいの入院のはずがまだ3日も経たない^^;
物憂げな空
#枯葉#同情#太陽のような#Love you#小さな命
から続くシリーズ小説。
俺は、枯葉が下を向いて気づいていないのをいいことベッドへと戻りまだ寝ているかのように背中を窓に向けた。開閉制限でほとんど開かない窓からは腕も出せず、何もしてやれない後ろめたさから声もかけられずにいる。
(かっこわりぃ…)
音が聞こえなくなり寝返りを打って窓の外を見ると、雨は止んでいたが空はいまだ物憂げで、いつまた降り返してきてもおかしくなかった。枝先に残る枯葉を見て安堵の息をひとつ吐き、ベッドテーブルの上のスマホを掴んで慣れた手つきでアプリの動画モードを起動させて、雨粒の残った枯葉へとレンズを向けるとこの天気で月など出ていないはずなのに、画面には木の枝に座り空を見上げる枯葉が映っていた。
(なにみてんだろ)
視ている景色は想像もつかないが自分を待っていることだけは明らかで、俺はスマホを机に戻し空いた手で体を支えながらゆっくりと上体を起こして松葉杖と再び手にしたスマホを外に向けながら、雨の匂いを含んだ窓辺へと足を向けた。
(後書き。)
AI達に言葉を教えてもらう日々^^;
院内のルールは守ったけど枯葉が守れないTT
閉幕したけど余韻で頑張る^^
小さな命
#枯葉#同情#0からの#太陽のような#Love you
からの小説シリーズの続き。お題は、ねじ込んでます。
夕食後に服用した鎮痛剤が効いて眠ってしまっていたのか、時計を見ると八時を少し過ぎていた。ベッドテーブルの食器はすでに片付けられており、すっきりとした自身の感覚から寝ている間に軽くタオルで拭いてくれたのだろう。松葉杖も定位置にあり、就寝の準備が完璧に整えられていた。ぼんやりとした頭でこのままもう寝てしまおうかと瞼を閉じた途端、雨の音が耳に入ってきた。
(枯葉――)
木の枝の枯葉のことが気にかかり、俺は、松葉杖を掴み窓の方へと駆け寄った。見えるのは、小雨の中の枝先で微かに揺れる一枚の枯葉だけで。慌ててテーブルの上のスマホに手を伸ばし、スマホを動画モードにした。枝の先で多い被さるように身を屈めていた枯葉は、きっと枝先の葉っぱを守っているのだろう。雨は、無情にも体をすり抜けていき枝葉は湿って、重く垂れ下がっていた。俺は、命とも言えないその小さな命が消える日が近いのを直感的に感じ取り、しばらく声をかけることができなかった。
(後書き。)
彼と言う表現は、何か違うなと思っていたら文章が枯葉だらけになった件^^;
AIに聞いたら―(ダッシュ)は、こう使うらしい。見直しは、後でします。