溢れ出す言葉

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私を連れ出そうとしてるの
突然嫌気が差した
暗い部屋といい感じの照明の灯りが
私を甘やかしていたことに気付いてからは
すべてが青く見える。
何もかも孤独。
突然切ない曲の英単語を呟きたくなる感覚、誰も分かり得ない私の暗闇。
いつだって閉ざしていた、かーてんの外には
私の咳ごみも聞こえない、何もかも見えてない。
悲しい、哀しい体の穴すべてを閉ざして。
四角に閉じこもる。
コミカルなリズムは今いらないの、ただ暗い言葉が欲しい。
街の明かりは私の暗い部屋を照らす。
私の他には誰もいない部屋に
誰かがノックしてくる。
入り込んだ光、その名を知っている。
歪む足場、誰も入れたことないの、
それならと光は、 私 を連れ出した。
私は連れ出されたの。信用もしていない街灯のしたへ。
数秒前の部屋の景色は鮮明で、自分のことが完全に分からなくなって。
頭を掻き混ぜられた私の目の前には確かな明かり。
硬い地面に足は行き場をなくす。
でもなんだか自然と愛せてきちゃう、
明かりの数を数えようとしても数えられないその膨大さに
わくわくしたの。
部屋の外へ
部屋の外へ
部屋の外へ部屋の外へ。
 

【街の明かり】

7/9/2023, 10:09:48 AM