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メモからそのまま転載 心の吐露


根腐れのようだ、と思った。
愛をたっぷりと注がれて、しっかり換気した(ように思える)家で、丁寧に管理されて、ぬくぬくと育ったように見えるだろうし、実際そうなんだと判ってはいるつもりだが、蟠りは溶けない。苦しい。たったさっき根腐れしてダメにしてしまったエアプランツの茶黒い色を思い出す。限界に近い。苦しい。
誰かが私の人生をもうどうしようもないところまでぐちゃぐちゃにしてくれないか、と思う。できればそれは君であって欲しいと思う。君になら何されたって平気だと思う。
見えないふりはふりでしかない、幸せなふりはふりでしかない。停滞したこの人生にどんな意味がある?甘味は糖を効率よく得るための幻覚、この身体も目に映る何もかもがただの原子と電気信号の塊なら、ここに生まれた意味は何?宇宙のことはわからない。そもそも未来だとか将来だとかそんなものすら信じられない、地球は本当に存在しているのか?馬鹿馬鹿しい考えはやめる。だけど本当に、死んだら終わりで、それ以上の価値はないんだ。もうとっくに人生は始まっていて、今更そんなことに気付いた阿呆な自分に呆れる。停滞。停滞。停滞。
こんな事に悩まなくていい人が羨ましい。心底羨ましい。こんな馬鹿げた悩みに人生の大半を消費した私を指差して笑える人が羨ましい。立ちあがろうとすると裁判にかけられる。忘れられない。戦う勇気が欲しい。もう離れて欲しい。頼むから、もう離れて欲しい。苦しい。いつまでも子供を演じるのは想像以上に痛い。限界に近い。同じような毎日を繰り返す。再放送を繰り返すスクリーンを見ている。遠いところから見ている。私はここにはいない。遠いところから見ている。薄い膜を張ったような皮膚でぼんやりと生きている。

5/25/2024, 5:25:57 PM