恋(れん)

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4/8/2024, 12:48:34 AM

「消えたい私はどうすればいい?」

夕日が沈む時間に、君にそう聞いたのはいつだったか。

私はその場に泣き崩れてしまって、その瞬間の彼の顔は見えていなかった。
でも君の、とても透き通るような声は覚えている。

「君は消えて良い人間じゃない」

とてもおかしい言葉だったが、私の心にはとても深く鋭く刺さったのだ。
私はより一層泣いた、私は消えちゃいけないのだと、君に言われたから。
まだ生きる意味があったのだと。

私は言う

「生きていたい私はどうすればいい?」

と。

君は言う


「生きていればいい。例え誰かに否定されても」

と。

私の身体に久しぶりに体温が戻った気がした。

3/26/2024, 3:50:34 AM

「好きじゃないのに」

「ねぇねぇ!愛ちゃんは好きな人とかいるの~?
 そんなに可愛いんだから一人や二人や3人は余裕
 で居るでしょ!」

 また始まった…

「えぇ~何それ~
 可愛いから好きな人がいっぱい居るって思って
 るの~?
 まぁ確かに好きな人は居るけどさぁ~…」
 
 私は高校2年生の 水野 愛(みずの あい) 
 
 そう…私には別に好きじゃないけど付き合ってる
 人はいる。
 私は好きと言う感情が分からない。
 だから、人と体をかさねれば分かると思い、なん
 でもない人と何度も体をかさねてきた。
 結局、体を何度かさねても好きは分からなかった
 んだけど……一つ分かったことがあった。
 なんでもない人と体をかさねる度に、自分が汚れ
 ていく感じがあった。

 今付き合っている人とはまだ一ヶ月目だ。
 だけど、今回はちょっと早めにお別れにしようと
 思う。
 最近、あることないこと私の噂を流してる人が居
 るらしく、そろそろ先生に注意をされそうだから
 だ。

 あっという間に時は過ぎ、もう高校3年生になっ
 た。
 今日は新入生を迎える日だ。どんな子が入学して
 くるかなんて全然気にならない、が、友達に昼休
 み中に新入生の教室に一緒に行こうと誘われて見
 に行くことになってしまった。
 これだから友達関係は面倒くさい。
 だけど、私は友達に感謝した。
 今日一緒に行こうと、誘ってくれて、ありがとう
 と。 
 私は、ある一人の新入生に心をわしづかみにされ
 た。
 新入生の男の子を見ると、胸がドキドキとして、
 他の子から話しかけられて笑っているところを見
 ると、とても胸が痛かった。
 やっと分かった。
 これが恋なのだと。
 私はその男の子の元に行こうと、教室に足を踏み
 入れる。
 上級生とだけで目立つだろう。だけど、私は人よ
 りも容姿が整っているせいで、余計に人目を引き
 つけたようだ。
 教室の新入生や、廊下に居た上級生達がザワザワ
 としている。
 だけど私は周りの人達を構わずに、男の子の元に
 真っ直ぐに歩く。
 男の子は女の子と楽しく会話し終えたところだっ
 たようだ。
 私はチャンスと思い話しかける。

「こんにちは😊
 私は3年の水野 愛って言います😊
 良ければ学校案内をしたいんだけど、今お時間
 良いですか?」
 
 彼は少し照れているようで固まってしまった。
 そんなところもまた可愛い。
 男の子が口を開く。

「こ、こんにちは💦
 俺は1年の水沢 心(みずさわ しん)って言います
 是非案内してくれると嬉しいです!!
 よろしくお願いします。」

 これはきっと運命だ、名字が似てるし名前が一文
 字なのも一緒だ!
 やっとみつけた私の心がときめく人。
 絶対に逃がさない。
 私が居なきゃ生きていけないようにしてあげる。

        ―終わり―



久しぶりの投稿です!
結構書いたなって思ってます(笑)
久しぶりに書いたので誤字脱字があったりしたらすみません💦
もし長文で読みづらかったらすみません💦
最後まで読んでくださると嬉しいです!😆

1/29/2024, 10:09:18 PM

I LOVE


何度口にしたところで君は振り向かない。
だけど、言ってしまうんだ。君が例え僕を嫌っていても。


昨日長文書いたので超短文を書きました(笑)

1/29/2024, 1:06:57 AM

「街へ」
私は一週間前に記憶喪失をしたらしい。理由は学校に行く途中に、居眠りトラックに跳ねられ頭を強く打ったかららしい。その時私の他にも誰か居たらしいが、今も思い出せないでいる。


「……?」
私は知らない間に寝ていたらしい。相当疲れていたのだろう。
今は夜だ。
気まぐれだった。急に一人街で散歩がしたいと思い、重い足を動かした。
今日の私は黒い格好だ。理由は忘れたけどなんだか目の周りが痛い。今日は雨が降っているというのに、傘を差さずに外へ出た。
私の肩に一つ二つと止めどなく雨の雫が私に降ってくる。
私は耳を澄ます。いつもの街だが一人で歩くとまた違う風景が見える。いつもなら誰かの体で見えなかった物が見える――
キイィィィィィ――――――ン

うっ!

私は頭を抱え、その場にしゃがむ。
急に頭に激痛が走る。それと同時に私の脳裏で何かの映像と声が流れ出す。

「ほんとお前は雨に濡れた街が好きだなぁ。」
「しょうがないじゃーん。好きなものは好きなん
 だもん!」
「ま、そんなところもお前の魅力だけどな(笑)」

わたしと誰かが楽しそうに笑言をしている。
――ポロポロ

「あ、れ?ど、どうして…」

気付けば私の目から涙がポロポロと流れてきた。それは止まることを知らず、いつの間にか私は声を上げて泣いていた。ある人の名前を口にして。

「優弥!優弥ぁぁぁぁ~!ゆうやあぁぁぁぁ~!」

その名前を口にしたときまた

キイィィィィィ――――――ン

そして先程のように映像が流れ出した。先程よりももっと多く。

「……ッ!」

全てを思い出してしまった。
恋人がいたこと、そして名前は優弥ということ。そして優弥と学校に行っている最中に、居眠り運転をしているトラックに、私が跳ねられそうなところを優弥が楯になったこと。
……そして、優弥が亡くなって、葬式が今日だと言うことを。
私はその場に倒れ、気付いたら自分の部屋のベッドの上に居た。
私は気付いた、これからは優弥が居ないこと。もう二度とあの優しさに、暖かさに触れられないと言うこと。私の全てを許してくれる目を見れないと言うこと。私の全てを包み込んでくれる暖かい彼がいないと言うこと。
私はこれから生きていけるのだろうか。
私は狂ってしまわないか。

「ハハハッ…ハハ……優弥……愛してるよ……」

グサッ



こんにちは!
今日は頑張って長文を書いてみました!!
誤字脱字がないか不安でしょうがないです(笑)
でも久々に長文書いたんですけど、結構良い感じに出来て嬉しいです😆
これからも呼んでくださると嬉しいです😊





1/27/2024, 2:37:08 AM

「ミッドナイト」

ミッドナイト、私にはとても大切なもの。
私には友達が誰一人として居なかった。
そう、形だけの友達も。それは、私が人間不信だからだ。家族さえも信じられない私は、クラスメイトと話していてもすぐに話の内容を疑って、会話を楽しめないのが原因だった。
私の表情はいつも愛想笑いを浮かべていた。いつしかクラスメイトと喋るとき、愛想笑いをするのは義務だと思ってしまっていた。そんな私を皆は嫌った。
家族はそんな私を嫌わず、笑顔でしょうがないと受け入れてくれた。
だけど…私は辛かった。そんな家族の笑顔にも裏があるんじゃないかと、思ってしまう私が。誰も信じられない私が。
嫌いだった。

そんな私を嘘偽りなく接してくれるのがミッドナイトだった。接するも何もないけど、その涼しさで、冷たさで私を正気に戻してくれる。たまに残酷ではあるけど、私にとって何よりも大事だった。ミッドナイトが来たら明日が来る。だけど、明日が来たらまたミッドナイトが来る。
私をまだこの世に縛るのはミッドナイトだけかもしれない。


すみません!最近ずっと書いてませんでした!
最近ちょっと忙しくて…これからはちょっとずつ書いていくつもりなので、また呼んでくださると嬉しいです!😊😆
これからもよろしくお願いします😊

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