ホッホッホッ。
子供たちよ、サンタチャンネルの時間じゃぞい!
良い子は、もっと良い子に。
悪い子は、サンタチャンネルの間だけでも良い子になるんじゃぞ。
サンタとの約束じゃ。
でないとプレゼントをあげられないからの
さて急な話じゃが、世界中の子供たちにプレゼントを配るのは、皆が思っている以上に危険なことなのじゃよ。
というのも、儂はキミたちに渡すプレゼントが入っている『魔法の袋』を持っている。
これを、悪い大人たちが狙っておるのじゃ。
プレゼントを独り占めするためにの……
じゃが安心せい。
儂には心強い仲間がおる。
そう、トナカイじゃ!
奴らのおかげで、悪い奴に襲われても
今日はそんなトナカイたちを紹介するぞ!
さて最初に紹介するのははダッシャーじゃ!
ダッシャーは、常に先頭で走っておる。
先陣を切って、敵に襲い掛かる頼もしい奴じゃ。
トナカイたちの切り込み隊長じゃ。
二匹目はダンサー。
踊りが好きな奴での、時間があればいつも踊っとるわい。
そんなダンサーの役割は囮。
自分に攻撃を引き付けることで、他のトナカイの負担を減らすのじゃ。
もちろんダンサーは、攻撃を避けるのが得意じゃから、怪我する事は無いぞ。
三匹目はプランサー。
いつも楽しそうに跳ね回っている奴じゃ。
トリッキーな動きで敵を翻弄。
ニンジャの様に近づいき、敵を倒すのじゃ。
四匹目はヴィクセン。
おしゃべりな奴で、こいつのお喋りぶりには皆迷惑しておる……
じゃが、戦闘となれば話は別、意外と頼りになる奴なのじゃ
戦いとなれば、敵に自慢のマシンガントークで話しかけ、敵の注意力を削ぐのが
役目じゃ。
ゲームで言えば、デバフ(能力弱体化)が得意なやつじゃな。
五匹目はコメット。
クールで、頭のいい奴じゃ。
トナカイたちの司令塔で、
すこし無鉄砲なところがあるが、頼りになるお兄さんじゃ。
個性派ぞろいのトナカイをまとめる凄い奴じゃ。
六匹目はキューピット
愛らしい姿でみんなの人気者じゃ。
その愛らしさで、皆を励ますムードメーカーじゃ。
こいつがおることで、トナカイたちのやる気が上がるのじゃよ。
ゲームで言えば、バフ(能力強化)が得意なのじゃ
七匹目、ドナー。
八匹目、ブリッツェン。
こいつらは二匹で一匹、コンビネーションで敵を倒すのじゃ。
二匹は稲妻の様に駆け、そのあとは雷に打たれたように倒れる敵が残るのみ。
そして、最後はルドルフ。
みんなも知っておるな?
歌にも出てくる、あの『赤鼻のルドルフ』じゃ。
こやつの鼻は特別でな。
暗い夜道でも、こやつの鼻が照らしてくれるのじゃ。
そこまで言えばわかるな?
ルドルフの鼻からはビームが出る。
ビームを出すことで、暗闇も明るく照らし出されるのじゃ。
それだけじゃないぞ。
そのビームは襲い掛かって来る敵を燃やすことが出来るのじゃ。
安全確保と敵のせん滅。
便利じゃぞい。
おっともう時間じゃ。
子供たちよ、サンタチャンネルを聞いてくれてありがとう。
話はここまでじゃ。
みんなもお母さんの言うことをよく聞いて、良い子にしているんじゃぞ。
でないと、ルドルフのビームがキミに……
なんてな。
冗談じゃよ。
ホッホッホッ。
――――いい子のうちはな(ボソッ)
子どもたちよ。
早く寝るんじゃぞ。
大人に迷惑をかけるんじゃないぞ。
ではまた会おう!
メリークリスマス!
「ふんふんふふ~ん」
遊園地デートの帰り道、恋人の咲夜はご機嫌に鼻歌を歌っている。
咲夜はよっぽど楽しかったのか、この浮かれよう。
手を繋いでないと、そのままどこかに行ってしまいそうなほどだ。
彼女がこんなに喜んでくれたことは、恋人として素直に誇らしくもあり、同時に気恥ずかしさもあった。
けれどそれ以上に、俺は満ち足りていた。
歩きながら幸せをかみしめていると、咲夜が腕をちょいちょいと引く。
「ねえねえ、拓哉」
「なんだ?」
「一緒の出掛け楽しいね」
「……そうだな」
一瞬答えるべきか悩んで、思った事を素直に答える。
そこには嘘は一つもない
でも実際に口に出すのは未だに恥ずかしい。
こういう時、思った事をそのままいえる咲夜のことが少し羨ましく思う。
「まだ家に着くまで距離があるよね?
家に帰るまで『手を離したら死ぬごっこ』しよう」
「なにそれ?」
「『白線から出たら死ぬごっこ』、やったことあるでしょ?
それの『私たち』バージョン」
「……小学生の遊びじゃん」
「いいじゃん、別に。
で、やるの? やらないの?」
「うーん」
咲夜のお誘いに、言葉が詰まる
ぶっちゃげ二重の意味で恥ずかしい。
まるでバカップルのような振る舞いも恥ずかしいし、いい歳して小学生の遊びをするのも恥ずかしい。
けれど、最愛の咲夜のお願いだ。
無下にするのも心苦しい……
ちらと、咲夜の顔を見る。
その顔は期待で溢れていた。
俺が断る可能性なんて、少しも考えてない。
この状態で断ると、泣いてしまうかもしれない。
咲夜はそういう女の子だ。
俺は悩み抜いた末、覚悟を決めて咲夜に返事をする。
「分かった」
よくよく考えれば、手を繋ぐだけの話である。
『手を離したら死ぬごっこ』なんて、周りから見れば、ただ手を繋いでいるようにしか見えないはずだ。
ならば、何も恐れる事は無い。
いつも通りなのだから。
そこまで考えが至った所だった。
「ごめんよー」
酔っぱらった男性がまっすぐ歩けないのか、俺たちの間を突っ切ろうとする
歩いてきた男性を避けるように、反射的に繋いでいた手を離す。
「危ないな」
男性に悪態を突いて、そして気づく。
咲夜が今にも死にそうな顔をしている事に。
――『手を離したら死ぬごっこ』しよう。
だからと言って本当に死ぬことはないんだけど、それを本気にする咲夜が少し可愛らしい。
救いを求めるように、俺を見る咲夜。
ちょっと面白いのでこのまま見ていたいけど、このまま放っておくわけにもいかない。
俺はもう一度手を繋ぐ。
「三秒ルールだから」
「三秒ルール……」
咄嗟に言った言葉だったが、意外にも効果があったようだ
咲夜は俺の言葉をかみしめるように繰り返す。
そして数秒後、咲夜は満面の笑顔になった。
「三秒以内だったから、大丈夫だね」
「ああ、大丈夫だ」
本当は三秒以上経っていたけれど、そこは追及しない。
面倒だから。
「じゃあ、『手を離したら死ぬごっこ』は続行だね」
そう言って、俺の手を強く握り締める咲夜。
そこからは『次は絶対に離さない』という意気込みを感じた。
「ああ、続行だ。
手を離すなよ」
「当然だよ!」
俺たちは少し笑い合った後、仲良く手を繋いで帰路につくのであった。
今日はクリスマスの夜。
世界中の子供たちが、ずっと待ちわびた日。
サンタクロースは子供たちにプレゼントを届けるべく、トナカイを駆って世界中を飛び回っていました。
そして中盤に差し掛かったころ、とある子供の家にやってきました。
子供の名前はジョン。
年相応にやんちゃですが、近所でも評判のいい子です。
「ホッホッホッ。
ジョンよ、いい子にしていたかい?」
「もちろんだよ!」
「なら良かった。
じゃあ、プレゼントをあげよう!」
サンタはそう言うと、大きな袋の中からプレゼントを取り出しました。
ジョンがとても欲しかったもの、switch2です。
ゲームが大好きなジョンは、どうしても欲しかったものです。
まだ発売していませんが、ジョンのために特別に用意したプレゼントです。
「ほら、受け取りなさい」
「わーい」
ジョンはとても喜びました。
ジョンは喜びのあまり、サンタに抱き着きます。
「サンタさん、大好き!」
「ホッホッホッ。
喜んでくれて何よりじゃ」
「プレゼント、ありがとう。
……でもごめんね」
なんということでしょう。
どこに持っていたのか、ジョンの手にはハサミが握られていました。
そのハサミを、ジョンは笑顔のままサンタの首筋に突き刺そうとします。
しかしハサミは、サンタの首に届きません。
サンタが、いつの間にかハサミを奪い取っていたからです。
「まさか、止めれられるなんて!」
ジョンは驚きのあまり、サンタから体を離しました。
一方サンタはというと、殺されそうになったのに変わらず優しい笑顔です。
ジョンはサンタの様子に戦慄を覚えました。
「ホッホッホッ。
ジョンよ、残念じゃったの」
サンタは奪い取ったハサミを、近くの机に置きます。
その様子は、つい先ほど殺されそうになった事なんて、少しも感じさせませんでした。
「ジョンよ。
儂を襲ってプレゼントを奪おうとしたな?
欲しいのはPS5pro辺りかの?
しかし残念じゃったな。
こういった事は慣れっこなのじゃよ」
サンタは、おかしそうにポンポンと袋を叩きます。
しかしジョンは恐怖のあまりぶるぶると震えてました。
サンタにどんな仕返しをされるか分からなかったからです。
「ホッホッホッ。
ジョンよ、そう怖がるんじゃない。
儂は何もせんよ」
「でもアナタを殺そうとして……」
「ホッホッホッ。
慣れっこと言ったじゃろう?
この程度、トラブルのウチにも入らん」
そう言うと、サンタは大きな袋を担ぎました。
サンタは帰り支度を始めたのです
言葉通り、ジョンに危害を加えるつもりはないようです。
そんなサンタを見て、ジョンはモヤモヤした思いを抱えました。
仕返しがなくホッとしたもの確かです。
しかし、それ以上に言うべきがあるのではないかと思ったのです。
ジョンが悩んでいる間も、サンタは部屋から出て行こうとします。
「待って!」
ジョンはサンタを呼びとめます。
しかし何を言うべきか、まだ思いつきません。
それでも、このまま帰してはいけないという思いがジョンを突き動かしました。
その気持ちを汲んでか、サンタはなにも言いません。
そうして両者の間に沈黙が流れます。
一分ほど経ったでしょうか?
ジョンは悩み抜いた末、自分の気持ちを正直に言うことにしました。
「サンタさん」
「何かな?」
「プレゼントありがとう」
「うむ」
「でも乱暴しようとしてごめんね」
「ホッホッホッ。
気にしておらんぞ。
それに自分の間違いを認めて謝れるのはいい子じゃ。
来年もいい子でいるんじゃぞ」
ジョンは、サンタの言葉を聞いて笑顔になりました。
サンタも一緒に笑顔になります。
そしてサンタは、ジョンの頭を撫でながら言いました
「来年も良い子でいるんじゃぞ、ジョン。
メリークリスマス!」
ボクの名前はミケ。
ボクはかつては安住の家もなく、ただ死を待つだけの弱い猫だった。
けれどある日、ご主人に拾ってもらい、僕は名前と家を手に入れた。
美味しいごはんと暖かい寝床ももらい、今では何不自由ない暮らしを送っている。
ご主人には感謝してもしきれない。
そんな僕のお気に入りの場所は、ご主人の部屋の片隅に置いてあるタンスの上。
ご主人の顔がよく良く見える、お気に入りの場所だ。
ご主人の部屋に悪い奴が来ないよう、今日も
◇
今日もタンスの上で寝ていると、部屋に近づいて来る足音が聞こえてきた。
ご主人が学校から帰って来たのかな?
ボクは身を起こして耳を澄ませる。
けれど、どうにも様子が違う。
この乱暴な足音。
これはご主人ではない!
ご主人の友人、ユリコの足音だ!
「沙都子、遊びに来たよ!」
ユリコは不躾にドアを開けて、部屋に入る。
この女はユリコ、ご主人と仲がいいらしく、毎日遊びに来る。
けれどボクは百合子のことが嫌いだった。
うるさいし、なによりボクとご主人の時間を邪魔するからだ。
早く帰って欲しい。
「あれー、沙都子まだ帰って来てないの?
早く来過ぎちゃったか……」
部屋を見渡しながら、がっかりしたような声を出す彼女。
ユリコの言う通り、ご主人はまだ帰って来てない。
コイツの事は嫌いだが、同情だけはしてやる。
ボクも、部屋にご主人がいなかったらがっかりするもの。
邪魔だから帰って欲しいのは変わらないけど。
「仕方ない。
もう少し、待つか」
そう言って、ユリコは定位置に行こうとして――
僕を見た
「あ、ミケがいるじゃん。
沙都子が来るまで遊んであげる」
なんてこった
、気付かれてしまった。
ユリコはやる気満々で、おもちゃの準備をする。
けどボクは遊ぶ気はない。
そんな気分でもないし、ユリコは嫌いだし、なによりも雑だし……
ユリコはすぐ飽きるのだ。
中途半端なので、いつも消化不良になってしまう。
そうなるくらいなら遊ばない方がマシ!
ご主人が帰ってくるまで、ボクは寝ることにした
「狸寝入りしやがった
猫の癖に」
なんとでも言え。
ボクは遊ばない。
「ほら、遊ぼうよ」
閉じた瞼の向こうで、おもちゃが揺らめく気配がする
少し気になるが、僕は遊ばない
遊ばないぞ
あそば、ないぞ……
「ニャ!」
ボクは目をカッと見開き、目の前の羽のおもちゃを捕まえる。
やったぜ!
あ、やってしまった。
遊ばないって決めてたのに……
意地悪いユリコの事だ。
きっと意地悪い顔して、ボクを見て……
……こいつ、寝てやがる。
なんて忍耐の無い奴だ。
遊ぶって言ったくせに、遊ぶ前に飽きてやがる。
ユリコはコレだから嫌いだ。
まあいいや。
ユリコが寝てるならそれに越したことはない。
僕も二度寝するとしよう。
と、そこでボクはあることに気づいた。
うつぶせで寝ているユリコの背中。
なんだろう、ものすごく『そそられる』。
こんな気持ち、初めてだ。
一体あの背中には何があるのだろう……
――確かめよう!
ボクはユリコを起こさないよう、ゆっくりと百合子の背中へと移動するのだった
◇
寝ていると、誰かが部屋に近づいてくる足音が聞こえてきた。
この優雅な足音は……
ご主人だ!
僕は身を起こすと同時に、部屋のドアが開く。
「ただいま、ミケ。
ごめんね、今日は日直で遅れて――
あなたたち何してるの?」
ご主人がボクを見て、困惑したような表情になる
何かしたっけな?
ボクが悩んでいると、寝床がもぞもぞと動いた。
「沙都子、やっと帰って来た。
ミケをどかしてよ。
背中にいて身動き取れない」
ああ、そうだった。
ユリコを寝床にしたんだった。
背中で寝転ぶと、いい感じに体がフィットしたんだよね。
「ミケ、百合子がこう言ってるけどどうする?」
決まってる。
このまま寝る。
こんな気持ちのいい寝床を手放せるはずがない!
ボクは、ご主人の前で横になる。
「どかないって言ってるわ。
百合子、そのままベットになってなさい」
「そんなあ」
ユリコは不服なのか、身をくねらせる。
そのうねりが不快だったので、ボクはユリコの頭をかるく殴る。
そのうねり具合が寝るのにちょうどよくって、ボクはそのまま夢の世界へ旅立つのだった
俺は悶々と眠れない夜を過ごしていた。
目を開けて月明かりに照らされた時計を見れば、もう深夜の3時。
日付が変わる前に布団に入ったというのに、俺は一睡もできていない。
俺は寝付がいい。
子供の時の遠足の前も、興奮してもすぐに寝ることが出来た。
けれど今日だけは全く眠くなる事は無かった
寝付きのいい俺が眠れない理由は分かっている。
隣で寝ている幼馴染の存在であろう。
幼馴染とは、家族の様に育った。
でも幼馴染の親の仕事の都合で突然の引っ越し。
それ以来会えなかったのだけど、今日仕事帰りににバッタリ再会。
そのまま家に招待し、その場の流れで泊めることになった。
それは別にいい。
久しぶりの再会だ。
話したいことがたくさんあるし、夜通し語り合いたいくらいだ。
泊まるくらい何も問題ない。
問題なのは、その幼馴染が異性――女性であることである。
たしかに確かに子供の頃、幼馴染の順子とはよくお泊り会をした。
でも互いにいい大人、子供の頃のようにはいかない……
だというのに、俺たちは今一緒の布団で寝ている。
ウチには来客用の布団なんて無い。
だから最初は『布団は順子が使って、俺が床で寝る』と提案した。
時代遅れかも知れないが、女性を床で寝かせるわけにはいかない。
それに今日だけだしと、床で寝る覚悟をした
だが、順子が猛抗議。
『部屋の主を差し置いて布団では寝れない、私が床で寝る』と駄々をこねたのだ。
なにかと他人に気を遣う順子らしい事である。
だからと言って、俺は順子の案を飲むわけにはいかない
『客を床で寝かせるわけにはいかない』と拒否。
お互いの意見は真っ向対立し、夜も遅いというのに熱い議論が交わされた。
その結果、折衷案で俺と順子は一緒に寝ることになった。
どうしてこうなった……
お互いの意見が尊重されていると言えば聞こえがいいが、ある意味で最悪の結果である。
普通、恋人でもない男女は一緒の布団で寝ないんだ……
許されるのは小学生までである。
というか順子は、警戒心が無いのか?
恋人がいるかは知らないが、間違いがあったらどうするつもりなんだ?
信頼されているのか、男と見られて無いのか……
悩ましい問題だが、本人に聞くわけにもいかない。
。
順子はまるで我が家の様に、安心して眠っているようだった。
俺は眠れないほど緊張しているって言うのに……
もしかしたら本当に男として見てない……?
そう考えると、なんだか馬鹿らしくなってきたぞ
俺がこんなに悩んでいるって言うのに、順子は俺の事を何とも思っていない
せいぜいが『信頼できるお兄ちゃん』なのだろう……
これでは気にしている俺がバカみたいじゃないか。
もう考えるのは良そう。
はあ、気にしすぎて損した。
こういうクサクサした気分の時は寝てるに限るな。
はお、おやすみなさ――
「うーん」
順子が、悩まし気な寝言を言いながらゆっくりと寝返りを打つ。
その瞬間、俺の心臓は跳ね上がり、微かに会った眠気が吹き飛んでいく。
うん、俺がどれだけ理屈をこね繰り回しても、年頃の女性が隣で寝ている事実には変わりないわけで……
女性の免疫がない俺は、一睡も出来ないまま朝を迎えるのであった