この投稿をもって、一度このアプリを消そうと思う。
一度、とわざわざ言葉にしたのは名前を変えて気持ち新たに投稿を始めるかもしれないし、もうこれきりと辞めるか決めあぐねているから。
今まで1149回もの反応を頂いていた事に感謝します。
最後に投稿したのは昨年の5月。読み返して、ああそうだった、この頃は自分の境遇にひどく悩んでいたものだったと当時の感情が蘇る。この頃だけではなく、この後もしばらく、なんなら昨年いっぱいくらいまでは自分の事で一杯一杯だった。過去に追い詰められて、見えない重圧や後ろめたさに溺れていた。そしてそんな私を救ってくれるのはきっと君だって信じてた。
でもある時気が付いた。他の人を思い過ぎることは自分を必然的に二番にしてしまうことと同義であることに。もちろん、今だって君にはとっても救われているし、言葉を尽くしても伝えきれないくらい感謝もしている。それは揺らぎなく、変わらない事実。
だけど、胸の中で体育座りのままじっと動かなかった幼い頃の姿の私がある時叫んだ。「もっと私を見て!」と。
私はその時になって初めて気が付いた。一番大切にすべき自分を蔑ろにしていたこと。その結果、自分の好みやしたいことさえも曖昧になってしまったことに。
それから私は、私がしたいことに耳を傾け続けた。胸の中にいる幼い私の声は蚊のように細くて、よく耳を傾けないと周りの大きな声にすぐ掻き消されてしまう。それでも、今の私は何がしたい?どこへ行きたい?何が食べたい?それとも何も食べたくない?眠たい?と私に問いかけ続けた。私がしたいことをして、私との小さな約束を守り続けた。そして気がつくと私はあの冷たい心の底の沼から抜け出していた。自分を救えるのは自分自身だけなのだと知った。それは暖かな発見だった。
10ヶ月前の私へ。
過去は変えられない。だからそれはひどく恐ろしくて、いつだって私の足を掴んで引き止めようとする。今だって時々負けそうになる。涙が浮かぶ夜もある。
だけどね、明日は選べるの。今起きたことをどう受け止めて、周りにどう還元するのか。自分の中に今浮かんだ感情を、どの言葉を使って相手に伝えるのか。それを選び続けた先にきっと変化がある。人はいつからでも、どんなふうにでも変われると私は信じてる。きっとあなただってどこかで信じていてくれたから、今の私がある。戦い続けてくれて、抗い続けてくれてありがとう。頑張ったね。
ああ、それとね。彼女との通話は結局今も変わらず続いているから気にしすぎないように。他人の縁はきっとなるようにしかならない。感情や願いで結び続けるようなものではないんだよ、きっと。
メモからそのまま転載 心の吐露
根腐れのようだ、と思った。
愛をたっぷりと注がれて、しっかり換気した(ように思える)家で、丁寧に管理されて、ぬくぬくと育ったように見えるだろうし、実際そうなんだと判ってはいるつもりだが、蟠りは溶けない。苦しい。たったさっき根腐れしてダメにしてしまったエアプランツの茶黒い色を思い出す。限界に近い。苦しい。
誰かが私の人生をもうどうしようもないところまでぐちゃぐちゃにしてくれないか、と思う。できればそれは君であって欲しいと思う。君になら何されたって平気だと思う。
見えないふりはふりでしかない、幸せなふりはふりでしかない。停滞したこの人生にどんな意味がある?甘味は糖を効率よく得るための幻覚、この身体も目に映る何もかもがただの原子と電気信号の塊なら、ここに生まれた意味は何?宇宙のことはわからない。そもそも未来だとか将来だとかそんなものすら信じられない、地球は本当に存在しているのか?馬鹿馬鹿しい考えはやめる。だけど本当に、死んだら終わりで、それ以上の価値はないんだ。もうとっくに人生は始まっていて、今更そんなことに気付いた阿呆な自分に呆れる。停滞。停滞。停滞。
こんな事に悩まなくていい人が羨ましい。心底羨ましい。こんな馬鹿げた悩みに人生の大半を消費した私を指差して笑える人が羨ましい。立ちあがろうとすると裁判にかけられる。忘れられない。戦う勇気が欲しい。もう離れて欲しい。頼むから、もう離れて欲しい。苦しい。いつまでも子供を演じるのは想像以上に痛い。限界に近い。同じような毎日を繰り返す。再放送を繰り返すスクリーンを見ている。遠いところから見ている。私はここにはいない。遠いところから見ている。薄い膜を張ったような皮膚でぼんやりと生きている。
眠ったままのあなたとの約束
琥珀になって眠っている
見て見ぬ振りをしていたそれを
光に透かしてみる
あぁ、なんて怖いくらい綺麗だ
頭のどこかでずっと
終わりの瞬間を考えている
隣にあなたがいないこと
そんな当たり前が酷く情けない
本当は一緒に眠って欲しい
こんなくだらない夜の底でも
馬鹿にされたって貶されたって
僕が知りたい未来は一つだって
言い切ってしまえる馬鹿な僕は
ずっと動かないままだった
眠ったままの約束は何故か
まだ死んではいない失ってすらいない
残酷なくらい熱を帯びている
僕は僕が嫌いだ
少なくとも今の僕はそうだ
頭が煩い
足元と目があったので仕方がない
誰も叱ってくれないので
僕は僕を詰るのが得意になった
「どうしてあなたばかり」と言われる度
無言で僕は僕を叱り続けた
自分に罰を与えなければという切迫感が
どうしても拭えなかった
時折強く消えたいという衝動に駆られるが
君の顔が浮かぶのでやめる
ただ僕の中身が君の知らぬ間に霧散して
僕そっくりの誰かと入れ替わって
消えてしまえれば良いなと思う
君が悲しまなければ良いなと思う
自分の足元に過去の出来事が散らばっていて
思い出したくもないそれと強制的に目があって
そしたら最後、足元に穴が空いてあっという間に
心の底の泥濘まで引き摺り込まれていく
そんな陰鬱な日がある
今日がそれだった
君の家は潔白で綺麗に整っていて
絵に描いたような幸福で
僕の家とは真逆のようで
だからこそ我儘は言わない
君の手は引かない 引けない
僕の過去は僕が捨てるよ
色んな人から押し付けられて
埋められたくだらない過去と一緒に
人から押し付けられた過去というものは苦しい
それは誰より僕が知っているから
ああ、だけど一人で抱え込むには臭くて 重くて
うっかり誰かに渡してしまいそうになる
君は質問をするけれど
君には渡さない 渡したい 渡したいけど
渡せない 渡しちゃいけない
泥濘の中でそんな事を考える
半身埋まった僕が僕を見て笑っていた