空を見上げて心に浮かんだこと
私に彼氏はできるのだろうか。
大して頭は良くもないのにプライドは高くて。
自分の思い通りにいかなかったらさすがに良い歳だから癇癪を起こしはしないけど、
イライラして。
外では嫌われたくないから気を遣いまくるけど
本当は人のために何かするなんて無理、イライラしながらしてる。
そのくせ自分のためになんでもして欲しいと思っている自己中さ。
人の悪いところをすぐに見つけて、その悪い印象を固めてしまう。
外面がやけに”良い人”だからこの腹黒さを出すことが苦手で。
素を出せずに生活しているのが苦しくてたまらない。
こんなに性悪でめんどくさい女が彼氏ができると思う?
いや、そもそも性悪でめんどくさいことを表に出せないから
私の素を好いてくれる人がいるかさえわからない。
その点ネットだと顔を出さないから素を出すことのハードルが下がる。
性格の悪さを出しつつ好いてくれる人を探せるから良い。
でも、ネットだと真剣に恋愛したいと思っているかどうか分かりにくい。
自分の素性がわかりにくいからこそやりやすいが、
同時に相手の素性がわかりにくいからやりにくい。
そして、ネットだと真剣に恋愛したいと思っている人が少ないような気がする。
私のようにある意味訳ありな男の人を探している。
少ないがいるにはいる。
でもやっぱり学歴がある方が良いし収入が高いほど良い。
そうなってくるとやっぱり、、、なかなかいない。
はあ。
いつになったら私には彼氏ができるのだろうか。
分かっている。
彼氏ができない原因は他でもない、魅力のない私のせいだと。
こんなに嫌な女を好こうとする男の人なんていない。
むしろ好いていたら心配して追い払ってしまうかもしれないな。
いつかは。。。いつかは、幸せに、なれなら、いいなあ。。。
ここではないどこか
気づくと、見知らぬ豪邸の門の前にいた。
「大きい、、、」
家の大きさに圧倒される。
とにかくでかい。
立派なのは家の大きさだけでなく、外観もみたいだ。
立派な煉瓦の外壁、真っ白で汚れ一つない壁、ぴかぴかに磨かれたたくさんの大きな窓、綺麗な紫色の屋根。
私は何も考えず庭に入った。
ふさっとした、草の柔らかい感覚が足に伝わる。
と、コツン、と足に何かが当たる間隔がした。
足元を見てみると、青紫の鉱石のようなものが地面に落ちている。
ぼわんと不思議な光を放っていた。
しかも、結構な大きさだ。
手のひらの半分くらいはあるだろうか。
思わず手に取った。
結構重い。
と、少し先にも同じような鉱石が落ちているのが見えた。
そこまで歩いてまた拾う。
と、また先にも。
またその先にも。
私は必死に鉱石を拾っては歩いて拾っては歩いてを繰り返す。
まるで私を家の裏へと誘導しているようだった。
だんだんと拾って歩くスピードが速くなっていく。
私は周りの景色なんて構わず鉱石を拾い続けた。
あっちにも。あ、あっちにもある!
どんどん拾っていくと、突然鉱石が見つからなくなった。
あたりを見渡すと、そこはもう豪邸の庭ではなく、
暗い洞窟の中だった。
不思議と恐怖心は0だった。
洞窟の奥には一体何があるのだろう。
それが気になり、純粋な興味で奥へと進む。
全然奥の方が見えない。
だんだん歩く速度が増してきて、ついに走り始めた。
暗闇の中をとにかく走る。走る。はしる。
だんだん息が切れて苦しくなってきた。
それでも走り続ける。
すると、暗闇の中に一筋の光が現れた。
きっと洞窟の先は外に繋がっているんだ。
光に向かって必死に走った。
徐々に光が大きくなっていき、外に近づいているのを感じる。
もう少し。
もう少し。
もう少しだ。
とにかく走り続ける。
と、いよいよ光が強まってくる。
そして、一気に視界が開けた。
さっきまで真っ暗闇の中にいたせいで目が眩む。
しばらく目を瞑ったままでいると、
徐々に目が慣れてくる。
ゆっくりと、目を開いてみた。
目に飛び込んできたのは、大きな海。
灯台のような場所に出たらしい。
見渡す限り海。海。海。
水平線までずっと海。
広い広い海。
どこまでも海。
太陽の光が反射して、海がきらきらと光っている。
「綺麗、、、。」
思わず、呟いた。
しばらくうっとりと景色を見つめる。
と、体に異変が起こった。
なんだか頭がぼおっとしてくる。
徐々に意識が薄れていった。
「んんんん、、、ん?」
目を開けると、そこは壮大な海ではなく、無機質な白い天井があった。
体はベッドの上。
だんだん意識がはっきりしてくる。
そうだ。私、昼寝してたんだった。
ってことは、さっきまでのは、、、夢?
あんなに綺麗な夢、初めて見た。
もう一度寝たら、続き見られるかな。
そう思ってもう一度寝ようとしてみたが、
寝ようと思えば思うほど目が冴えてくる。
「ああああああ!!!もっかいみたいのにぃぃいー」
全然寝られないため、しびれをきらしてベッドから起き上がる。
せめてこの夢をただの夢で終わらせたくない。
忘れるにはもったいなさすぎる。
そうして私は今、夢の記憶を鮮明に書き綴っている。
繊細な花
「推しとかいる?」
「うち、ジャニオタなんだよねー」
「えー!マジィ〜?」
高校入学からまもない時期。
皆、友達を作ろうと必死だ。
私も早く親友を見つけたい。
とりあえず1人は信頼できる人を作っておかないと。
安心して高校生活送れない。
「っとちゃん!まことちゃんってばぁ!」
「、、はっ、えっ?なんか呼んだ?」
しまった。考えに耽って呼ばれたのに気づかなかった。
「だからー!推しいる?」
「あー、えーっと、、、」
好きな芸能人とかアーティストとかいないんだよね。
私、飽き性だから。とは、この空気感では言えない。。。
何かしら捻り出さないと!
かと言って有名な人挙げちゃうと、「あ!その人私も好きなのー!」とかなって、「今、〇〇ってドラマ出てるよね!見てるー?」とか言われて、ついていけなくても気まずいし、、、。
んんんんんんおおおおおおー!
あ。
「い、い、犬っ犬かな!」
犬は本当に好きだし!
嘘じゃないし!
犬嫌いな人、あんましいないでしょ。
なかなか良い答えしたんじゃない?
「、、、へ、へぇ〜、そうなんだ〜」
え、え?
いかにも気遣われた笑顔だった、、、。
私、気遣われると壁感じちゃうから苦手なんだよね。。。
壁作られちゃうとあなたとは気が合わないから距離置くわって言われた気分になってしまう。
壁を作られると、壁を取っ払ってほしい、仲良くなりたい、気に入られたいって思いが大きく膨れ上がって、神経をすり減らして自分らしくない話し方をしてしまう。
でも結局本心を見せてないから仲良くなれない。
壁はずうっとそこにあるまま。
ずっと壁を感じながら話すのにも疲れちゃって、
もう仲良くならなくていいやって思っちゃって、
結局仲良くなれない。
人と関わるうえで壁を作られる瞬間は少なからずある。
その度にこの重たい思考回路を毎回毎回するのだから、人と関わりたくなくなってしまった。
こんなに弱虫な自分が嫌いだ。
すぐにネガティブに考えてしまい、すぐに追い込まれ、すぐに自分が嫌になる自分が、嫌になる。
そんなすぐに傷つく自分が嫌になる。
繊細な自分が嫌になる。
いっそのこと何も考えずにしゃべれたらどれだけ楽だろうと思う。
思ったことを思った時に言って、それで笑いを取れたら、、、
そんなに幸せなことはないだろう。
一度挑戦してみたいとずっと思い続けている。
だけど、もしすべったら?上手くいかなかったら?
上手くいかなかった時のことを考えると、
挑戦するのが億劫になる。
なぜそんなにも失敗を恐れているのだろう?
自分でも分からない。
つまるところ、傷つきたくないから、現状に不満をもっていても挑戦しない。
そんな繊細な自分も嫌になる。
生きていく限り、人と関わることは避けられない。
つまり、人と関わるときに必ず生まれるこの負の感情を、一生感じ続けなければならないのか。。。
いっそ死んでしまえば楽になれるのだろうか。。。
もうこの世界に未練はない。。。とは言い切れないが。
まだやりたいことはたくさんある。
あるにはあるけど、それを投げ打ってでも楽になりたい気持ちが強い。
けど、死ぬのは怖い。
痛いだろうし、苦しいだろうし。
それでも楽になりたい。
でも痛いのは、、、。
死ぬときの痛みへの恐れが、かろうじて私の自殺を食い止めている。
結局私は生き続けている。
死ぬ時さえ勇気を出せないのかと自分に絶望している。
絶望しながら、しぶとく生きている。
そんな自分が嫌いだ。
そういえば、久しぶりに友達親子と出かけた。
友達のお母さんは、県随一の進学校卒らしいが、
大学にはいかず、やりたいことも見つからず、遊び呆けていたらしい。
23才になってやっとやりたことを見つけ、専門学校に行って、夢を叶えたんだとか。
そんな人生もあるのか、と思った。
私も県トップの進学校に在学中だが、将来は旧帝大に進学し、大企業に勤めるという、レールの上を真っ直ぐ進むだけの人生しか見えていなかった。
思っているよりも生きるのって自由なんだな。
父に学校に行きたくない理由はなんだと聞かれた。
実は私は今不登校だ。
私は、好きな時に好きなことを好きなだけできないから嫌だ。それに人に気を遣いまくってしまうから人が多いところは疲れると答えた。
父はそうかと言って、しばらく経ってからポツリと呟いた。
「まことには〇〇高校があっているかもな」
なにそれ?と聞くと、自分の興味のあることをとことん突き詰められる学校だ、と教えてくれた。
その代わり、皆本気で突き詰めにきてるから空気感が今の学校とは全然違うけどねとも言われた。
父は常に解決策を出そうとする。
今まことは先々のことを考える余裕はない。
今の状況を打破しようとも思わない。
そんな気力はどっかいってしまった。
だから解決策を出そうとする父を見ると、もう解決しようとするのか、もう少し休ませてくれよと思ってしまった。
夜中に目が覚めてしまった。
しばらくベッドの上でゴロゴロしていたがどんどん目が冴えてくる。
もう今夜は寝れないかもしれない。
ついにまことは諦めて起き上がった。
なんだか心がざわざわする。
心を落ち着かせたい。
ベランダに出た。
夜風に当たるとなんだか落ち着く。
しばらくベランダの壁に寄りかかっていると、
ふと、父から勧められた高校のことを思い出した。
少し調べてみようか。
スマホをポケットから飛び出し、高校名を検索してみる。
ホームページを開いた。
「通信だから、できることがある。
通信じゃないと、できないことがある。」
ホームページを開くとすぐに、白黒のでかでかとしたキャッチコピーが浮かび上がってきた。
デザイン、音楽、ICT、語学、、、
学べることが多岐に渡っていた。
大学受験を考えていれば、難関大学対策の授業動画も視聴することができるらしい。
本当に好きなことを好きな時間に好きなだけできる環境が整っている。
まことは気づけば、食い入るようにホームページを読んでいた。
あれだけ解決策はやめてくれと思っていたのに、
今ではこの高校に行きたい思いが強くなっている。
今通っている高校に進学を決める時は、本気で行きたいとは思っていなかった。
ただでさえ狭い視野の中で、最もマシな高校を消去法で選んだだけだったのだ。
通信制の高校なんて考えたこともなかった。
どこかでこのまま簡単に高校を決めて良いのか、しっくりきていない気持ちはあるにはあったが、、、。
だが今調べているこの高校は、本気で行きたいと思わせてくれる。
こんな感覚は初めてだ。
なんだか嬉しい。
高校を一通り調べた後、もしこの高校に通ったとしたら、将来はどうなるのだろうと思った。
自分の将来について深く考えてみる。
やりたいこと、なりたいものは山ほどある。
宇宙の研究者になりたい、陽キャになりたい、アニメを作ってみたい、音楽を作ってみたい、モテたい、医学について学びたい、歌手になってみたい、有名になりたい、小説家になりたい、塾講師になりたい、地学の研究をしたい、やりがいのある仕事がしたい、役者になりたい、結婚したい、垢抜けたい。
しばらく考えを巡らしていると、あることに気づいた。
一見バラバラチグハグに見える夢の数々。
だが、もしかしたら分類できるのではないだろうか。
まず、探求・研究系。
宇宙、医学、地学について学びたい、研究、開発をしたい。
次に、創作系。
アニメ、歌、本を作りたい。
歌いたい。演じたい。
といった、何かしらの作品を作りたい。
そして、チヤホヤ系。
陽キャになりたい、モテたい、有名になりたい、垢抜けたい。
チヤホヤ系は職業にはできないが最初二種類のやりたいことはできそうだ。
だが、安定しづらい職業ばかりだ。
それに、ある程度社会経験を積むことが社会を生き抜く上で大切になるだろう。
だから、一度一般企業に就職して、社会経験を積みつつ、やりたいことを探すのがベストだろう。
仕事をしながらやりたいことを探すためには、しっかり休日が取れることが必要だ。
つまり、福利厚生がしっかりとしている大手の会社に就職することが重要になる。
そのためには、勉強を頑張って、頭の良い大学に行かなければならないだろう。
将来の道筋が少しだけ見えた気がした。
よし。明日から自分なりに勉強してみよう。
いきなりたくさんはできないかもしれないけど、
自分のできる限り頑張って、夢に近づけるように。
まことはベランダから部屋に戻り、ベッドに潜った。
そしてしばらくすると、深い眠りへと落ちていった。
1年後
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「あ〜っはっはっは〜!!」
「ちょっとまこと〜笑いすぎでしょ〜」
「いやいや、だってさ!ひっひっひぃ〜、涙出てきたっ!」
ペットショップでシャンプーしてもらった、飼い犬のジョン。
その姿は、シャンプー前とは似ても似つかない姿になっていた。
シャンプー前は、シュッとしていた。
だが今は、ふとっちょのおぼっちゃまみたいになっている。
体は太っちょなのに、目はきゅるるんとしているところが愛らしい。
が、同時にとてつもなく面白い。
見た目だけでも面白いのに、
ジョンの虚無感溢れる表情が面白さを倍増させていた。
ひとしきり笑った後、ジョンを受け取り、かごへいれる。
「ありがとうございました〜!」
店員さんに見送られ、ペットショップを後にした。
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家に帰ると、ジョンをかごから出してあげた。
とことこと歩く太っちょのおぼっちゃまスタイルのジョン。
相変わらず面白い。
ずっと見ていられる。
「まことー?もうすぐ、ジョンのごはんの時間だから用意してあげて〜」
「はーい」
まことはキッチンへ向かった。
ポットに水を注ぎ、スイッチを入れる。
しばらくすると、シューッと言いながらポットがお湯を沸かし始めた。
ジョンは1週間前にお迎えしたばかりの子犬だから、
ドッグフードをお湯でふやかしてからあげるようにしないと、
上手く飲み込めないんだとか。
ふと、足に何かが当たったような気がした。
下を見ると、ジョンがまことの足に鼻を擦り付けている。
「かっわいい〜!!」
まことはしゃがんで、ジョンをなでくり回した。
しばらく撫で回した後、もう既にお湯が沸いていることに気づく。
立ち上がって皿にドッグフードをついで、
そこにお湯を注ぐ。
タイマーを15分にセットし、スタートさせた。
お湯でドッグフードをふやかすのは、
生後半年ぐらいまでらしい。
きっとあっという間なんだろう。
ジョンの誕生日は3月だから、9月で生後半年だ。
犬の半年って、人間にしたら何歳なんだろう?
犬の1歳は人間の20歳らしいから、その半分かな。
そうか、たった半年でまことの年齢にぐっと近づき、1年も経てば追い抜かれるのだ。
ジョンが1歳になったとき、
はたしてまことはどんな自分になっているだろうかと考える。
自分を誇りに思えるようになっているだろうか。
今よりも良い自分になれているだろうか。
なれていたらいいけど、きっとなれていないだろう。
だって今まで生きてきた中で、成長したことは身長と体重くらいで、内面的な成長はないから。
これまでだってないんだから、これからもないだろう。
生まれたときから今までの間で、
内面的に成長する感覚がわからないままだから、
これから先も成長したくてもできない気がする。
ごちゃごちゃ考えていると余計にごちゃごちゃしてくる。
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「ピピピピピピピッ」
タイマーがなった。
まことは皿をリビングまで運び、ジョンの目の前に置いた。
バグバグと食いつくジョンの様子からは、元気いっぱいで健康であることがよくわかる。
これから先、1年後も2年後も10年後も20年後もずっとそうであってほしい、死ぬまで一生一緒にいたいと思った。
だが、そうはいかないことはわかっている。
ずっと一緒にいられないからこそ、そのぶん100年分の楽しさをぎゅっと詰め込んだ15年間にしてあげたい、そのためにたくさん楽しい思い出を共に過ごしたいと強く思ったのであった。
子供の頃は
真琴の寝室にある電気には、電球をはめるところに大きめのくぼみがある。
そのくぼみと、電球の影と電球の形が重なると、
悪そうな顔がにやっと笑ったように見える。
真琴のマンションの階段は、晴れの日には手すりと壁と手すりの結合部分から影が伸びて、
きっと睨んだような顔に見える。
真琴はそれらの見ると怖くて、なるべく視野に入れないようにする。
真琴だけの小さな友達もいる。
パーカーを着て、いつも眠そうな友達。
魔法を使える友達。
ふっと息を吹きかけるだけで絵やねんどを本物にしてしまう。
片付けられてない、ぐちゃぐちゃし
「真琴ー、誕生日プレゼント何が良い?」
「んー、かえるのぬいぐるみ!!」
チャレンジ一年生のかえるのキャラのぬいぐるみが欲しかった。
好きな動物、アニメキャラは決まって体が一色のシンプルなもの。
もぐら、忍たま乱太郎のヘムヘム、ゆるゆるパーカーを着た女の子、ティンカーベル、魔女の宅急便のキキ、絵本に出てきた小さな女の子。
そして決まって、気に入ったキャラは友達にするか、自分がなり切るか。
キャラが吐くセリフまで決めていた。
もぐ〜としか言えないもぐら、イエスしか言えない女の子。
成りきって遊ぶ時は自分の好きなシーンやスチュエーションを小道具まで準備して、何度も何度も繰り返す。
それだけ想像力豊かだったから、
寝室の電球の影がニヤリと笑った顔に見えたり、
階段の影が鋭く睨んだ顔に見えたりした。