私の物語

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12/22/2025, 12:52:54 PM

シャラン—————。
シャラン—————。


光で何も見えない外から舞う、光りの粒に合わせ。
澄んだ神楽鈴の音が鳴り響く。

雪なのか。桜なのか。


分かりそうで分からないこの光りの粒を私は体で受け止めた。



美しく整備された床板と朱色の柱



まるで私は選ばれた光の巫女のようだ。————


この特別感をいっぱいに空気とともに吸い込んだ。


なれるはずのない夢を心の隅に弾き、

今この場所にいる事実だけと手を握った。



目を閉じて祈った。


このままずっと、これからも、永遠に回廊が終わらないことを。



冷たくも暖かくもない風になびく髪を感じながら、


私はまるで光の巫女のように、厳かに足を進めた。




「光の回廊」ўциа

12/18/2025, 10:12:20 PM

空は、確か澱んでたかな。

部活のみんなでご飯を食べに行った。


また孤独を認識させられる気がした。


それなのにあなたは、

ナゲットを1つくれた。

ふざけてくれた。

笑ってくれた。

袖の中に手を突っ込ませてくれた。

30分も立ち話に付き合ってくれた。


あなたの袖の中は人の温もりがしてホッとした。

ここに居ても良いって言ってくれてるみたいだった。



こんな日々がずっと続いて欲しい。————-



そんな叶わない泡沫の夢を、私は捨てることなく留めた。



帰りの空は、オリオン座が良く見えた。




「心の片隅で」ўциа

12/15/2025, 12:34:00 PM

ずっと苦しかった。


病名もない。でも確実に私のなかで渦巻いていた濁った霞。


気のせいな気がして誰かに言うことを拒んでいた。
差し伸べてくれていた手を見て見ぬふりをしていた。


ただ怯えていただけなんだ。

今まで作り上げてきた暖かく優しいみんなが
私の霞を垣間見た瞬間に離れていくことが怖かった。


明確な病を持たないのに苦しんでいる私が嫌だった。





今日、急に右半分の顔の感覚がなくなった。————



正直嬉しかった。自分のやっと苦しさが認められた気がした。



いつもより雲の隙間からさす日光が神々しく、神秘的だった。


明日も、これからもずっとこのまま。





私に指す光が永遠に。—————






「明日への光」ўциа

12/10/2025, 1:32:31 PM

あの日々は数え切れないぐらいに私の心に灯りを宿した。


春夏秋冬、朝昼晩、ふとした瞬間、学校生活、家の中


数え切れないかけがえのない温かさはほんとにあった。



ほんとにあった 。————


確かにあったけど、私にはもう思い出すことは出来ない。

濃霧がかかっているのか。ガラスのように粉々になったのか。


今の私には知る由もない。知ることが出来ない。



慈しい記憶は、今の私の中に留まることをしなかった。






「ぬくもりの記憶」ўциа

12/9/2025, 10:56:55 AM

溢れそうな涙を全力で引き止めた。


この部活でやっていくには、
私はあまりにも無力で臆病だった。


ここで私が泣いてしまったら、私はもっと成長できなくなる。


そう自分を咎め、 髪の鎧で泣きそうな自分を悟られないように覆い隠した。

やっぱり私は泣くには早すぎる。


この気持ちをかき消すように、震えている声で私は歌った。


ここまで歌うのが憂鬱なのは初めてだった。




いつものみんなで帰路に着いた。


漏れ出たため息も寒さでかじかむ指も構う余裕もなく空を見上げた。


周りのみんなに追いつけない。———————
ここに私の居場所はない。————————-


前みたいに、みんなにかじかむ指を温めてもらう気にもなれず
ただポケットの中で耐えるだけだった。

笑い声がいつもよりも遠かった。



「凍える指先」ўциа

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