溢れ出す言葉

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7/14/2023, 4:21:07 PM

色々あって細かく説明できないんだけど、
激しく吹く風の中で、
言いたいことがある。
負けたって死ぬ運命だって愛している。
木の中に音楽を見つけたり、目の中に宇宙を見つけたり。
冒険みたいな日々を愛している。
冷たい言葉で傷付いたり、傷付けたり、
そんな私達を愛している。
繋いだ手の中で温かみを作っている感じとか。
まだ、忘れられないことばかり。
愛せることを愛している、
それよりもあなたを。
それよりもこの気持ちを。
それよりも途切れることのない永遠を。

 息をすることが、可視化されると
 一気に襲ってくる。
 孤独と自分の肉体の脆さ。
 手の中には入ってこれないあなた。
 繋いだ手の温もりは最後、冷たくなる。
 それを知ってる、それを知ってるのに
 離せない、この手。

 冷たいよ、手の温もりが私に伝わる時、壁ができる。
 前を向くときあなたの手を握るけど、
馬鹿だって思うよ。
 あなたはここで、私はここだよ。
 ほんの1マイクロの距離が私達を引き離す。
 走ってあなたか私か分からないほど速くすべてを感じて。
 それでも、あなたとの繋がりは、やっぱりこの手だね。
 愛している。
それで全て解決してしまえ。
 何も見えないふりをし、何も感じないふりをして
死を待つ二人と、それを止める愛と、何もかも平気にさせてしまう愛と、
結局死へと毎日を過ごす私達。
        
      長い散歩道だけ歩こう。
      「私」と、「あなた」じゃなければ、
      あなたの笑顔を見れない
      あなたに愛しているが言えない。
      熱くて、冷たさなんて忘れるほどの愛をしよう。
      余計な言葉は要らない。
      手を取って。
       幸せと歩こう。
      

   


7/11/2023, 9:14:05 AM

目が覚めると、

タイムラプス
何もない部屋のコマ送りをただただ眺めるそんな朝を
誰にも見られることはないと安心して、独りだと悲しくなって。
平気だった昨日もどこかへ消えてる。
もしかしたらずっと平気じゃなかったのかも。
だってだってこんなに冷たい。シーツの上で。
苦しむ音はしない。今日もまた無音の中に生まれた私。
しましまの安っぽいけど心地良い寝巻きの中で飛び回る
黄色いバタフライ。
誰かの音はしなくて、ただ回るクーラーの音を聴く。
饒舌なんだね、ずっと喋ってる。
頭がくらくらする程に。
心の端っこを意識した。限界を感じたの、息切れするくらい。
もう眠っていたい、ずっと巻き付けられていたい。
この大きな眼が開くとき別に何も見えてないの。
ただ大きな白背景と滲む棚と窓の光。
硬く動く顎、力の入らない手の中。
黄色の蝶が飛び回るのその間に
大きな体が空っぽに座ってるだけ。

7/9/2023, 10:31:17 AM

理解しきれない、この頭の中。
深く沈んだなら、死に怯えちゃってそのまま堕ちる。
ずっと怖かったの。怖がりさんの私を、理由もなく馬鹿にする。
それはきっと、味が分からないからね。
口を開けて
詰まったわた菓子と、しろくまのぬいぐるみを口に詰めてあげる。
変わった味がして、喉に詰まってものすごく気持ち悪くなるの。
口から流れ込んだ情報に心は反応せざるを得ない。
心は無情に暴れまわる。

助けてと手を伸ばし、宇宙に出る。何もそこには無いと思い知る。
底なし沼にはまったと気付くでしょ?

鳴り止まない雨の音と落ち着けない呼吸。咳は止まらない。
音も止まらない。 催眠術の真似、動かなくなる手足。
死ぬ前の感覚。
時間に追われていたことを冷たい言葉で吐き捨てられる。
お前はもともと最初から独りなんだよ。

咳ごめ、
ん、と音を出せ。
痩せた腹から骨盤を触って、
時計を見ずに寝転がる。
赤い鉛筆を愛でる。
ミステリー小説みたいに証拠は転がってるけど。
未解決に終わりそうなことしかしてない。
全部は私に原因があるから。
全てはこの頭の中に。
理解に苦しむうちはまだ優しいよね、
痛みも。
今も宇宙に漂いながら、地球だけを見て生きている。
振り向いたら元通りになるから。
何もかも思い出して、幸せになんて一生なれない。
暗い秘密には目を向けず、
みんなと同じように地球に目を向けて呼吸している。
もうどれくらい?
たまに垣間見える深い沼を肌色の膜で覆う。
目立たないように。
これが私のあたりまえ

7/9/2023, 10:09:48 AM

私を連れ出そうとしてるの
突然嫌気が差した
暗い部屋といい感じの照明の灯りが
私を甘やかしていたことに気付いてからは
すべてが青く見える。
何もかも孤独。
突然切ない曲の英単語を呟きたくなる感覚、誰も分かり得ない私の暗闇。
いつだって閉ざしていた、かーてんの外には
私の咳ごみも聞こえない、何もかも見えてない。
悲しい、哀しい体の穴すべてを閉ざして。
四角に閉じこもる。
コミカルなリズムは今いらないの、ただ暗い言葉が欲しい。
街の明かりは私の暗い部屋を照らす。
私の他には誰もいない部屋に
誰かがノックしてくる。
入り込んだ光、その名を知っている。
歪む足場、誰も入れたことないの、
それならと光は、 私 を連れ出した。
私は連れ出されたの。信用もしていない街灯のしたへ。
数秒前の部屋の景色は鮮明で、自分のことが完全に分からなくなって。
頭を掻き混ぜられた私の目の前には確かな明かり。
硬い地面に足は行き場をなくす。
でもなんだか自然と愛せてきちゃう、
明かりの数を数えようとしても数えられないその膨大さに
わくわくしたの。
部屋の外へ
部屋の外へ
部屋の外へ部屋の外へ。
 

【街の明かり】

7/7/2023, 12:08:30 PM

分厚い唇を動かせ、あなたの星はどこに?
どこに?どこに?輝く星。
願い事を叶えてくれる、輝く星。
素敵でしょ、2つの星、またぐ星の道。
待っていてここでここで私は踊っている。
瞳に流れる2つの星。
誰かと誰かがくっついたってくっついたって。
胸に仄かな甘い香り。
無味にさせる夏の匂い。
寂しいな、ここへここへ来てくれたらな。
光ってるのは空の上、隣は寂しい私の影一つ。
目を閉じて‥
速く速く口を動かして。
感じている感じはただの感覚。
実際に叶うなんて何が何かなんて把握してない。
ただ今日は願いが輝くんだって信じてるだけ。
指で描いたのは歪な3角。
聴いたことない曲のリズムが心地よくて、
おぼろ星、形がゆらゆら揺れている。
ごめんね、高鳴ってるの。
だからだから、興奮状態うまく言葉にできない。
でもわかってる、これはかなり輝いてるって。
ただの普通の女の子、それが私。
なのに今日はなんだかおかしいみたい。
夢を見てるみたいに私一人異世界。
空は一面に青紫いろ、私に見せているのは特別光ってるやつ。
おおきくってさ、私の呼吸の音も聞こえない。
こんなにこんなにすごいもの見たの初めてかも。
待って待って、ここでこの瞬間願い事を。
ひとつまみのロマン、可愛い、彼の形。
7/7

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