ひろ

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9/28/2025, 11:32:30 AM

永遠なんて、ないけれど


「僕は、故郷を捨てた」

実家の会社を手伝って、約20数年経った。
その間、結婚、息子が生まれ、大きな事故も無く、仕事も儲けも無かったが生きてもいけた。

僕は幸せを噛み締めていた。

休みなんてない。両親の会社だ。朝早く、夜遅く。徹夜、寝ずに、そして、子供にも、全力で向き合った。
肉体的にはボロボロだか、でも仕事のやりがいと息子の成長を近くで見られる。  精神的に幸せだった。

趣味こそ、全く出来なかったので、よく周りに「趣味が仕事」と笑って見せた。それでも 幸せだった。

このまま、永遠に続く     訳は、なかった。

この世に、永遠と形は、長く存在しない。

会社を閉める事になり、僕は選択を迫られた。
僕は、故郷と両親を捨てたのだ。
家族と共に、遥か遠くの土地に、僕は逃げたのだ。
故郷から、親から、友達から   周り全てから

この選択は、間違っていたのか?

今も同じ様な仕事をしている
故郷にも、2年位に1回は、帰っている

新たな人生、新たな幸せを求めて、僕は選択をしたはずなのに
今は、すごく後悔している。読んでる人には、たぶん、最初が贅沢なんだと思う人もいると思うが、小さい会社で生き抜く過酷さを、どう表現すればよいのだろう。

僕は、あの幸せは、永遠に続く、と思っていた。

永遠なんて、ない、けれど、どこか、信じてみたかった。

今更、過去は変えられない、何もしなかった自分が悪いのもわかっている。

だから、僕は今、足掻いている。自分と、人生を変えようと。

永遠なんて、ないけれど、また、信じて頑張っている


幸せを信じる、
新たな人生に向かって

9/27/2025, 1:31:20 PM

涙の理由

ありふれた言葉だけど

涙の数だけ、物語はあって

流した分だけ、成長する

楽しい時も、悲しい時も、嬉しい時も、辛い時も

いらない涙なんて、まったくなくて

涙を流した物語は、素敵な思い出にかわる

涙の理由も、全部後付けで

理由なんてものは、いつもわからない

僕の涙は、人より多く流すらしく

たぶん、「恥ずかしい奴」と思われるかも知れないけど

そんな自分を、気に入っている

僕の 涙の理由 は、

この世で生きていたんだ、と、

みんなの思い出に残りたい、思い出して欲しい

そんな理由、なのかも知れない。



9/26/2025, 11:00:13 AM

コーヒーが冷めないうちに   僕のルーティン


さぁ、行こう

いつもの朝がやってくるよ また

さぁ、行こう

いつもの道 今日を始めれば、今日が終わる

いい事あるように、揉め事ないように

1日が早くすぎるように、願いながら、走り出す


僕の人生は、決して幸せではないけれど

決して不幸でもなかった

ありきたりな日常も、平穏な日々も

これから始まる物語の序章に過ぎないと

僕は思うんだ  だから

さぁ、行こう

いつもの朝が始まる 

お気に入りの豆をひいて、水入れて

コーヒーの香ばしい匂いをかぎながら

今日もがんばろう 明日を迎えよう

コーヒーが冷めないうちに 飲みほそう

苦味のない、これからの未来へ向かうために



9/25/2025, 10:45:22 AM

パラレルワールド

人生を否定、考えない事によって、僕はその世界に没頭していく。
1日限りの この世界。

標高2000mの世界
天気は目まぐるしく変わり、その大地に僕は立っている
いつもの雑踏や汚染した空気。車の騒音、スマホの着信音もない静寂な世界。
手を伸ばせば雲を掴み、太陽を独り占めし、清らかな空気が僕を包み込んでくれる。

時折会う、人の暖かさと懐かしさに触れ、ただただ、自然と自分に向き合う。

そんな世界に、僕は生きてる。

この世界こそがパラレルワールドなのか?

僕という人間を否定される現実
悩み、苦しみ、悲しみ、そして妬んで、恨んで。

そんな現実世界に帰りたくない

現実の全てが解放され、僕という人間が肯定される。

この世界で、確かに僕は生きてる。そんな実感が湧く。


永遠に旅したい。永遠に留まりたい


1日限りの この世界

でも、1人は、やはりさびしいから

「君も一緒に、歩こう」



ようこそ、僕のパラレルワールドへ

9/24/2025, 12:34:52 PM

時計の針が重なって


「君が恋しい」

手と手を重ね、寄り添いあったあの日

僕らは、一晩中、愛し合ったね

いつもは見せない、君の泣き顔が

その日は、何故か、嬉しかった


窓から漏れる月の光が、君の素敵な黒髪を照らして

君はまるで、空から降りてきた天女のよう

「ねぇ、今度はいつ?」

君は、めいっぱい、笑ってくれた

泣いてたくせに、僕の為に、笑うなんて、ひきょうだよ


時は少しずつ、僕らを引き裂いていく

朝日は、僕らの別れの時間だ

君は、部屋の時計を巻き戻し、僕に言った

「夜の0時に戻った! 魔法が解けたから、また、一緒にいれる」

朝の光は、再び僕らに魔法をかけた  さよならの魔法だ

何回も振り返り、手を振る姿がつらかった

午前0時、君との時間。時計の針が重なるように

今度、僕たちが重なるのは、いつだろう


君が 恋しいよ











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