代理(特に何も無い学生)

Open App

死んでも愛そうと思った。

既読が3日、付かない時だって多々あった。

おはよう、という言葉を聞けない日だってあった。

愚痴しか聞けない時だってあったさ。

でも、俺はこの人を愛し続けようと思ったんだ。

どれだけ周りから、「間違っている。」と言われ続けてもだ。

大好きで大切な親友の意見を無視してもだ。

それで、友情が無くなった時でも、俺は笑顔であの人と話し続けた。

「君の好きはどうなっちゃうの?」

「え…?」

「だから、愛し続けると約束した恋人を殺しちゃったんじゃないの?」

俺の両手は、あの人の温かい手で包んでくれた時とは正反対に血濡れて、冷たかった。

7/10/2024, 11:12:44 AM