代理(特に何も無い学生)

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7/12/2024, 12:51:37 PM

君が僕の目を見てくれることは無いだろう。

君とは夢の中で会った。
別に気にしているわけではない。
好きというわけでもない。
ただ、また会いたいと思ったんだ。
そしてまた、夢の中で君と海に沈みたい。
このまま死んでいたら幸せだろうと、また感じたい。
僕の目の前に居るのはもう冷たくなっている君。
一生聞くことのできない、
「大好き。」
という一言。
一生、僕の事を見てくれない目。
僕は一生、君以外を好きになる事は無いだろう。
今日も君と僕は浜辺に行く。
生きているのか、死んでいるのかわからない君と。
このまま一生居ようと思った。

#自分の性格が大嫌いです。

7/11/2024, 11:12:17 AM

壊れたセミ。

近所に"カワセミ"という苗字の女の子が居る。
私と幼馴染は"セミ"と呼びやすいあだ名で呼んでいる。
その子は生まれつき体が弱いらしく、毎回遊ぶときはセミの親が見える家で遊んでいるんだ。
今日も、私とその幼馴染はセミの家に向かう。
そんな時に幼馴染は何を思ったのか、公園で見つけたセミを持ってきた。
「何そのセミ。」
私は思わず聞いてしまった。
そんな質問に対して、幼馴染はいつものニコニコとした表情を一切変えず、私にこう言った。
「これ、公園で拾ったんだ。だけどこのセミ、
        "スゲェ弱い"。」
確かに幼馴染が持っているセミは声も上げず、ピクリとも動かない。
「逃がしてきたら?」
私は幼馴染にそう言う。
幼馴染は不思議そうな顔を浮かべたが、すぐにいつもの表情に戻り、
「いや、俺、こいつを飼ってみたい。」
そんな幼馴染の真剣な表情に私は否定できなかった。
そして、数週間が経った頃だ。
私と幼馴染は"セミ"に会わなくなった。
いや、会えなくなってしまったんだ。
セミは手術前に交通事故に合ってしまったらしい。
今はセミがどんな状態なのか、私達は知る由もなかった。
そんな話を幼馴染に言った。
珍しく、セミがうるさく鳴いていた時だったんだ。
幼馴染はいつものニコニコとした表情で私にこう言ったんだ。


「セミ、死んだよ。」

7/10/2024, 11:12:44 AM

死んでも愛そうと思った。

既読が3日、付かない時だって多々あった。

おはよう、という言葉を聞けない日だってあった。

愚痴しか聞けない時だってあったさ。

でも、俺はこの人を愛し続けようと思ったんだ。

どれだけ周りから、「間違っている。」と言われ続けてもだ。

大好きで大切な親友の意見を無視してもだ。

それで、友情が無くなった時でも、俺は笑顔であの人と話し続けた。

「君の好きはどうなっちゃうの?」

「え…?」

「だから、愛し続けると約束した恋人を殺しちゃったんじゃないの?」

俺の両手は、あの人の温かい手で包んでくれた時とは正反対に血濡れて、冷たかった。

7/7/2024, 1:02:26 PM

友達に
 
「MBTIによって、七夕の願い事が違うんじゃない?」
 
という事を聞かれたので、早速聞きに行ってみました。

No.1 INFP

・前世は猫になりたい。
・特に無いかな。
・メンタル最強になってみたい。

No.2 ENFP

・やっぱり彼女欲しい。
・ボッキュッボンのお姉さんが僕の目の前に現れてほしい。
・身長高くなりたい。180ぐらいまで。

No.3 ESTJ

・恋愛よりテストの点数が良くなりたい。恋愛はその次。
・マトモな友達が欲しい。

No.4 ESFP

・休日がもっと増えてほしい!!
・遊びたい。
・夏休みの馬鹿みたいに多い宿題無くなって欲しい。

No.5 ESTP

・バーベキュー行きたい。
・可愛い彼女が欲しい。
・金。

とまぁこんな感じでした。

色んな人に聞いたから、もう少し居るんですが、読み方も大変だと思うのでここまでにします。

皆さんはどんな事をお願いしましたか?

7/3/2024, 1:18:54 PM

「この道の先に何があると思う?」 

そう、帰り道に幼馴染は森の奥に指を差しながらそう言った。

何処か不気味ささえ感じてしまう幼馴染の笑顔に俺は答えを考えた。

「特に何も無いんじゃないか?」

「ふふっ笑…へ〜…、何でそう思うの?」

俺の答えに対して、幼馴染の好奇心が湧いてくる。

「人がいる気配が無い気がするんだ。人が住んでるっていう。だから特に何も無い気がするんだ。」

俺がそう答えると、幼馴染は一瞬目を丸くしたように見えたが、次の瞬間には口角が上がっていた。

幼馴染は目を細め、口角をニヤリとあげ、俺にこう"答え"を言った。

「私ね、この質問、親にも言ったことがあるの。そしたら親は何故か"私が人には見えない何かが見える子"って思い始めたんだ。」

夕日に照らされながらそう、淡々とした口調で話を続ける幼馴染。

「人ってさ、必ず第一印象でその人はこうって決めてしまうと思うの。だから親は、私がそう言った時にそう感じてしまったんじゃないかな。」

最後に幼馴染は、風に髪の毛を靡かせて、俺の目を見つめながらこう言った。

「強く生きてね。世の中には第一印象だけに囚われる人が沢山居るから。」

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