ミツ

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11/29/2024, 5:53:39 PM

最近寒い日が多い。

雪が降った日もあった。

いよいよ冬だなぁ〜って思うと何と無く気分が上がる。

手に息を吹きかける。

少し手が痛くなった。

真っ赤になった手を自分の首元に当てながら「はー」っと息を吐く。

口からでた白い息は直ぐに見えなくなった。

空を見上げる。

今日も快晴だ。

                            ー冬のはじまりー

短いの多くなりそうです。あと、出来るだけ書こうと思ってるので、毎日覗いてくれたら嬉しいです。

10/26/2024, 10:52:46 AM

「愛してるよ」

耳元で囁く。

でも、返ってきたのは、

「ありがとう」

これだけ。

「ねぇ、もうちょっと無いの?」

少し笑いながら聞いてみる。

「うるさいな」

言って耳をふさぐ。

「もう一回!」

無理やり手を引っ張る。

力が入っていなかったのか手は簡単に耳から離れた。

「愛してるよ?」

もっと可愛く。

でも、やっぱり。

「分かったから」

また、照れてくれなかった。

「何で?何が駄目?」

「何回も言われるから慣れたの」

「……」

そもそも、私はちゃんと理由があって言ってる。

ってゆうか、理由があったほうが言いやすい。

これは、こいつを照れさせるためのゲーム。

照れたら駄目、ってか負け。

私にデメリットは無い。

愛してるゲームって知ってる?

あれに良いなって思ったからやってみたんだ、照れたら負けって部分を真似しただけだけど。

言葉は何でもいい、私が一方的に好きとか愛してるって伝えるだけ。

「ねぇ、ゆうき」

澪(みお)ちゃんだ。

澪ちゃんはわかりやすい。

多分、いや絶対澪ちゃんはこいつの事が好きだ。

「何?」

二人だけの話が始まってしまった。

わざわざ会話に入る気もないし、その場から離れる。

どうしたら良いんだろう。

照れてほしい。

前に澪ちゃんに「愛してるってゆうきに言ってきて」って頼んだ時も、多分、照れてなかったと思う。

口元が緩んでニヤけてるみたいに見えたのが間違いではなかったのなら、照れたって事なんだろう。

嫉妬しちゃうな。


もう昼休み。

早速話しかける。

「あのさ、好きな人っている?」

「うん」

「えっ!?本当?誰?このクラス?隣?」

「このクラス」

「男?女?」

「女だよ、何その質問」

「いや、一応、誰?」

「誰でしょう」

「教えて!」

「言わない」

「何で?」

「逆に、好きな人いる?」

「うん」

「マジで?だれ?」

「ゆうき」

「え?ほんとに?」

「うん」

言い切った。

顔は見えない。

「嘘でしょ」

「嘘じゃない」

まぁ、昔からこう言うのでからかってたから嘘って思われてもしかたないか。

「……」

「で?誰なの?」

「言わない」

無理やり顔を見る。

照れてない。

「…とっておきだっのに」

好きなのは本当だけど。



〜何年か後〜

「結婚おめでとう!」

「ありがとう」

「おめでとう」

目の前には初恋の相手、ゆうきが立っていた。

「ありがとう」

ゆっくり笑う。

「おめでとう〜」

澪ちゃんだ。

「ありがとう」

「先越されちゃったなぁー、まさかゆうきにも負けるなんて思わなかったけど」

「あはは」

笑う。

乾いた笑い。

私、多分今でもゆうきのこと好きだ。

学生時代に言っとけば良かったかな、「結婚しよう」って。

でもさ、あんな子供だった時に「結婚してください」なんて、言えなかった。

愛してる。


                              ー愛言葉ー

終わり方、グダグダでごめんなさい。
ただ、「結婚しください」って言葉をどうしても入れたかったんです。

10/21/2024, 12:19:31 PM

夏。

暑い夏。

「ねえ、春(はる)ちゃん」

「……うっ…ゲホッゲホッ」

春は泣いて。

「本当は」

私は笑った。


「ちょっと!!こんな事した人は誰ですか!?中学生にもなって…」

先生のお説教は長い。

その分授業が潰れるから迷惑だ。

「あの、先生」

隣から声がした。

「今は話の途中です」

「いえ、その、私見たんです」

如月 桜(きさらぎ さくら)。

通称『真面目ちゃん』

桜は優しくて皆に好かれてる。

だけど裏では、真面目ちゃんって呼ばれてる。

「ちっ、チクリ魔が」

そうそう、チクリ魔とも。

「犯人を見たのですか?」

「いえ、昨日、教室で“春さん”が何かやっていました。ずいぶん遅い時間までいたと思います」

「如月さんは何を?」

「算数でどうしてもわからないところがあって、時間がかかってしまいました。教えてくださったのは鈴木先生ですので聞いてみてください」

「…わかりました、百瀬(ももせ)さん!本当ですか?」

春が席を立つ。

ちらっと目配せしてきたけど、知らないフリをした。

面倒くさい。

「……違います、放課後はすぐに帰宅しました」

「誰か、放課後に春さんの姿を見た人はいますか?」

教室がざわつく。

いるはずがない。

春は確かに放課後はすぐに帰宅した。

私と一緒に。

でも、人気の無い裏道を通ったから目撃者がいるはずがない。

「私、雫(しずく)ちゃんと一緒に帰りました」

「歌川(うたがわ)さんと?」

おっと、次は私かぁ。

「確かに一緒に帰宅しましたが、途中までです。私と別れてから直ぐに戻ったのなら可能性はあります」

「雫ちゃん?」

春は少し涙目になっていた。

「百瀬さん、放課後少し残ってもらえますか?」

「でも、私やってない」

「でもじゃないです。貴方が学校の備品を壊したのであれば、大変な事ですよ」

春がクルッと顔だけ動かして私を見た。

「ねぇ、雫ちゃん。なんで庇ってくれないの?」

「百瀬さん、こっちを見なさい」

「先生、そもそも如月ちゃんがでっちあげた可能性も無い訳じゃないですよね」

「はぁ、いいですか?貴方は普段から信用できないことの方が多いんですよ。如月さんはあなたとは違って信頼していますから」

私は席を立った。

「先生、むしろ如月さんは信用できないと思いますけど。先生が如月さんを信用しているのって普段からチクっているからでしょ?」

ここで、如月が立った。

「チクってるって何?報告してるだけなんだけど。私は普段からあなたとは違って先生の手伝いだってしてる」

「あのさぁ、報告ならありのままのことを話してくれない?この前、先生に私が隣のクラスの子をいじめてるって言ったでしょ」

私が言うと、如月は「なんで知ってるの?」とでもいいたそうに目を見開いた。

「なっ」

「どうしてそんな事言ったの?あの子と私が仲いいの知ってるよね」



                            ー声が枯れるまでー

保存で、また書きます。

10/12/2024, 7:54:07 AM

君がいる。

君だけが、君でいい。

君がいい。

カーテンの隙間から、君を見る。

もっと知りたい。

でも、知りたくない。

汚い部分は見たくない。

綺麗な心を望んでいる。

僕が惚れたのは君の表面。

あまりに眩しすぎる光に目が眩んだ。

どうしてそんなに、眩しいんだろう。

これじゃあ僕は近づけない。

                             ーカーテンー

10/3/2024, 8:08:55 AM

「神様ってほんとにいるの?」

「えぇ、勿論よ」

「へー…じゃあ私とお母さんが幸せになるようにお願いしたら叶う?」

「ふふっ、きっと叶うわ、お父さんの幸せはお願いしなくていいの?」

「忘れてた!」

「あら、お父さん悲しむわね」

「どうしたらいい?」

「そうね、久しぶりに家族でお出かけって言うのはどう?」

「お出かけしたらお父さん悲しくならない?」

「えぇ」

「じゃあね、お父さん帰って来たら言ってくるね」

「そう」

ー数時間後ー

「ただいま〜」

靴を脱いでリビングの扉を開ける。

目に入ったのは娘の姿。

「お父さん」

「ただいま、何?」

「おかえり、あのね、今度お母さんと一緒にお出かけしよう」

「んー、じゃあ来週の日曜日、どっか出かけようか」

「!うん」

「今日はもう遅いし、早く布団に入ってね」

「おやすみ~!」

「おやすみ」

娘が部屋から出ていってすぐにドアの外で娘が妻と話す声が聞こえた。

「あ!お母さん!あのね」

「また明日いっぱい話そうね、眠いでしょう?」

「ううん、眠くない」

「でもね、時計を見て。もう9時半、つまりは…分かる?」

「ううん」

「正解は体に悪い、でした」

「え!?うーん、じゃあ、寝る。だけど明日、いっぱいお話聞いてね」

「うん、おやすみ」

「おやすみ」

話が終わったのか、二階に上がっていく足音と、近づいてくる足音が聞こえる。

間もなくして妻が部屋に入ってきた。

「お疲れ〜」

「うん、ただいま」

「お帰り、それで、出かけられそう?」

「うん、大丈夫」

「そう」

「どこ行く?」

「そういえば水族館に行きたがってたわ」

「いいね、久しぶりだ。ご飯は?」

「そうね、何食べたいか聞いておくわ」

「お願い」

「それじゃあ、私も寝るから。無理しないでね」

「ありがとう、おやすみ」

妻が部屋を出るとあっという間にリビングは静まり返る。

同仕様もなく不安になってテレビをつけた。

『えー!すごーい!』

『そうでしょう、でも実はそれだけじゃないんです』

ピッ

『それでですね、実は明日も会えるということなので』

ピッ

『なんでやねんっ!』

『アハハハハ』

ピッ

『本当にあったんですよ』

『うそー信じられないー』

ピッ

『らーらーらーらら、らーら、らー』

『ランラン、ラランッ』

ピッ

『それでも貴方は!!私の事……』 

『違う!嘘じゃないんだ!!信じてくれ』

ピッ

『ワーハハッハ』

『くっ、強すぎるわ!やっぱり私だけじゃ…』

『痛っ、なっなんだ!?今の攻撃はお前じゃないな!まだ仲間がいたのか??』

『何してんのよ!』

『どうして!』

『馬鹿ねぇ、仲間でしょ?』

『!…ありがとう』

これって確か…娘が見ていたアニメのような。

妻が子供とよくやってたっけ。

子供が悪役だったようだけど。

いつもあの独特な笑い方の悪役が好きで真似してて…。

『まだまだだなっ!私は無敵なのだ!』

『もう無理よ、諦めて…』

『まだっ…よっ!』

『ぐわー、なにをするのだ!気が変わった!お前はここでおしまいだー!!』

『いやぁー!!!………だから…だからっ、言った…のに……ヒック、う、うぅ゙ーー』

え?

しん、え?

こんなグロい、え?

ピッ

『さて、今日は何を作るんでしょうか』

『はい、今日作るものは』

嫌なものを見てしまった。

今日は寝よう。

ー日曜日ー

「お母さんおはよー、お父さんも」

「おはよう」

「ああ、おはよう」

「今日だよね」

「うん」

「そっかぁー、楽しみだね」

「ほら、支度しておいで」

ー二時間後ー

「いこう!早く!」

「あっ!こら!そんなに早く行ったら」

「え?」

ププーッ

ドンッ

「あ、あ、ぁあ」

「……」




                            ー奇跡をもう一度ー

※テレビ番組よくわからないから適当に書きました。

続き書く気になれないのでやめます。ごめんなさい。

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