溢れ出す言葉

Open App

色々あって細かく説明できないんだけど、
激しく吹く風の中で、
言いたいことがある。
負けたって死ぬ運命だって愛している。
木の中に音楽を見つけたり、目の中に宇宙を見つけたり。
冒険みたいな日々を愛している。
冷たい言葉で傷付いたり、傷付けたり、
そんな私達を愛している。
繋いだ手の中で温かみを作っている感じとか。
まだ、忘れられないことばかり。
愛せることを愛している、
それよりもあなたを。
それよりもこの気持ちを。
それよりも途切れることのない永遠を。

 息をすることが、可視化されると
 一気に襲ってくる。
 孤独と自分の肉体の脆さ。
 手の中には入ってこれないあなた。
 繋いだ手の温もりは最後、冷たくなる。
 それを知ってる、それを知ってるのに
 離せない、この手。

 冷たいよ、手の温もりが私に伝わる時、壁ができる。
 前を向くときあなたの手を握るけど、
馬鹿だって思うよ。
 あなたはここで、私はここだよ。
 ほんの1マイクロの距離が私達を引き離す。
 走ってあなたか私か分からないほど速くすべてを感じて。
 それでも、あなたとの繋がりは、やっぱりこの手だね。
 愛している。
それで全て解決してしまえ。
 何も見えないふりをし、何も感じないふりをして
死を待つ二人と、それを止める愛と、何もかも平気にさせてしまう愛と、
結局死へと毎日を過ごす私達。
        
      長い散歩道だけ歩こう。
      「私」と、「あなた」じゃなければ、
      あなたの笑顔を見れない
      あなたに愛しているが言えない。
      熱くて、冷たさなんて忘れるほどの愛をしよう。
      余計な言葉は要らない。
      手を取って。
       幸せと歩こう。
      

   


7/14/2023, 4:21:07 PM