眠ったままのあなたとの約束
琥珀になって眠っている
見て見ぬ振りをしていたそれを
光に透かしてみる
あぁ、なんて怖いくらい綺麗だ
頭のどこかでずっと
終わりの瞬間を考えている
隣にあなたがいないこと
そんな当たり前が酷く情けない
本当は一緒に眠って欲しい
こんなくだらない夜の底でも
馬鹿にされたって貶されたって
僕が知りたい未来は一つだって
言い切ってしまえる馬鹿な僕は
ずっと動かないままだった
眠ったままの約束は何故か
まだ死んではいない失ってすらいない
残酷なくらい熱を帯びている
5/13/2024, 4:50:14 PM