僕は僕が嫌いだ
少なくとも今の僕はそうだ
頭が煩い
足元と目があったので仕方がない
誰も叱ってくれないので
僕は僕を詰るのが得意になった
「どうしてあなたばかり」と言われる度
無言で僕は僕を叱り続けた
自分に罰を与えなければという切迫感が
どうしても拭えなかった
時折強く消えたいという衝動に駆られるが
君の顔が浮かぶのでやめる
ただ僕の中身が君の知らぬ間に霧散して
僕そっくりの誰かと入れ替わって
消えてしまえれば良いなと思う
君が悲しまなければ良いなと思う
4/26/2024, 7:03:32 PM