クリスマス。
それは世界が愛で溢れる日。
国によってさまざまだけど、日本では恋人と過ごす人が多い
私こと井上咲夜も、例に漏れず恋人である拓哉と過ごす予定だ。
何年も付き合っているけれど、拓哉とのクリスマスは、何度経験しても持ちきれない!
私は今年も、拓哉と素敵な思い出を作るのだ!
けれど今年のクリスマスには、一つだけ心配事がある
それは、拓哉にあげるクリスマスプレゼントのこと。
今年のクリスマスプレゼントは、今までで一番慎重に選ぶ必要があるのだ!
実は私、去年のクリスマスで『プレゼントは、わ・た・し』をやった。
満を持して、自信満々に自分を捧げた私。
喜んでもらえると思ったけれど、実際は拓哉がドン引きしただけ……
付き合って以来初めて見る反応で、あの時ばかりは本気で破局を覚悟した。
なんとか謝り倒して許してもらったけど、同じ轍を踏むわけにはいかない。
もし失敗した日には……
想像したくもない!
こんな緊張感のあるクリスマスは初めてだ。
というわけで、クリスマスに先駆けて男が好きそうな物をリサーチ。
文明の利器、スマホで検索だ
うんうん、なるほどなるほど。
一撃必殺、伝説の武器、超スピード、ピーキーな機体……
へえ、オトコノコってこんなのが好きなんだ……
うん、違うな。
たしかに拓哉も好きそうなものがあるけれど、絶対彼女には求めてはいない。
この中で彼女に求めてそうなのは、『唐揚げ』や『揚げ物』くらいか?
料理のできる女子は魅力的だもんね
でもクリスマスに出すもんじゃないよね、唐揚げ……
しかも私、料理作れないし……
クッキー渡そうとして、炭を生成したのは2年前だったか……
拓哉、無理矢理笑顔で食べてたな……
うーん。
なかなか難しいぞ。
基本に戻って編み物もありかも知れないけど、三年前にセーターあげた時、反応が良くなかったんだよね……
理由を聞いても口を濁すだけで、はぐらかされたんだよね
今度改めて聞いてみよう。
けれど、そうなると手詰まりだ。
クリスマスの事でこんなに思い悩むなんて……
クリスマスって、もっと楽しくキラキラした日じゃなかったっけ?
しかたない。
こうなったら直接本人に探りを入れるとしよう。
LINEを起動してと。
『拓哉、今何か欲しいものある?』
すぐに既読が付いて返信が来る。
『何もしないで』
「片波見《カタバミ》君。
これ、ウチで作った柚子。
余ったからあげるね」
「ありがとう」
帰りのホームルームが終わった放課後、一人の女の子が僕に柚子を渡してくる。
僕がお礼を言うと、嬉しそうな笑みを返してくれる彼女。
けどそれも一瞬の事。
彼女は「またね」と言って僕から離れ、他の人に柚子を渡しに行く。
一見奇妙なやり取りだが、これはこの時期の恒例行事、誰も不審に思う事は無い
というのも、彼女は毎年柚子の季節になると、ああやって柚子を配り始めるのだ。
彼女の実家は柚子を中心に育てている農家
柚子配りは、自社製品のアピールの一環で行っているのだ
同い年なのに商魂たくましいことである。
そんな彼女の名前は、柚子ヶ原 恵子。
柚子農家で、すれ違うとほのかに柚子の香りがする女の子だ。
誰にでも優しく、皆に好かれる人気者。
女子からの人気も高い。
冬になると柚子を配り歩くことから、ついたあだ名が『柚子の妖精』。
なんだか小馬鹿にしたようなあだ名だが、本人はとても気に入っており、自ら進んで名乗っている。
『妖精』の名前にたがわず、彼女はとても美人だ。
何人もの男子が、お近づきになろうと告白するが、ことごとく玉砕。
つい先日、入学から累計100回目を突破した。
ちなみに女子からの告白も含まれる。
なんでそんなことを知っているかと言うと、僕が『柚子ヶ原親衛隊』の隊長だからだ。
隊員10名ほどの、僕が作った組織。
『柚子ヶ原の平和な学園生活をサポートする』ことを目的としている。
美少女というのは意外に危険が多い。
お近づきになろうと、強引に迫ってくる人間は序の口。
フラれた奴が逆切れして、彼女に襲い掛かるのは一度や二度ではない。
そんな時、彼女が危害が及ばないよう、僕たち親衛隊が偶然を装って助けに入るのだ。
時に怪我を負うこともあるが、それが何だというのだろう?
彼女の平和に少しでも貢献できるのであれば、それは名誉の勲章なのだ
でもそんな活動も、一週間前からぱったりと途絶えている。
なぜなら柚子ヶ原に彼氏が出来たから。
彼氏持ちの女子に、チョッカイを出そうというヤツがいないのだ。
一抹の寂しさはあるが、しかし喜ばしい事でもある。
彼女を守ってくれる王子様が現れたのだ。
これからは彼女は幸せな人生を送るのであろう。
問題があるとすればただ一つ。
その彼氏というのが僕という事だ。
つまり、僕と柚子ヶ原は、正式にお付き合いしているのである。
一週間前、帰り支度をしていると、クラスメイトが見ている前で彼女に突然告白された。
何の心構えの無かった僕は、彼女に恋心を抱いていたのもあって告白を受け入れ、晴れて彼氏彼女の仲になった。
親衛隊のメンバーからは、やっかみ交じりの祝福をされ、幸いにもこれといったトラブルはない。
けれど時間が経つほど、あれは何かの間違いではないかと思ってしまう。
自分でも言いたくないが、僕は地味で根暗だ。
僕の名前と同じ、カタバミという目立たない地味な植物があるが、僕も同じようなものだ。
だというのに、なぜ柚子ヶ原さんは僕に告白してくれたのだろうか……
もっと相応しい人がいるだろうに、なぜ……?
僕が疑心暗鬼になっていると、営業が終って彼女が戻ってきた
「おまたせ、片波見君。
一緒に帰ろう」
眩しい笑顔で僕を見る彼女。
この笑顔を見るたびに、僕はいたたまれない気持ちになる。
僕と彼女は不釣り合いではないか?
僕はどうしても我慢できず、彼女に疑問をぶつける
「ねえ、柚子ヶ原さん。
なんで僕に告白したの?」
キョトンとする柚子ヶ原さん。
けれど僕の言いたいことを理解してくれたのか、すぐに真面目な顔になる。
「コンパニオンプランツって知ってる?」
質問をしたら、質問で返された。
ちょっとモヤモヤするものの、知ったかぶりをしても仕方ないので、正直に「知らない」と返す。
「コンパニオンプランツていうのはね。
一緒に植えると、病気や害虫を寄せ付けない植物の事だよ」
「へえ、そんなのあるんだ……
ん、もしかして『カタバミ』って、『柚子』のコンパニオンプランツだったりする?」
彼女は頷く。
僕はそれを見て、がっかりしてしまった。
「つまり柚子ヶ原さんは縁起を担いだんだね……
自分に悪い虫を寄らないように、適当に扱いやすい彼氏を見繕ったと……」
ボクが自虐的に言うと、柚子ヶ原さんが慌てて訂正する。
「待って待って、違うから!
ちゃんと理由があるの!」
「理由?」
僕が首を傾げると、柚子ヶ原さんが悪戯っぽい笑みを浮かべた。
「私、知っているんだよ
片波見君が、ずっと私を守ってくれていた事」
ドキッと心臓が高鳴る。
親衛隊の事は秘密にしていたのだけど、どうやらバレていたらしい。
まあ、何度も偶然を装えばバレるか。
「縁起を担いだのも、たしかに理由。
でも私が困った時、いつも颯爽と現れてくれたよね
最初は偶然かと思ったけど、何回も同じことがあったら気付くよ。
そしたらもう、惚れるしかないよね?」
そして柚子の香りが僕の鼻をかすめる。
彼女が僕に抱き着いたのだ。
「これからも私を悪い虫から守ってね。
私の王子様」
ここはヘイワヤネン。
500年前に建国されて以来、目立った紛争も戦争もない平和な国。
気候は穏やかで、災害もほとんどない。
まさに理想的な国であった。
その国の人々は、自分たちの境遇に奢ることはなく、平和に感謝し、誰も陥れることなく、慎ましく暮らしていた。
王族たちもそんな国民を愛し、国をより発展させるよう尽力する。
人々は明日も平和だと疑わず、未来への希望を抱きながら暮らしていた。
しかし、突如その平和が破られた。
封印されていた魔王が復活したのである。
◇
ある冬の晴れた日、突如空に魔王のビジョンが映し出される。
誰もが空を見上げ、大空に映る魔王の姿を呆然と眺めていた。
「クハハハハ。
我は魔王ハカイヤー。
貴様たち人間に、絶望を与える存在だ。
人間どもよ、恐れおののけ!」
魔王、ハカイヤー。
500年前、この地に突然あらわれ、恐怖をもたらした魔王である。
しかし、魔王の支配をよしとしない人々が集まり、解放軍を結成。
激戦の末、甚大な被害を出しつつ魔王ハカイヤーは封印されたのだ。
これが、この国に伝わる勇者伝説。
そして、その時の解放軍が建国したのが、このヘイワヤネンである。
しかしあれから500年、もう勇者たちはいない。
この国にいるのは、戦う力を持たない善良な人々ばかり……
彼らに抵抗できる力はなく、魔王に蹂躙される未来しかなかった
その事実に愕然とする人々に、魔王は語り続ける。
「だが安心するといい。
お前たちにチャンスをやろう。
もし我に忠誠を誓うのであれば、大空の様に広い心で貴様たちを許してやろう。
だが――」
魔王は、一拍置いて宣言する。
「反抗するというのなら容赦はしない。
とはいえ、考える時間も必要だろう。
一か月やる。
その間に身の振り方を考えるのだな」
魔王の提案に、人々の心が揺れる。
かつての勇者たちですら苦戦した相手。
反抗しても歯が立たないだろう……
かといって忠誠を誓っても、碌な扱いをされないのは目に見えていた。
名誉ある死か、屈辱の生か……
彼らに究極の選択が迫られた。
「一か月後を楽しみにしているぞ。
わーはっはっは!」
話は終わりとばかりに高笑いする魔王。
人々は、これから訪れる闇の時代に人々の表情は絶望に染まる――
――たのも束の間、その顔は次第に戸惑いに変わる。
それもそのはず、話は終わったというのに、魔王のビジョンが消える気配が無いからである。
「こんなものか」
誰に聞かせるわけでもなく、魔王は独り言をつぶやく。
「ふう、人間どもめ。
我に忠誠を誓わないとか、不遜にもほどがある」
先ほどまでの、恐怖を抱かせるような物言いではない。
だたただ、思っている事をそのまま口に出しているようだった。
それを見た人々は首を傾げる。
魔王の要求はさっきのやり取りで伝えたはず。
にもかかわらず、なぜこんなものを見せるのか。
「あ、爪伸びてる。
500年だったからなあ……
切っておかないと」
魔王の独り言は止まる気配がなかった。
これを見た人々は一つの疑念が湧く。
『この魔王、まだ映っている事に気づいていない?』
この世界では馴染みのない、そして現代日本において稀によくある『配信切り忘れ』であった
「それにしても面倒なことよ。
魔王である我がこんなことをせねばならんとはな」
魔王は、まさか見られていると思わず、独り言を続ける
「だが仕方あるまい。
封印から解放されたばかりで力が戻ってないからな。
今の我はスライムにも負けるであろう」
衝撃の事実を告げる魔王。
それを聞いた人々は驚きのあまり声も出ない。
「今攻め込まれては危険だが、一か月後には力を取り戻せるはず。
これで時間が稼げるはずだ。
それまではせいぜい悩むといいさ」
◇
翌日、魔王は討伐された。
結局討伐されるまで、魔王は配信の切り忘れに気づかなかった。
そして討伐後、試行錯誤の末に配信は切られた
今はもう、空には何も映っていない。
そこには雲一つない大空があるだけ。
人々は以前の様に、未来に希望を抱く元の生活に戻るのであった
シャンシャンシャーン♪
シャンシャンシャーン♪
クリスマスイブの夜。
ベルの音が、街中に鳴り響く
今日は、子供たちが一年の中でもっとも待ち望んでいる一日。
どんなに手がかかる子供も、今日だけは良い子になって眠りにつく。
しかし深夜になっても布団に入らず、机に向かって勉強している少年がいた。
彼の名前はツトム。
中学受験を来年に控えた小学六年生である。
「チッ……」
しかしツトムは家の外から聞こえるベルの音に、憎々し気に舌打ちをする。
なぜならば彼にとってサンタクロースのプレゼントは害でしかないからだ
ツトムは自分の意思が弱いことを自覚している。
だからゲームなんてもらった日には勉強そっちのけで遊ぶと思っていた。
しかもツトムには、自分のとこにサンタがやって来る確信があった。
なぜなら自分は客観的に見て『いい子』だと思っていたからだ
ツトムは勉強もさることながらボランティアにも精を出していた。
ボランティアに参加することで、内申点を良くしようという魂胆である。
それ以外にゴミ拾いや困った人を助けるなど、色々な活動を行い周囲を行った。
そのおかげで評価は上々、あとはテストでいい点を取るだけであった。
下心があるとはいえ、どこに出しても恥ずかしくない『いい子』のツトム。
サンタが来るのは必然であった
そのためツトムは、対策を練ることにした。
しかしサンタに来てほしくない子供が少ないためか、調べてもサンタを遠ざける方法は分からなかった。
だからいつ来てもいいよう、机の横に金属バットをたてかけていた。
これでサンタを追い払うのだ。
と、部屋のドアの向こうに、誰かが来た気配がした。
ツトムは、『サンタかもしれない』と思い、バットに手を伸ばす。
「ツトム、入っていいか?」
声をかけてきたのはツトムの父だった。
ツトムは安心して、答える
「入ってきていいよ」
そう言うと、ツトムの父は湯気のたったカップを持って入って来る。
「ココアを入れた。
これを飲んで休みなさい」
ツトムはココアを受け取ると、おいしそうに飲み始めた。
「ツトム、そろそろ寝たらどうだ?
いつもはもう寝ている時間だろ。
寝不足は勉強の大敵、合格するためにも今は寝なさい」
「分かってる。
寝ている間にサンタが着たら大変なんだ
起きてないと……」
「前から言ってたサンタを追い払うって話か……
お父さんが子供の頃は、毎日来て欲しいくらいだったのに」
「今は令和だからね」
「令和は関係ないな」
ツトムの父は少し笑うと、すぐに何かを考えるように腕を組む
「しかし、やはり遅くまで起きているのは感心しないな」
「でもサンタが!」
「そこでだ。
お前の代わりにお父さんが見張っておく。
ツトムは寝なさい」
「それだとお父さんが寝れないじゃんか!
お仕事で疲れてるでしょ?」
「お父さんは大人だから、少し寝なくても問題ないんだ」
父の提案を聞いて、思い悩むツトム。
しばし考えた後、顔を上げて父親を見る。
「分かった。
ボクは寝るから、見張りはお願いします」
「よし来た。
じゃあ、ツトムは歯磨きしてきなさい」
ツトムは頷くと、そのまま部屋を出て行った。
父親は、これで安心だとばかりに息を吐く。
「まったく、サンタを困らせるなんて悪い子だなあ……」
そして歯磨きから戻って来たツトムは布団に入る。
その間、ツトムの父はサンタが入ってこないよう監視をするのであった。
しかし父の頑張りも虚しく、サンタのプレゼントは届けられる。
自分の父親の不甲斐なさに憤怒するツトム。
しかしプレゼントの中身が文房具セットだと知ると、ツトムは飛び跳ねるように喜び、ウキウキしながら勉強を始めるのであった
「はあー、寂しい……
彼氏欲しい」
友達の沙都子の部屋でゲームをしていると、心の声が漏れてしまう。
いつもはアクションゲームをしていたのだけど、飽きたからと趣向を変えて乙女ゲーをしたのが悪かったかもしれない。
寒い冬なのもあって、妙に人肌が恋しい
「相変わらず急ね、百合子……」
私の独り言に、呆れたように返す沙都子
普段は私の独り言を無視する癖に、今日は律義に反応する。
ひょっとして、沙都子も寂しいのかな?
「急じゃないよ。
クリスマスまで一週間。
世間様のカップルはクリスマスを待ち遠しく思っているって言うのに、私には恋人どころか仲のいい異性すらいない!
女子高生としてあるまじき事態!
あゝ、独り身は寂しい」
私は熱弁する
けれど、私の熱量とは対照的に、沙都子は意外そうに私を見ていた。
え、私変なこと言った?
「何か言いたい事でも?」
「誤魔化すような物じゃないからハッキリ言うわね。
正直百合子が彼氏欲しいって言うとは思わなかったわ。
てっきりゲーム以外には興味ないかと……」
「そんなことないよ!
コイバナ大好きだよ!」
「ゲームと彼氏、選ぶとしたら?」
「ゲーム」
私の返答に、再び呆れたような顔をする沙都子。
私、なにかやっちゃいました?
「いつも通りのあなたで安心したわ。
あ、邪魔して悪かったわね。
ゲーム、再開してもいいわよ」
「なんだか含みがある言い方だなあ……」
なんとなく、
さてどうしたものか……
「そういう沙都子はどうなのさ?
そっちも浮いた話無いでしょ?」
「失礼ね。
毎日告白されて大変なのよ」
「へえー、そうなんだ。
まあ、男子共は沙都子の黒いところ知らないからなあ……」
「ゲームみたいにぶっ飛ばされたいの?」
「……じ、冗談じゃんか。
本気にしないでよ」
私は殺気に身がすくむ。
沙都子は気が短すぎる。
この事を男子が知れば、きっと付き合おうだなんて思うまい。
「それはともかく!
私はクリスマスまでに彼氏を作る!
そしてクリスマスデート!
その時に悔しがっても知らないんだから!」
「別に、彼氏作るなまでは言ってないわよ……
あ!
これは確認なんだけど、百合子のクリスマスの予定は埋まってるという認識でいいのよね?」
「そう言ってる」
「そう、残念ね。
我が家主催のクリスマスパーティ、百合子は不参加と伝えておくわ……
百合子のリクエスト通り、凄いケーキを用意する予定だったのに……
本当に残念だわ」
「すいません、調子に乗りました。
クリスマスは暇です」
「あなた、本当にブレないわねえ……」
今日何度目か分からない、沙都子の呆れた顔。
でも気にしない。
腹の膨れない彼氏よりも、美味しいケーキ!
どんぬ寂しい思いをしようとも、ゲームとケーキさえあれば何もいらない!
私はクリスマスに予定を入れないことを、心に固く誓うのであった。
「で、『彼氏を作って一緒にパーティに参加』とは思いつかないわけね」
「あ」
ちゃんちゃん。