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7/6/2025, 11:57:47 AM

僕の好きなあの子は授業中、空をずっと眺めている。まるで空に恋をしたような顔をして、そんな君を僕は好きになった。
話しかけてみる勇気なんてない。かといって君を諦める気なんてない。僕の好きなその目がいつか僕を見てくれるまで頑張ろうと思う。
君に見惚れているとちょうどチャイムが鳴った。もう時間かぁなんて思いながら教科書などをしまい、次の授業の準備をする。
暇さえあれば君に頭を支配されてしまう。人聞きの悪い言い方だけどよく言えば僕は君に夢中なんだ。
次の時間は美術で班活動的なやつをする。先生の方で班は決めているらしい。あの子と班にならないかななんて考えながら席に着く。
先生が名前を呼ぶ自分ともう1人あの子の名前が呼ばれた。
ラッキーなんて思いながら、顔に出さず心の中でガッツポーズをする。
「よろしく」
なんて挨拶をして荷物を移動する。 
美術のお題は“好きな場所”
ありきたりだ、なぜそんなお題を出すのかと思ったがあの子がなぜそんな空を見るのか今聞けるチャンスだと思った。
「空、いつも見てるけど好きなの?」
僕が最初に口を開く。頑張って言葉を考えてこの言葉しか出なかった。なんでこんなこと言ったんだ。もっと他の言い方あっただろなんて自分の中で反省しながら君の返事を待つ。
「うん、、、好きな子が空が好きって言ってたから。空を見てると遠くにいても繋がってるって思えるの」
「は、?」
急な言葉に自分の口から思っていなかった言葉がこぼれた。咄嗟に口を押さえ謝る。
「ご、ごめん!そんなんじゃなくて…」
「ううん、大丈夫」
僕はほっと胸を撫で下ろす。嫌われてしまっただろうかダサかっただろうなぁって頭を抱える。でもそんなこともう関係ない。
「君は?」
君が好きだからなんで口が裂けても言えない。
「空が、空が綺麗だから」
「そっか、」
そのあとのことは覚えてない。
自分は失恋をした。君にとって僕の恋は迷惑だったんだ。
恋を教えてくれたのは君なのに失恋も教えてくれるとは、、、
君が毎日空を見るのなら僕が空になってしまえば君は見てくれるのだろうか?僕の大好きな君の瞳に僕を入れてくれるだろうか?
そう思うと無駄に長く続く空も美しく思えた。
空を優雅に飛ぶ鳥を見る。
僕も飛んでみたいな。手を広げ空に抱かれる。

7/4/2025, 12:53:52 PM


今日は題名を変えます

【会いたい】


君に会いたい。触れたい。
君と僕は幼馴染、辛い時も嬉しい時も一緒だった。僕は頭がいい方だ、だから知りたくないことも嫌でもわかってしまう。
男女の友情は成立しないと言うけど僕たちはきっとそうなんだろうか、
でもきっと片方が崩れて終わりなんだ相手からしたらいい迷惑だ。
それは僕が一番わかってる。
幼馴染なのに僕だけが緊張している幼馴染なのに君が好きだ。
こんな罪悪感で胸がいっぱいだけど頭の中は嫌なほど君でいっぱいで勉強に集中できない。
“今日はもう寝よ”
集中できないんだから仕方ない。布団をかぶって眠りにつく。
朝になり重い目を擦りカーテンを開け朝食を食べ身支度をし玄関のドアを開け、駅に行く。
電車は満員電車でキツキツで、僕の心は君でキツキツだ。
どっちも苦しいしなーいっそのこと早く終わればいいのにこの関係なんて。
高校について教室に入り自分の机で勉強を広げていると僕の後ろから大好きな声が聞こえた。
「えらいねー」
「僕、君と違って優等生だからね」
「優等生は自分で優等生って言わないよ!!」
冗談混じりの会話でさえこんなに愛おしい。僕は君の笑顔が大好きだ。
授業が終わり、
「あー会いたい」
僕と君は別のクラス、君はモテるから正直やめてほしい。
そんな呑気な放課後君と帰るために君を探してたんだ。
2人で話してるみたいだ、あいつ三年の、、、
“好きです”
“お願いします”
その言葉を聞いた瞬間僕は息の仕方を忘れた。
 
殴られてないのにずっと殴られた感覚でしかない。
痛い痛い
先に好きになったのも、一番長くいるのも僕なのに僕なのに!!
どんだけ計算しても君があいつを好きになる理由がわからないや。
きっとなんかのさ、違う絶対 その後から勉強もしばらくできなかった。初めての恋の味は失恋だった。
知らないふりして君に話しかける。僕の大好きな笑顔でこっちを向く。今はそれすらも痛い。
その目は確かに僕を見ているのに、きっとその目はあいつのことで夢中なんだ。
その笑顔も僕にむけているが笑顔の理由はあいつだろ?
“あー痛い”

7/3/2025, 2:20:46 PM

初めて彼氏ができた。
初めてなもんだから何をしたらいいかもわからないし正直、付き合う前よりも緊張している。
告白は彼からだった。別に好きとかそんなんじゃなくて自分のことを好きな人が好きっていう私の無責任な思いからときめいてしまった。
そこからOKして今に至る、田舎から来たから普通?がわからなくて、、、
しかも遠いところに行きたいって思いがあってずーっと頑張ってた、馬鹿なりにね。
最近私には悩みがある。それは彼が他の女の子と遊んだり喋ったりして帰ってること、
仲良いだけかと思ってだんだけど友達とかネットに聞いても口を揃えて“浮気”っていう。
彼に聞いてみると
「あ?そんなんお前に関係なくね?浮気疑ってんの?」
そうだよね、彼がするはずないもんね、多分、、、
「でもね、流石に馬鹿の私でもわかったよ。 
貴方が他の子が好きなことくらい。」
気が付けばついていた広い海に向かってつぶやく。
好きってなんだろう、そんな無意味なことを考える。無意味なんてわかってたでもそんな無意味の時間ですら私には必要だった。
馬鹿な私に数学よりも複雑な恋愛がわかるわけがない。
頭が痛い、悲しいと涙が出るんだっけ?
悲しいことに私には涙なんて出ない、理解ができないんだ。
頭が理解してくれない。
私も都会に生まれてたら普通になれた?
海に足をつけ考える。
「あぁ遠くに逃げてもいいかな」

6/30/2025, 2:12:22 PM

あのとき私の大嫌い色のカーテンは閉まったままだった。
ありがちな小学生の時に派手な色を選んで今現在後悔していると言う形だ。
そして私は不登校だ、一般的にはそう言った方がいいでもこれはある一種の病気かなんかでいわゆる鬱病。
そんな病気だから私は外に行くのも嫌カーテンを開けるのも嫌で周りを、困らせてばかりだ、、、
別にカーテンの色が嫌いなんじゃなくてカーテンが嫌いなだけ。開けたら光が入ってくるから、
「、、、やっぱカーテン好き」
全部自分以外のせいにしていると言うところがよくないんだと思う。そんなことわかっているけどじゃなきゃ自分のせいなものが多すぎて気持ち悪くなっちゃうよ、そっちの方が良くない。
自分で自分を納得させる言葉を並べて飲み込む、これが一番良くて一番最低な方法。
光が嫌いなのは自分を持ってて正しいを突きつけていて、本当は暗さを消してくれるやつなのに私まで、私まで消してしまうような輝きを持っている。
カーテンから少し漏れた光を遮断し自分の部屋が真っ暗になる。
「変わらなきゃ変わらなきゃ」
下でお母さんが電話に向かって謝っている、こんな私でごめん、謝ることしかできなくてごめん。
周りがそう言ってなくても、雰囲気がそう言っている。
ふと、スマホを慣れた手つきでタップし鬱病治し方と検索する。
“日光を、、浴びる?”
そんなことだけで、そんなことだけで本当に変われるの?
カーテンに視線を移し手をかける。深呼吸をし、少しほんの少しから開けてみる…
「眩しぃ」
いつも見ていた景色なのに初めて見た景色のような気がする、
こんなに変わったんだ、あたりが照らされる。
後ろでドアの開く音がする、そこには驚いた表情のお母さんがいた。
自然と涙と謝罪の言葉しか出てこなかった。
「ごめんなさいお母さん私頑張るよ」
お母さんは私を抱きしめるもうそのところからあまり覚えていない。
高校を卒業した今、
自分の家であの時のカーテンに手をかける。
今でも忘れていない、あの時のカーテンと周りの人たちのおかげで挑戦することができるようになった。
カーテンを大きな音で思いっきり開ける。
「さ!今日も一日頑張ろう!」

6/29/2025, 10:40:57 AM

グロ注意

ある夏の日僕は恋に落ちた。
それは色とかで表すならそんな代表的な色ではなくて真逆の冷たい色をした青とか黒、そう言った方が似合っている。
なぜそんなことを思うのか僕にはわからないけど、この青く澄んだ空の下で恋をし真っ黒な目をしたきみを見てピッタリだと思ったんだ。
単純に僕は赤が嫌いだ、僕と真反対の色で元気でなんでも照らしてしまう暑苦しい色だからだ。
僕が恋したきみは僕と同じ色、冷たくて寂しそうでも見た目のせいで誰も近づかない。
「可哀想な子」
遠目できみを見ながら小さく呟く、きっと聞こえてないだろうなんて思いながら今日の観察日記をつける。もちろんあの子のね。
自分でも狂ってると思う、でも昔から知っていたことだし周りだって知っているから僕に近づかない。
満たされたいんだよきみで
たくさんたくさん集めてでもやっぱりまだ物足りなくて、、、
いっそのこと監禁していつでも眺められるようにしたいし、
どこにも行かないようにしたい。
「ねぇちょっときて」
君のことを考えてたら君が僕の前に立ってついてきてと言っている、これはきっと僕の気持ちに気づいてくれたんだ!なんて考えながら君の後ろについて行く。
人気のない場所、僕だけの鼓動がうるさく響く。
でもね、きみは震えてた。きっと僕に告白するのが緊張しているんだ。かわいいなーぁ。
「あのッ、す、ストーカーするの、やめてください。」
は?僕が期待してたのとは裏腹に身に覚えのない言葉を僕にぶつけてくる。
なにそれ、僕たちは両思いじゃなかったの?、嘘だそんなはずない。きみがそんなこと言うはずない!
鈍い音が響く、それを合図に僕はきみを無意識のうちに殴っていたことに気づいた。
ごめんなんて思わなかった。ただ撲を裏切った君に復讐がしたかった。
僕の右腕は止まることなく君を傷つけてしまう、
「あー、こんなことしたくなかったのに」
僕の大好きな君が、僕の大嫌いな赤色で染まる。僕と君の色僕が恋した君の色に治そうと青く深くもっともっと頑張るけど、僕の大嫌いな赤にしか染まらない、
気づいたら君は寝ていた、きっと緊張して疲れたのだろう。
僕の手を見ると赤く染まっていた、これが君の色?
今だけは僕の嫌いな赤色も君のおかげで愛おしく見えた。

作者から
ごめんなさい🙏
唐突に描きたくなっちゃいました。
グロ系的なのはこれで終わりにします。
もうここでは書きません。
見てくれた方ありがとうございます

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