能力者になりたい佐々木海星(偽名)

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7/13/2024, 12:46:53 AM

【これまでずっと】
 最近、完璧にできていたことができなくなった。飛んでいた鳥が、急に落下するように。泳いでいた魚が、ヒレを動かせなくなるように。今はずっと、病院のベッドの上。何もすることがない。暇すぎる。
『ガラガラガラ』
ドアが開く音。私はそちらに視線を飛ばした。
海星「やっほー。元気にしてる?」
花奏「まぁまぁ。なんでここに来たんだ?」
海星「花奏が退屈してるんじゃないかって思ったんよ。」
その通り。こいつは私のことをよく知っている。
花奏「そうだよ。暇だよ。何もできん。何もすることがない。どうせ勉強したって、私の将来には必要なくなったのだから。」
海星「そんな悲しいこと言うなよ〜。」
花奏「これが事実。これが未来。私は逃れられない穴に落ちたんだよ。こっからはゆっくりとゴールに進むだけ。」
海星「それまでに、たくさん話したり遊んだりしよう!」
なんだこいつ。話がわからなかったのか?どうせ私は死ぬ。そういう運命なのだ。変えられない。変えようとも思わない。「どうせ」という言葉だけが心に残る。
海星「先のことは考えないで、今を真剣に生きようぜ?」
花奏「そうだな。」
私は今、生きている。この時間を大切にするとしよう。これまでずっと、こいつと関わってきたが、こいつと出会って良かったと思う。私があいつを変えたように、私もあいつに変えられたのかもしれない。こんな感情は久しぶりだ。
                     end

7/11/2024, 9:54:38 AM

【目が覚めると】
?「僕は…いったい…誰、だ?」
記憶がない。ここはどこだ。あまりにも衰退している街だ。建物の半分が倒壊し、誰も住めないくらい汚い。変な匂いがするし、早くここを出よう。
でも、いったいどこに行けば?…なんだ?あそこに倒れている人は。とにかく、助けよう。
?「大丈夫ですか?」
返事が返ってこない。よし、連れて行くか。…。
景色が変わらない。同じ場所を通っているように思う。…。
何時間歩いただろうか。景色は変わる気配がない。…。
日が落ちない。おかしい。…。
お腹が空かない。喉も渇かない。なぜだ。…。
この人は目覚めない。…。
この空間は…。この街は…。この人は…。いったい…。
同じ景色…。!?あれは。黒い物体?
何周目かな?あの黒い物体はどんどん大きくなっていく…。
あ…。世界が、黒い物体に飲み込まれていく…。
?「あれ?ここはどこだ?」
看護師「ここは病院ですよ。」
?「病…院?」
看護師「あなたは交通事故で数週間寝ていたんですよ。あなたが助けた人は無事でしたけど、あなたは生死をさまよっていました。」
?「そう…ですか。ありがとう…ございます。」
あの夢はいったい。もしかして、試されていたのかもしれない。
                     end
《こんちは》
久しぶりに小作品作りました。そして、「実力主義の能力学園に通う底辺の男が…」という物語を分けて作成しようと思います。今後ともよろしくお願いします。

6/30/2024, 11:41:09 AM

【なんかお茶会になっていた件について】
霊夢「今日も平和ね。」
紫「つん。」
霊夢「ギャァァァ!夢想封印。」
紫「え?ちょ、まっ、。ゲホッゲホッ。ひどいじゃない。いきなり攻撃をしてくるなんて」
霊夢「私を驚かせた紫のせいだけど。で?今日は何をしに来たの?あ、お賽銭箱はあそこよ。」
紫「ごめんけど、お金持ってきてない。」
霊夢「…お出口はあの鳥居を出るかあなたの隙間からです。どうぞお帰りください。」
紫「いやいや、帰らせないでもらえる?」
霊夢「帰ってください。」
紫「いつものはね。白玉楼の方にいるんだけど、今日幽々子が留守でこっちへ来ちゃった。(テヘペロ)」
霊夢「その年でそれはちょっと…」
紫「あん?誰がクソ老人隙間妖怪ババアですって?」
霊夢「誰もそんなこと言ってないけど。」
紫「というか、最近太った?」
霊夢「他に良い話題出してもらえると嬉しいです。」
紫「(つんつん)やっぱ太ったよね?」
霊夢「外でその話やめてもらえます?」
紫「ダイエットした方がいいんじゃない?ゆかりんも手伝うわよ?」
霊夢「ここでその話をするな、このクソ老人隙間妖怪ババア。」
紫「ハイ、スビバゼンデジダ。ダガラ、オサエズゲルノヤメテグダザイ。」
霊夢「えぇ、そうよ。太ったわよ。最近、咲夜からもらうお菓子が美味しくてよく食べるのよ。」
紫「なにそれ、私も食べてみたい。」
霊夢「ええ!?あれ、私のお菓子。食べたいなら咲夜に言いなよ。」
紫「もしかして、これ?」
霊夢「隙間で出すな。」
紫「いっただきま~す。」
霊夢「こら、食べんじゃないわよ。」
紫「ん〜。霊夢の言う通りだわ。」
霊夢「私の今日のお菓子が。」
紫「大丈夫よ。また咲夜に頼めば良いじゃない。」
霊夢「行くのめんどい。紫、行っきて。」
紫「えー、なんで私?」
霊夢「私の今日のお菓子を食べたからに決まってるじゃない。」
紫「あ、仕事忘れてた!じゃぁ、ソユことで。」
霊夢「逃がすとでも?」
魔理沙「おはよう霊夢。おやこ喧嘩か?」
霊夢「こいつは私の親じゃない。退治すべき妖怪よ。」
アリス「それより、私が作ったクッキー、みんなで食べない?」
紫「まぁ、美味しそうなクッキー!私もご一緒させてもらうわ。」
霊夢「なぜあんたも。」
レミリア「あら、まぁまぁの人数がそろってるじゃない。」
魔理沙「レミリア?」
咲夜「私もいくつかお菓子を持ってまいりました。」
レミリア「楽しそうな未来が見えたから来ちゃったわ。」
紫「じゃぁ、博麗神社にレッツゴー!」
霊夢「え?どゆこと?」
アリス「ほら、霊夢も行くよ。」
霊夢(今ここで大量のお菓子食べたらもっと太る気がするのだけど。まぁいっか。)
                     end

6/24/2024, 9:51:13 AM

【幻想郷のTAKENOKOvsKINOKO】
 博麗結界で外の世界から危害を受けないようにしてきた幻想郷。しかし、それは攻撃性能を持つ物質だけ。そのため、よく世界の物「迷い物」というのが入ってきた。そしてこれが今回の異変の原因となる。さぁ、君はどちら側につきたいかな?
魔理沙「さぁ、今日もきのこ狩りだ!お?なんだあれは。」
私はいつもの森にやってきていたのだ、草の上に目立つ白い物を発見した。私はそれを拾い表を見た。
魔理沙「こ、これは。」
その紙にはキノコとタケノコが描かれてあった。その絵に魅了されたのか、その紙を博麗神社へと持っていっていた。
魔理沙「霊夢!霊夢!これを見ろ!」
霊夢「え?キノコとタケノコ?それが何よ。」
魔理沙「霊夢はどっち派だ?」
霊夢「ん~、タケノコ。」
魔理沙「何!?敵だな。」
霊夢「はぁ?なんでそうなるのよ。」
魔理沙「これは幻想郷

6/23/2024, 9:06:28 AM

【実力主義の能力学園に通う底辺の男が…】(2)
 やっと授業が終わった。そのまま寝ておきたかったが、担任に校長室へ来いと言われたので歩いている。普段はあまり見なかった光景。様々な生徒が行き交いをしている。
海星「いて。」
通り過ぎに人とぶつかってしまった。とりあえず、ぶつかった相手の方をみる。そこには見知らぬ男が立っていた。気配でわかる。こいつはクラスランクが高いことを。
男「なんだよ低レベル。気安く俺に触れてくんじゃねぇ。わかったか。」
そういいながら拳を固め、今、勢いよく振りかぶった。僕は反射的に目を瞑った。しかし、その拳は僕には当たらなかった。
花奏〔かなで〕「気安く私の連れに触ろうとするな。私よりもレベルが低いくせに。」
花奏!なんでここに。というか助かった。まじありがとう。
男「そいつのほうがレベルが低いが、そんな奴を守って何になる。」
花奏「言っただろ、こいつは私の連れだ。こいつがいると色々と助かるもんで。」
男「だからなんだよ!」
声を張り上げた男は花奏に攻撃を繰り出していた。
海星「花奏、危ない!」
変にかっこつけたものの、それは意味をなさなかった。
海星「え?」
花奏の前にでていたつもりだった。だか、花奏は目の前に背を向けて立っていた。男は倒れ、気絶している。
花奏「佐々木、行くぞ。」
周りの視線が痛い。花奏はそれを気にしていなさそうだか、僕にとっては汗が出るほど緊張した。
 人の少ない通路を通り、花奏は止まった。
花奏「佐々木、校長室はどこだ?」
海星「校長室?それなら…」
僕は花奏と校長室へ向かった。
花奏「そうか、ありがとう。ここからは私一人で十分だ。」
海星「僕も校長室に用があるんです。」
花奏「お前、まさか、『能力レベルがS』なのか?」
海星「その通り、よくわかったね。」
花奏「ありえない。こんな奴がSなんて。」
海星「能力だけでーす。」
そうして、僕らは校長室のドアを開いた。
海星「失礼します。」
空気は冷たく、微妙に甘い匂いがした。中には色々な生徒がいた。しかし、その仲にはEクラスの人間はいなかった。僕一人だけだ。
花奏「大体がAクラスだ。」
と小声で僕に話した。Aクラスかぁ。僕の感も言っていたがやはりそうか。その場の気配に気圧されながら、必死に立っていた。足がしびれている。動けねぇ。
『キィ〜』
ドアが開く音がした。皆が一斉に振り返る。僕も花奏もそちらに視線を飛ばした。そちらには、校長らしき、若い女性がいた。見覚えがない。いつも全校朝会のときに出ているようだが、全く話も顔も関心がなかった。本当にこの人が校長か?と思っていと。
にとり「やぁ、皆の衆。君等もご存じ。私こそがこの学校の校長だ。」
言い方からして、なんか癖強いやつ来た。
にとり「私の名前は、もちろん知ってるよな?」
海星「え?僕ですか?」
やばい。ろくに教師の名前覚えたことがねぇ。いろんな選択肢を思い浮かべて…。絶対この中にあるバスだ。…………………………………………………。
にとり「わからないか?」
海星「河城校長ですよね。」
にとり「下の名前は」
…はぁ?下の名前まで!?……………………………。
海星「にと…り?」
にとり「正解。よくわかったな。」
皆がこっちを観ている。なれない感覚だ。
にとり「私の名前は河城にとり。この学校では名乗ったことがないな。」
まじで!やっぱ僕の能力、こういうことでしか発揮できないからなぁ。これが、「感」。物を当てたりすることができる。実際、中学1年生の最初のテストで能力使って満点取ったことがある。しかし、その後は能力が使えない状態にさせられてやばい点数を取ったことがあるんだよなぁ。
にとり「君たちに集まってもらった理由はほかでもない。『能力ランクS』。これは、非常に珍しい逸材なんだ。だから、そんな君たちを育てるために、Sクラス授業を作る。もちろん君たちには参加しないという拒否権はない。全員何かしらの大きな事情がない限り、無断欠席は許さないよ。それだけ。」
海星「いつその授業が行われるんですか?」
にとり「それはだな…。未定。」
皆「未定!?」
にとり「まぁ、君等の担任から言わせるよ。他には?ないみたいだね。じゃぁ解散!」
えぇ〜。ほんとになにするんやろ。わからん。絶対面白くなさそう。そんなこんなで。僕たちは教室へと戻っていった。

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