汚水 藻野

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3/1/2024, 11:11:19 AM

コートに立っていたかった。
ただそれだけを考えていた。
コートに立って、立って、立って、立ち続けて。全員が口を揃えて「天才」と呼ぶあいつより優秀だと、見せつけてやりたかった。

バレーで、このチームで、今目の前にいる"アレ"を倒すために必要なのは、俺だと。
俺は別に天才じゃない。だからこそ天才が許せない。

長けた才能。圧倒的センス。生れ持つ特性。

どれも、神様は俺に与えてはくれなかった。

だから努力した。

そいつらに敵うくらいの強さを求めて。
俺が勝てない相手に勝てるように。
誰もが目に留まる選手になるために。

そうしたら言われたんだ。

「バレーはコートに六人だべや」
「"六人で強い"方が強いんだろうが」

コートに立っていたい。
絶対俺の仲間と一緒に。

「信じてるよ
お前ら。」

このセリフは、いつか言われる時が来るまで使い続けると決めた。

_2024.3.1.「欲望」

コートに立ちたい欲望。
幼馴染が気づかせてくれた己の貪欲さ。

「信じてるぞキャプテン。」

HQ。醤油豚骨担々麺。

2/29/2024, 2:16:02 PM

特に行き先は決まってなかった。

近所の友達のお兄さん、それはこの国を代表するトレーナー。その人から、旅には必要不可欠な、最初の一匹を貰っただけだった。

言って仕舞えば成り行きだった。

トレーナーとしての、第一歩を踏み出す。

「あ、ま、まって!乗せてください!」

「ちょ、ちょっと待つんだぞ!」

あまりに息ぴったりに言うものだから、二人でくすっと笑い合った。

旅の始め方なんて、少しの好奇心で十分だ。

それだけで人は、

「『今ここに!新たな王者が生まれた!』」

変わるのだから。

_2024.2.29.「列車に乗って」

剣と盾。旅の始まりはぶらっしー駅からだったなって。
ハートマークありがとう!

2/28/2024, 12:24:35 PM

「ここに来れてよかった。」
真顔とも笑顔とも捉えられるような読めない表情で言う。
マネージャーとして。選手として。監督として。応援する身として。コートの審判として。ピンサーとして。エースとして。囮として。

誰もが「勝つ」と信じてここに立つ。

緊張するだろう。後悔するだろう。それでも、"ここ"に来た以上は、やるしかない。

でも、こいつからは緊張も後悔も感じられなかった。まるで、烏。どんな場所までも一瞬にして自然に溶け込む。絵の中で、一部として完成しているような。
いただき
まだ、誰も届かなかった"頂点"へ。

飛べ。
勝つ瞬間
まだ、誰も見たことのない「景色」へ。

飛べ。
ゴミ捨て場
また、誰もが待ち望む遠くの「"街"」へ。


飛べ。

_2024.2.28.「遠くの街へ」

HQ。

「pkmnぜっとえーどんな感じなんだろ!?楽しみだな、シャドーマウンテン!」
「まずシャドーマウンテンってなんだよ。」

2/27/2024, 11:16:39 AM

今日は私にとって特別な日だ。
きっとこの小説を覗き込んでくれている物好きな読者もそういう人が多いのではないかな?

…。……草むらから何か物音が聞こえた。

高い声。黄色い。何か帽子をかぶっている。60センチほどの小さな体が、私を覗き込んだ。

「…やあ。きみは誰だい?」
見つかったのに逃げない。それどころか少しきまりの悪そうなほっぺたと同じ赤い顔をしていた。ツンデレか。

「おーい!どこ行ったんだよ!

…あ!!!」

10歳くらいの帽子をかぶった少年が、黄色の生き物を見て、驚きの声をあげる。
「…飼ってる……の?」
犬でも猫でもないのだから、「飼う」というのは何か違う気がしたが、とりあえずそう聞いてみた。
「うーん…?まあそういう感じ!でも飼うって言うより、

オレの"相棒"!

お姉さんが見つけてくれたんだよな?」
そう問いかけるうちに黄色の生き物は少年の肩に乗る。うん、と応えると、少年は笑った。
「こいつ迷子になっちゃってさ。
探してたんだけど…そっか!!

さんきゅーな!」

「あ、いや、…うん。頑張ってね」
それだけ言って、少年に背中を向けた。

「相棒」…か。
ここまで読んでますか?物好きな読者よ。

"あなたの「相棒」はだれですか?"

_2024.2.27.「現実逃避」

私は特攻145のしゃんでりあです。
なんなんですか?なんであんな妖艶な見た目しといて可愛くてかっこよくて強いとか。
そういうの……よくないと思います!!!

23時からのpkmnデー楽しみ〜!(歓喜)

2/26/2024, 1:08:23 PM

気づけよ。
「キミの母親は…
キミのことを、本当に愛していたよ」

泣きそうなんだよ。
「今まで、すまなかった」

大切なものがなくなったんだぞ。
「キミたちのその自由さがうらやましい」

オレに血の繋がった家族は母親だけだった。

たとえ長く家に戻ってこなくとも。
たとえ研究に没頭し続けても。
たとえもう戻らなくなってしまっても。

オレにとって家族は、お前しかいなかった。
愛を知るには相棒と。
楽しいを共有するには友達と。
悲しいが一番理解できるのは自分だと。
どんな感情であっても、オレの人生の中での母親はほぼ記憶になかった。母親だという事実、それすらもたまに忘れる。
血縁関係があるのに、どこか他人のようで。

でも。

「冒険に胸を踊らせるとは…、
…こういう気持ち、なのかな」

こう言った時の彼女は、まさしく自分と重なった。
ああ、オレもだよ。どうしてそんなところだけ似てしまったんだ。
ワクワクもするのに、ドキドキもする。
楽しみなのに、不安が募る。


それでも世界を見てみたい。

そういうのに心をいっぱいにさせて、少しの好奇心で歩くんだ。

「今さらずりいよ」

そういえば、オレは初めて母ちゃんの前で、「母ちゃん」と呼んだかもしれない。

_2024.2.26.「君は今」

ペパ先目線の話。pkmn。また熱が入り始めるかもしれない…。
HQ、第二特典狙って映画行こっかな。

他校の友達(先輩)が、ちょうどゴミ捨て場観に行ったらしいんです。いいな!!!!!!って思ったら、特典もらいにあと4回くらい観に行くよーって。

くそっっっっっっっ!!( ༎ຶŎ༎ຶ )

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