能力者になりたい佐々木海星(偽名)

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7/21/2024, 12:39:51 PM

【今一番欲しいもの】
 「春」。みんなはこの言葉を聞いて何を思い浮かべる?新しい季節。新しい出会い。僕もそれを求めていつもいろんなことにチャレンジしている。僕はA高校に入学することとなった。A高校はこの地域で上位の高校。昔の僕では無理だったが、花奏のおかげでA高校に通えることができる。僕は桜木の道を花奏と歩いていた。
海星「桜が満開だね。」
花奏「そうだな。」
海星「新しい出会いとか、ワクワクするよ。花奏はそういうの求めてないの?」
花奏「私は『勉強』一択だな。悟りでも開いてるよ。」
海星「『青春』という言葉を知らないのか?一緒にリア充になろうぜ!」
花奏「やだ。お前となんてもってのほかだ。」
海星「えー、おもんないなぁ。」
花奏「学生っていうのは勉強するために生きてるの。大人になったら働かなきゃ行けないでしょ?そのために学歴を稼ぐものだろ。」
海星「いえいえ、学生とは青春を謳歌するために生きてるんだぜ!僕らも学生、今を楽しまないと。」
花奏「お前だけ勝手にやってろ。」
そういいながら、僕らは校門に入り別れた。 
 この学校は学年人数が多い。よって、クラスも多くなっている。僕は東側。花奏は西側の校舎に向かった。内装はまぁまぁきれいで、日差しがよく入る。
海星「僕のクラスはここか。」
僕は自分のクラスに足を踏み入れた。あれ?男女比エグくね?黒板にはクラスメイトの座席表が描かれていた。男は黄色。女は赤で書いてあった。計算すると、全体が30人だから2対1(女子対男子)。大変だなぁ。まぁ、これもこれであり、か。そう思いながら僕は自席で時間を待つのであった。
先生がやってきて短めのホームルームが終わった。休憩時間。みんなソワソワしていた。
蓮「なぁ。このクラスどう思うか?」
Who is he?この人だれですか?疑問を抱えながらその返答をする。
海星「男女比がえぐい。」
蓮「だよな。なぁなぁ。見る感じあの子可愛くね?」
彼が指さした先に視線を送る。
海星「確かに。」
蓮「緑の髪に小柄で華奢な女の子って感じ。おっと、名乗り忘れてた。俺は西間蓮。呼び方は何でも良い。」
海星「僕は佐々木海星。よろしく。」
こんなに早く新しい人を見つけられるとは。運が良い。神様、ありがとうございます!
 あれから、数日がたった。学校生活も慣れた。ずいぶんと充実した日々だ。花奏との登校に、蓮や他の男子との交流。いつも、食堂で花奏と昼飯を食べ、クラスに帰ってきたら「お帰り」と言ってくれる仲間がいる。もし、昔のままだったら、きっと、高校生活はこんなもんじゃなかったんだろうな。今は昼休み、食事を終えて帰ってきたところだ。ちょうど蓮も廊下にいたもんで話しかけてみた。
海星「何しとん?」
蓮「なぁなぁ。あそこの古明地さん。今日も可愛くね?」
海星「ホントヤネ。」
なんというか、蓮は古明地さんに恋をしているらしい。入学当初、僕らが出会ったときにも言っていたが、これは一目惚れと言うやつか?青春だな。
海星「古明地さん。こっち見てね?」
蓮「ほんとだ!俺もう幸せすぎて死にそう。」
古明地さんはこの学校でとても人気がある。美人、美少女というところが光り輝いている。だか、花奏も負けちゃいない。成績トップ、美人で運動神経もあってモデル並みの体格。学校では全く口を開かないそうだがかなり有名だ。
海星「試しに、話しかけてみたら?」
蓮「無理無理無理。対面するだけで倒れる。」
海星「根性ねえなぁ。んじゃ、僕は教室に帰ってるよ。あとは自分で頑張って。」
蓮「ちょ。」
蓮の言いかけの言葉を無視し、僕は自分の教室に向かった。
クラス内は女子でガヤガヤしていた。女子の多いクラスには女子が大量に集まるもんなのか?という気持ちで周りを見ていた。すると、ちょうど古明地さんも帰ってきた。あいつ、何もやれなかったんかよ。
こいし「佐々木くん。ちょっと来てくれない?」
クラス中の視線が僕に向く。あぁ、この感覚。好きじゃないな。
海星「わかった。行くよ。」
僕は古明地さんに連れて行かれた。
 僕らは人気の少ないところに移動した。ここまで来るのに、蓮に遭遇しなくてよかったと思う。
海星「で、何で僕をここへ?」
こいし「あなたは、貴方はなぜ私を見てくれないの?」
海星「へ?」
検討もつかない。誰もがこうなるだろう。脳が一瞬理解できなかった。理解するのに時間がかかった。
こいし「もしかして小林側?」
小林、花奏のことか。
海星「別に、どちらでもないさ。」
こいし「それはわかってたけど、」
わかってたんかい。
こいし「小林側を除く学年中はだいたい私に目を向けているのよ!あなたも私を見て!」
海星「は?そんな事言われても。」
こいし「私はあなたが欲しい。この学年全体が私を注目させるような学校にしたいから。一人ずつ、あなたが最初。」
良くないことに巻き込まれたかもしれない。めんどい。
こいし「覚悟しといてね。」
満面の笑みで答える。もう、始まってんのかよ。花奏。help me !
《ハート多かったら長期物語にします》 

7/19/2024, 1:55:49 PM

【視線の先には】
十年前、(引っ越しで)別れた友人がいる。その人は賢く、しっかり者で合理的な人物だ。そんな彼女が好きだった。
 今日は約束した再会の日、彼女の家の場所は覚えている。
海星「さぁ~て、家にいるでしょうか。」
僕は玄関のボタンを押した。しかし、出てきた相手は彼女ではなかった。
彼女の母「はーい。どなたかしら?」
海星「花奏の友人です。花奏はいらっしゃいますか?」
彼女の母「ごめんなさいね。花奏は今お出かけ中なの。」
海星「そうですか。では、失礼します。」
お出かけ中か。まぁ、そりゃそうか。十年だ。しょうがないさ。帰ろう。一旦お店にでも寄って。僕は近くのお店に向かった。
 人気の少ない街。昔まで行っていた小学校。友達と遊んだ公園。何もかも変わっていないままだ。
海星「ふう、ひと休憩。」
僕は公園のベンチに座り、水分補給をした。

7/17/2024, 11:36:11 AM

【遠い昔の記憶】
さとり「お燐、お空。こいしを連れて逃げなさい…。………………………………………………。」
これがさとり様と話す最後の言葉だった。最後はなんていったっけ?
 現在、「古明地こいし」が幻想郷中に指名手配され、追われている。
猫燐「お空、あんたはこいし様を連れて隠れて。早く!」
次々と私の家族が消えてゆく。
こいし「ごめんね。私のせいで、みんなが…。ここからは私一人で行く。」
空(うつほ)「でも、それは。」
こいし「これ以上家族に迷惑かけたくないの。ごめんね…。」
ついに一人になった。雨が降ってきた。泣き目に蜂とはこういうことを指すのか。あれ?私はどこにいたんだっけ?今はどこなんだっけ?記憶が遠のいてく。行かないで。行かないで。
空「私は誰?いったい何をしていたの?」
空(そら)はだんだん暗くなった。私の感情と共に。
空「私は人間?羽があるから鳥なのかな?」
この世界はどんなところなんだろう。私の持っている知識なんて手で数えられるぽどしかない。
空「視界が…歪んで見える…のは…気の…せ…い。」
私は足から崩れるように倒れた。
 目が覚めた。見知らぬ天井。起き上がって周りをみても知らない物だらけ。
海星「お目覚めみたいだね。」
空「貴方は誰?」
海星「この街の商人さ。君が倒れてたから、一大事だと思って寝かせただけの一般人です。」
私は慌てて立ち上がり、お礼を言おうとした。しかし、思うように足が動かず。お尻から倒れてしまった。
海星「いいよいいよ。無理しなくて。君が居たいだけここに居な。」
空「あ、ありがとうございます。」
海星「うん、じゃぁ僕は今から仕事があるから、何かあったら呼んでね。」
その男は、玄関の方に向かった。足をみてみると、包帯が巻かれてあった。少しめくってみると、相当深い傷ができていた。何があってこうなったのか、全く見覚えがなかった。
 ここでの生活を続けて数年がたった。度々、佐々木さんの仕事の手伝いをして、時には、一人で出かけるようにした。今日は佐々木さんと外をふらついていた。
海星「君から誘うなんて珍しい。なにかあったのか?」
空「いえ、何も。ただ、そういう気分だっただけです。」
海星「優惟(ゆい)も色々とあるんだな。」
「優惟」。私が自分の名前を忘れたから、佐々木さんがつけてくれた名前だ。
空「いろいろと言っても、何も思い出せてないですけどね。」
一人で散歩する理由は、自分の記憶を取り戻すためである。しかし、それを続けても未だ成果を上げられてない。
海星「ほら、あの木を見て!あれは1年間ずっと枯れない木なんだよ。」
空「へ〜。そうなんですね。」
初めて見た。しかし、あれはなんだろう。木の下になにかが落ちている。私は近くまで行き、それを手に取った。
空「指名手配の古明地こいし?」
海星「ああ。それね。まだ捕まってないらしいよ。怖いね。何をしたかは知らないけど。」
引っかかる。何かが私の脳内で突っかかるように…。あ、

さとり「3人とも、必ず3人で帰ってきて。」
                      」
空「さとり…様。」
海星「どうした?」
空「思い出した。思い出しました。佐々木さん!」
海星「そうか。それは良かった。」
空「私、行かないといけないところがあります。」
海星「わかった。ほとぼりがさめたら帰っておいで。」
空「はい。この数年間ありがとうございました。」
私は急いで地霊殿に向かった。遠い昔の記憶。これがなかったら、私はきっと…
                     end

7/16/2024, 1:52:26 PM

【空を見上げて心に浮かんだもの】
 青い空、白い雲、緑色の草原。風も気持ちよく感じられる。日は劣らず優れず、いつものように輝いている。草の匂いで眠りに落ちながら、僕はふと思ってしまった。「平和」。この単語が意味することってなんだろうか。いつものように学校に行って、友達と遊んで、花奏といつも通りの会話をして。僕が今挙げられる幸せはこんなものかな?当たり前に見えてるものは、よくよく考えてみたら、現代でしか叶わなかったことだ。僕らは運がいいんだな。この地球に生まれ、人間として生まれ、新たな人生の物語を一人ひとりが作り上げてく。素晴らしい世界だ。君も、そんな世界で僕たちと分かち合って生きている。この「書いて」というアプリで繋がっている。これが、これこそが奇跡と言えるのでは?

7/15/2024, 1:18:59 PM

【実力主義の能力学園に通う底辺の男が…】
午前は色々あった。担任に校長室へ行くように言われ、その途中に変な奴に絡まれ、花奏がやってきて、花奏も能力レベルSで。さて、今日はどこにしようか。僕は適当に校内を歩いていた。そういえば、魂魄のおじいちゃんのところにいかないとな。午前でつかれたのに、午後には大きなお祭りがある。足でも折って休もうかな?いやいや、それはだめだ。痛い気持ちをして魔理沙に負けたら、僕のプライドが。とにかく、昼飯でも食ってエネルギーチャージしよ。で、今僕は何をしてるんだっけ?そうだそうだ。僕は食べる場所を探してるんだった。校内は広いから、どこにしようかすごく悩むんだよ。食堂は、まぁ、また今度でいいや。僕は木の下に座った。ずいぶんと大きな木だ。僕10人分を覆いかぶせれるほどの木。あまり世界を知らない僕は初めて見た。
海星「知らないこと、多すぎるな〜。」
「だからアホなんだよ。お前は。」って花奏に言われそうだな。とりあえず、さっさと昼飯食って、教室に帰ろう。
海星「ただいま。」
教室に帰って来たわけだが、人少なくね?40人のクラスなのに5、6人しかいない。しかも魔理沙がおるし。ろくに話しかけたことがないからな。和に入れん。この感情が外にでないよう気をつけながら自席に座った。その刹那。 
魔理沙「遅かったじゃないか。どこ行ってたんだ?もしかして、アオハルを…」
海星「チゲぇよ、友達と食事していただけだ。」
魔理沙「ほんとに?ナンパして無理やり連れて行ったんじゃ…」
海星「お前は僕になにを求めてるんだ?」
魔理沙「そんなのきまってんだろ?甘くて、酸っぱくて、胸がキュンキュンするやつ。」
海星「お前そんな性格だったか?」
魔理沙「誰もが気になることを聞いてみただけだけど。」
海星「お前が一番アオハルしてそう。」
魔理沙「そうか?ま、彼氏いない暦イコール年齢だからな。」
海星「僕も同じ。」
魔理沙「え?お前、彼氏欲しかったのか?もしかしてゲイ?男同士の付き合いか。私も一度見てみたいな。」
海星「揚げ足とんじゃねぇ。彼女いない暦イコール年齢な。まぁ確かに、彼女は欲しいかもな。」
魔理沙「ワタシとは?」
海星「お前、今日なんかおかしくね?」
魔理沙「何がだ?至っていつも通りだが。」
海星「いや、絶対おかしい。なんか変なもんでも食べたのか?熱とか?おでこ見してみぃ。」
魔理沙「しなくていいって。」
よく漫画でこういうシチュエイションを観た気がするが、気のせいか?知らんがな。今は考えんでえぇ。とにかく魔理沙のおでこに…。
海星「暑くね?熱やん。保健室行くぞ。」
魔理沙「一人で行くよ。大丈夫だ。私はどうにか…」
そう言いかけたところで魔理沙は僕の方に倒れた。そこを僕が支える形にして…。?????アニメ的シチュエイション。僕にも春が…。今はいらんこと考えるな。魔理沙は僕のライバル。競争相手だ。急いで保健室に。僕は魔理沙を背負いながら急いで保健室に向かった。周りの目なんて気にしなかった。気にする暇がなかったと言ったほうが良いか。
 ここに来たのは二度目だな。
海星「先生。先生いらっしゃいますか?」
永琳「はいはい。あら、また佐々木君じゃん。
この人は八意永琳。保健室の先生である。ランクやレベルで差別をしない人というのはこの人である。永琳「で、その子はどうしたの?」
海星「熱で倒れたんです。ベッドにお願いしてもいいですか?」
永琳「えぇ。私も手伝うわ。」
海星「あざます。」
 どうにか魔理沙を保健室に連れて行ったが、次の授業どうしよう。行っても寝るだけやし、行く意味なくね?じゃぁ、付き添いという理由で休もうかな?うん。そうしよう。もう時間はほぼ無いに等しい。よしよし。はち
永琳「そういえば佐々木君さぁ、授業大丈夫なの?」
あ。今それ言わないでくださいよ。休みますって言ったら、僕の休憩時間が潰れるかもしれん(長い説教や先生からの話などで)。嫌だ〜、これもう行くしかなくね?
海星「あ、忘れてました。今何分…」
演技をするのは久しぶりだ。まぁ、僕は嘘つくの得意なんで。自慢できる特技じゃないけどな。
海星「あ、時間やべぇ。急がなくては。失礼します。」
そうして僕は急いで教室に戻った。

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