紅茶の香り※自我
愛し合うお二人方に紅茶を嗜む方がいなーい!
迅さんも嵐山さんも伊黒さんも蜜璃ちゃんも千空ちゃんもゲちもみーーーーんな紅茶飲むイメージなさすぎるーーーー(^_-)-★
迅さん嵐山さんはイケイケ19歳男児なわけでね、飲むイメージ皆無すぎてかわいい大好き。でも嵐山さんは広報活動の一環でCMやってそう。紅茶〇伝とか。午〇の紅茶とか。それで商品貰ってきて迅さんと飲むとかはある。きっとある。だってアタクシには見えるもん。見えるんだもん!!!!!そんで〇後の紅茶を午前に飲んで『おまえ午前に飲んでんの!午後の〇茶なんだから午後に飲むのがルールだろ!』とかアホみたいなこと言い合って笑うのがオチだもんな!!!知ってる!!!!
伊黒さん蜜璃ちゃんは時代のせいでイメージ無いけど、もしかしたら転生or現パロでお菓子作りとかで紅茶の葉っぱ使うとかはあるかも。やっぱり蜜璃ちゃんが作るのかな。それとも伊黒さんが蜜璃ちゃんに食べさせたくて沢山作るのかな。どっちにしろ可愛いからおなかいっぱい食べてください。いっぱい食べる君が好き。「伊黒さーん!紅茶クッキー焼けたよー!」「いい匂いだな。よし、紅茶も入れようか」「今日は紅茶尽くしね!」とかさ……かわいー会話をニコニコしながら日当たりのいい部屋で二人仲良くアフタヌーンティーして欲しいの…好きかわいい…。
千空ちゃんとゲちは時代が時代だもんね!?3700年後に紅茶残ってるはずないもんね!?あったとしても野生の生命力激強お紅茶しか残ってなさそう…、、でもアタクシの世界()だと千空ちゃんは紅茶とかの草花見分けつくしゲちは仕込み作る時に色んな薬草使うから色々採取して千空ちゃんに判別お願いしてそう。「せんくーちゃんこれ使えるやつと使えないやつに分けてちょーだい♪」「あ゙?あーー……これとこれとこれは毒、これは…紅茶の一種だな」「ジーマーで!?」ってかわいい会話した後ゲちが色々試して紅茶モドキ作るルートはある。''ある''んだよ!!!!!!!!!!!!
ここまで書いといて思ったけど普通に書けそうだった爆笑
でも今日バイトめちゃ大変だったし疲れたからもう寝るもーーーーーん、!!!!!
おやすみーーーーーー!!!!!。!!!
小説
迅嵐
「あいことばをどうぞ」
「……あいことば?」
おれは目の前で丸まっている布団の塊に為す術なく、ベッドの横に座り込んでいた。
それは些細なことだった。その日、おれは早く帰ると嵐山と約束をしていた。しかし防衛任務やら予知報告やらでバタバタしていてすっかり忘れてしまい、帰ってきたのは時計の針が真上を向いた頃だった。真っ暗な部屋を見たことでやっと思い出したおれは、急いで嵐山が寝ているはずの部屋へと向かった。そしてそこには嵐山の声でおかえり、と呟く布団の塊がいた。遅くなってしまったことを詫び、顔を見せて欲しいと懇願すると『あいことば』を求めてきたのだった。
「えっと…開けーゴマ!」
「違う」
「……ちちんぷいぷい〜」
「…もっと違う」
その後も合言葉らしいものを言うも、全て違うらしかった。
…まっっったく分からなかった。なんだ?嵐山と決めていた合言葉なんてあったか?それとも、嵐山にとって大事な言葉?うーーーーーん。分からん。
「ごめん嵐山、降参。ヒント教えて」
「……あいことばって言っただろ」
「うん…それが分からんのよ」
「あいことば」
「うん…」
「…あい、ことば」
「……うん?」
「愛の、言葉」
「………………うん?」
「……愛言葉!!」
ぎゅっと布団の端が中に丸まる。中ではリンゴのように赤くなった嵐山がいるに違いない。予知で視えなかった程の低確率の未来。滅多に我儘を言わない嵐山がかわいいおねだりを言う未来。おれはそれを引き当ててしまったらしかった。よくやったおれ。天才。さすが実力派エリート。……本当にかわいい。
おれは布団の中にいる愛しい恋人の顔を見るため、お望み通りの愛言葉を口にするのだった。
小説
迅嵐
二人の非番が重なる貴重な日。俺たちはショッピングモールに遊びに来ていた。久々のデートに俺は柄にもなく舞い上がっていた。
「久しぶりだな。ショッピングモールなんていつぶりだろ」
隣の迅はくるりと辺りを見渡すとニコニコと笑っていた。その表情から悪い未来は見えていないと察す。
「だな、本当に久々だ。どこから回ろうか」
すると後ろから声をかけられた。
「お兄さん達、一緒に遊びません?」
「え?」
振り向くと、若い二人組の女性がこちらを見ていた。
「お友達同士で買い物ですか?」
一人の女性が笑顔で話しかけてくる。……友達…。まぁ普通は友達に見えるよな…。
恋人同士に見えていなかったという残念な気持ちを抑えながら、どうやって断ろうかと悩んでいると、横からにゅっと迅の腕が伸びてくる。
その手はそのまま手持ち無沙汰だった俺の手を握りしめた。
「いやぁごめんねお姉さん達。おれ、今こいつとデート中だから」
そのままさっさと背を向け、迅は俺の手を引きながら歩き出してしまった。
しばらく歩いて女性たちが見えなくなると、俺は今だ前を向き続けている迅を引き止める。
「ま、待て迅。良かったのか?あのまま置いていってしまって…」
迅は振り返ることなく、俺の手を強く握り直しながらぽつりと呟いた。
「……友達じゃねーもん」
迅の表情を伺うと、子供のように拗ねた顔で俺をじっと見つめ返してきた。その姿のなんといじらしいことか。あまりにも可愛くて、先程の悲しい感情はすっかり消え失せていた。
「はは、恋人、だもんな?」
俺は未だ少し不貞腐れている迅の手を引くと、可愛い恋人に、アイスが食べたいとおねだりをするのだった。
小説
おばみつ※転生if
「行かないで」
遠慮気味に俺の服の端を掴み、蚊のような小さな声で彼女は呟く。その美しい瞳から大粒の涙を幾つも零していた。初めて見る甘露寺の姿に俺はおろおろと情けなくうろたえることしか出来なかった。
彼女は、俺に弱音を吐いたことが一度も無かった。いつも明るく気丈に振る舞い、彼女を見た者は皆笑顔になる。そんな存在が甘露寺だった。
「か、甘露寺、どうしたんだ。何があった」
俯く彼女に俺は何も出来ず、自らの不甲斐なさを恨んだ。彼女にこんな顔をさせたくなど無いのに。
「…いかないでよぉ…」
くしゃりと顔を歪めた彼女は、俺とは目を合わせず掴んだ服の裾を一層強く握りしめる。
「…何処にも行かないよ。ほら、そこに座ろう」
頬の涙を拭うと、近くにあったベンチに二人で座る。
「どうした、何があったんだ?ゆっくりでいいから俺に教えてくれ」
優しく促すと、彼女はぽつりぽつりと話してくれた。
「……あのね、あのね伊黒さん。私、夢をみたの。ずっとずっと昔の時代の夢。…貴方も私も何かと戦っていて…皆傷だらけで…」
彼女の語る夢の話。
「伊黒さんは…私を助けるために、一人で戦いに行っちゃって…。でもね、行かないで欲しかったの」
「…甘露寺…」
「それでね、それをさっき思い出しちゃって、心がぶわーってして、ぎゅーってして、とっても悲しくなっちゃったの」
彼女の手は強く握りしめられていて、真っ白になってしまっていた。
「……ごめんなさい、訳分からないよね。…忘れて…」
俺より少し背の高い彼女が、今は触れてしまえば消えてしまいそうなほど小さく見えた。俺は彼女の白くなってしまった手に自らの手を添える。
「…甘露寺、俺はここにいるよ」
はっと顔を上げる彼女の目を優しく見つめる。若草色の瞳がゆらゆらと儚げに揺れていた。
「…まだ、ちょっと早いかと思っていたんだが…」
俺はポケットの中にある、小さな箱を取り出す。
彼女は目を見開くと、視線を俺に戻した。
「きっとこの先、俺はまた君を不安にさせてしまうかもしれない」
「…」
「けれども約束しよう。俺は何があっても君を一人にはしない。ずっとずっと一緒に生きていこう」
…もっとちゃんとしたレストランとかでしようと考えていた。一生に一度のことだから。彼女が喜ぶのはどんなのだろうと、何度も考えた。だけど、今しなければ意味が無いと思った。今だからこそするべきだと思った。
俺は立ち上がり彼女の目の前に立つ。そして跪くとゆっくりと箱を開けた。
「俺と結婚してください」
もう二度と置いて行ったりしないから。君とずっと一緒にいたいから。
彼女の涙と手元の指輪が光を受け、星のように輝いていた。
小説
千ゲン
遡ること三十分前。
「あ゙ーーーー……」
俺は乱暴に頭を掻き回す。アイデア作りの作業に手をつけ始めて早数時間。目の前には白紙の紙一枚。今日までにこれを終わらせないと、この後の作業が滞る。その事実が俺を更に焦らせた。
「千空ちゃ〜ん、捗ってる〜?」
ゲンは間延びした声で俺を呼ぶ。
「…捗ってるように見えっか」
「いーや全然。だからさ千空ちゃん」
「あ?」
「丘に行こうよ」
そして現在。俺たちは小高い丘の上へ来ていた。ゲンと二人並びながら、どこまでも続く青い空をぼんやりと眺める。流れる雲を目で追っていると、視界の端から腕が伸びていることに気がつく。横を見るとゲンが空を指さしていた。
「ねー千空ちゃん、千空ちゃんは何で空が青いと思う?」
「あ゙?空が青いのは、あの太陽の光が地球の大気を通過するときに波長の短い青い光が散乱して…」
「わーっ!違う違う本当のこと聞いてるんじゃなくて」
「?」
「想像してみてよ」
ゲンは立ち上がり、クルクルと踊るように俺の周りを歩き出す。
「実は空には大きな鏡があって、海の色を映してるから青い、とか。神様が絵の具を間違えて垂らしちゃって青くしちゃったとか……それだと夕焼けの説明がつかないか」
ゲンは再び俺の横に座ると、空が青い理由を想像して様々なことを話し続けた。いつもは事実に基づいた証明出来ることばかりを考えているせいか、その柔軟さは中々新しい視点だと思った。本当に楽しそうに話すゲンを見て、俺は思わず目を細める。俺たちの目の前に広がる空と海は、共に青く、深く、そして美しく輝いていた。
「まぁ科学の大好きな千空ちゃんにはちょっと退屈だったかなー」
「…いや、たまには空想話もいいもんだ…。…あ゙」
「えっ、なになに」
「ククク…全部お前のお見通しって訳か…」
「えっえっ」
「てめぇの空想話が俺のグダった脳みそにテコ入れやがったんだ。しっかり手伝ってもらうぞメンタリスト」
あんなに時間をかけても進まなかったアイデア作りが驚く程スムーズに想像出来る。やるじゃねぇかゲン。百億万点やるよ…!
俺はいやいやと駄々をこねるゲンの首根っこをしっかりと掴むと、ズルズルと引きずりながらラボへと戻っていった。