スンジェ

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9/19/2022, 1:41:21 PM

朝、

アラームが鳴った。

忌々しい音が、

鳴り響いた。

何時間もあったはずの睡眠時間は、

驚くほど一瞬だが、、、もう慣れた。

これから1日が始まる。

起きなきゃいけない。

動かなきゃいけない。

だけど、

体と精神は、

強く時間に拒絶した。

"やらなきゃいけない"

そう焦る心を、

強く否定した。

息をするように浮かぶ "辛い" の文字に、

何も感じなくなった自分が怖かった。

できることなら、

いっそこのまま消えてしまいたいとも思った。

でもそんなことできるはずもなく、

ただ、

だるい体を無理矢理動かした。

いつからこうなったんだっけ、、、。

そんな疑問を繰り返し、

毎日毎日、

自分自身に呆れながらも、

またやり直したいと立ち上がって、

まだ生きていたいと願える日まで、

僕は幾度と、

同じ明日に、変わらぬ明日に、

来るな

時よ止まれ

を連願し、

違うかもしれない明日に、

変わるかもしれない明日に、

早く来い

早く進めと、

そう葛藤した。

9/18/2022, 3:40:45 PM

夜、

気分転換にマンションの屋上から下を見た。

高く見下げた顔は、

数万の明かりに照らされた。

深夜0時過ぎの都会は賑わった。

沢山の人々が夜の街に歩き、

ひと時を過ごした。

ヤンチャな若者の暴れ集団も居れば、

終電を逃し絶望するサラリーマンも居た。

ベロベロに酔った酒臭そうなおじさんも、

見慣れた光景だった。

一際賑わう都会だったが、

高い屋上にまで漂う虚しさは、

強制的な明かりの中に、

何も見つけることは出来なかった。

雲一つない夜空に、

星を見つけることは出来なかった。

9/17/2022, 10:36:15 AM

夢を見た。

辺り一面、

花の香りに包まれた。

赤、青、ピンク、黄色

いろんな色の花が、

視界を埋め尽くした。

幸せな夢だった。

穏やかな時と共に、

小鳥がさえずり、

平和を知らせた。

ずっとあそこに、

いたかった。

そんな小さな願いも、

神に届けるには脆すぎた。

神に届けるには、、、

普段の僕が、ダメだった。

アラームが、

全てを壊した。

瞼を開くと、

生臭いゴミのにおいに包まれた。

まだ残る記憶の花は、

変色し、枯れ果てた。

もう一度あの場所に

戻りたい。

心からそう、、、思ってしまった。



"まだ生きていたい"

幼い頃の健気な願いだった。

そんな願いは今、、、




消え去った。

9/16/2022, 11:06:15 AM

昨日、、雨が降った。

人間はどこにもいなくて、

いつも鳴いてる鳥たちも、

最初からいなかったみたいに、

姿を消した。

小さな虫さえ、

見つけ出せなかった。

静まり返った街は雨雲で薄暗く、

どんよりしていた。

雨雲で遮られた日光の筋は、

無情にもプツリと切れた。

下を見ることを許されない快晴の空は、

輝く虹を憎んだ。

誰もいない雲の上を、

空は嘆き、孤独に怯えた。

世界を包む空は、、、



それほど強くはなかった。



9/15/2022, 2:03:29 PM

常に充電切れの携帯

電話も

LINEも

受け取れない。

誰かが話したいことも気づかない。

存在すら忘れて、

都合のいいように目を逸らし、

臆病な僕は瞼を閉じた。

当然充電するつもりもなくて、

真っ暗になって動かない画面を見つめ、

ただ、

受信に揺れない無音の直方体を、

遠ざけた。

誰からも分からない嘘を抱え、

強がって、

偽りの笑みを浮かべ、

今日も僕は、





誰かを無視した。

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