【実力主義の能力学園に通う底辺の男が…】
午前は色々あった。担任に校長室へ行くように言われ、その途中に変な奴に絡まれ、花奏がやってきて、花奏も能力レベルSで。さて、今日はどこにしようか。僕は適当に校内を歩いていた。そういえば、魂魄のおじいちゃんのところにいかないとな。午前でつかれたのに、午後には大きなお祭りがある。足でも折って休もうかな?いやいや、それはだめだ。痛い気持ちをして魔理沙に負けたら、僕のプライドが。とにかく、昼飯でも食ってエネルギーチャージしよ。で、今僕は何をしてるんだっけ?そうだそうだ。僕は食べる場所を探してるんだった。校内は広いから、どこにしようかすごく悩むんだよ。食堂は、まぁ、また今度でいいや。僕は木の下に座った。ずいぶんと大きな木だ。僕10人分を覆いかぶせれるほどの木。あまり世界を知らない僕は初めて見た。
海星「知らないこと、多すぎるな〜。」
「だからアホなんだよ。お前は。」って花奏に言われそうだな。とりあえず、さっさと昼飯食って、教室に帰ろう。
海星「ただいま。」
教室に帰って来たわけだが、人少なくね?40人のクラスなのに5、6人しかいない。しかも魔理沙がおるし。ろくに話しかけたことがないからな。和に入れん。この感情が外にでないよう気をつけながら自席に座った。その刹那。
魔理沙「遅かったじゃないか。どこ行ってたんだ?もしかして、アオハルを…」
海星「チゲぇよ、友達と食事していただけだ。」
魔理沙「ほんとに?ナンパして無理やり連れて行ったんじゃ…」
海星「お前は僕になにを求めてるんだ?」
魔理沙「そんなのきまってんだろ?甘くて、酸っぱくて、胸がキュンキュンするやつ。」
海星「お前そんな性格だったか?」
魔理沙「誰もが気になることを聞いてみただけだけど。」
海星「お前が一番アオハルしてそう。」
魔理沙「そうか?ま、彼氏いない暦イコール年齢だからな。」
海星「僕も同じ。」
魔理沙「え?お前、彼氏欲しかったのか?もしかしてゲイ?男同士の付き合いか。私も一度見てみたいな。」
海星「揚げ足とんじゃねぇ。彼女いない暦イコール年齢な。まぁ確かに、彼女は欲しいかもな。」
魔理沙「ワタシとは?」
海星「お前、今日なんかおかしくね?」
魔理沙「何がだ?至っていつも通りだが。」
海星「いや、絶対おかしい。なんか変なもんでも食べたのか?熱とか?おでこ見してみぃ。」
魔理沙「しなくていいって。」
よく漫画でこういうシチュエイションを観た気がするが、気のせいか?知らんがな。今は考えんでえぇ。とにかく魔理沙のおでこに…。
海星「暑くね?熱やん。保健室行くぞ。」
魔理沙「一人で行くよ。大丈夫だ。私はどうにか…」
そう言いかけたところで魔理沙は僕の方に倒れた。そこを僕が支える形にして…。?????アニメ的シチュエイション。僕にも春が…。今はいらんこと考えるな。魔理沙は僕のライバル。競争相手だ。急いで保健室に。僕は魔理沙を背負いながら急いで保健室に向かった。周りの目なんて気にしなかった。気にする暇がなかったと言ったほうが良いか。
ここに来たのは二度目だな。
海星「先生。先生いらっしゃいますか?」
永琳「はいはい。あら、また佐々木君じゃん。
この人は八意永琳。保健室の先生である。ランクやレベルで差別をしない人というのはこの人である。永琳「で、その子はどうしたの?」
海星「熱で倒れたんです。ベッドにお願いしてもいいですか?」
永琳「えぇ。私も手伝うわ。」
海星「あざます。」
どうにか魔理沙を保健室に連れて行ったが、次の授業どうしよう。行っても寝るだけやし、行く意味なくね?じゃぁ、付き添いという理由で休もうかな?うん。そうしよう。もう時間はほぼ無いに等しい。よしよし。はち
永琳「そういえば佐々木君さぁ、授業大丈夫なの?」
あ。今それ言わないでくださいよ。休みますって言ったら、僕の休憩時間が潰れるかもしれん(長い説教や先生からの話などで)。嫌だ〜、これもう行くしかなくね?
海星「あ、忘れてました。今何分…」
演技をするのは久しぶりだ。まぁ、僕は嘘つくの得意なんで。自慢できる特技じゃないけどな。
海星「あ、時間やべぇ。急がなくては。失礼します。」
そうして僕は急いで教室に戻った。
7/15/2024, 1:18:59 PM