スンジェ

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9/24/2022, 11:19:07 AM

言葉は形を持たないとよく言うが、

それは本当だろうか。

形を持たないからといって、

果たしてそれが、どうしたというのか。

私は言葉とは、

表情に等しく、感情に近しいと考える。

人々は、

嘘か真かも分からない他人だらけの世界に、

己の人生を抱え、生きている。

まだ生きていたいと願う人もいれば、

もう死んでしまいたいと明日を恨む人もいる。

もしかしたら、

勝手に信じていた明日が、

来なかった人もいるだろう。

止まることのない時に抗い、

死ぬも生きるも知らず必死に理不尽に立ち向かう。

そんな勇気がないことも、悪いとは言わない。

70億もの人々が生きる地球には、

信じられないほど沢山の考え方があり、

毎秒、毎分単位で、

誰一人として同じことのない感情がある。

毎日、毎時間単位で、

知らない誰かが死んでいき、

知らないあの子が産まれてくる。

それは言葉も同じ。

誰一人として、

本質はかぶることの方が稀である。

その発する一つ一つが尊いものであるかもしれない。

その吐き出す一語一語が凶器であるかもしれない。

だが、

責任を持って、

大切に発さなければならないことは、

皆、同じである。

同じでなければいけない。

難しいが驚くほど単純である。

形があるないなど関係ない。

人との違いなど気にする必要もない。

自信と責任と知識を持って、

自身と他人とこの世界のために、

発し、願えるならそれでいい。

言葉とは、、、




それでいい。

9/23/2022, 1:47:36 PM

小さい時、

よく遊んだ。

まだ幼児だった頃、

母に褒められて、

嬉しくて、

得意げに何度も、

てっぺんまで登った。

そして、

まんべんの笑みで、

"まま!見て!"

そう叫んだ。

まだ、児童だった頃、

友達に褒められて、

嬉しくて、

自慢げに何度も、

てっぺんを走った。

そして、

ドヤ顔で、

"見て!鬼ごっこだってできるよ!"

そう、叫んだ。

今、もう中学生になった。

もうてっぺんも、

褒め言葉も、

嬉しさも、

自慢も、

何も、



....なくなった。

9/22/2022, 12:44:58 PM

あの日、

僕はあの子を知らなかった。

あの日、

いつも通りの燦々とした朝だった。

あの日、

いつも通りだと、

勘違いした朝だった。

あの日は、

朝から何かが違った。

気のせいだと笑っていられるほど、

小さな違いだった。

いつもは、

どれだけいい朝であろうと、

あんなことは思わなかった。

でもあの日は、、、思った。

"散歩しようかな"

そう囁いた僕は、

いつもと違う自分にあっさりとした顔を浮かべ、

少し微笑んだ。

向かったのは、

今咲き誇る桜の木が一本、

大きく立つ公園だった。

そして着くなり一瞬で僕の視界を奪ったあの子は、

後ろ姿さえ透き通る黒髪を揺らし、


現れた。

風の中には、

その子のものらしき声も、

囁きを隠していた。

僕はそのとき確信した。

"あぁ...僕は毎日ここに来るんだろうな" と。



9/21/2022, 10:58:57 AM

秋、

気づかないうちに感じられる肌寒さに、

ある日突然実感する。

そして、

その寒さに寂しさと孤独を抱えながら、

今日も生きていく。

色気ないモノクロな人生は、

いつまで経っても変わりはしないと、

分かっていた。

なのに、、、

僕は何かに期待しているかのように、

朝日に少し高鳴る気持ちで、

秋を感じた。

誰もいないことも、無意味なことも、

諦めなければならないことも、

覚悟はしていた、、、

つもりだった。

だけどある朝、

そんな覚悟が、

必要ないと悟った。

全部がどうでもいいと思えた。

一方的な感情に、

あるかもしれないと期待した僕に、

間違いじゃなかったと言える日が、

やっときた。

そして、



少しは色づいたと、

青く冷たい空に、

その先を語った。




あの子は、


毎年秋に、


現れた。



来年からは、

ずっと僕の、




そばにいた。

9/20/2022, 11:31:09 AM

もう何も、

失うものはない。

そんな喪失感が漂う冬だった。

友達もいる。

家族もいる。

可愛がれるペットもいる。

それなのに、

拭えない孤独感が漂う冬だった。

楽しいはずの毎日も、

楽しみが溢れるこの先も、

騒がしかった昨日も、

何となく過ぎた今日も、

全部、

全部、

寒さに凍り付く記憶の中、

虚しさだけが残った。

空っぽな表情だけが残った。

この、

夏になるとなくなる妙な感覚は、

誰も欠けてない家族に囲まれる僕に、

心から笑いあえる友達がいる僕に、

かわいいと思えるペットがいる僕に、

それが当たり前になってる僕に、

決して当たり前と思うな。

いる事に感謝しろ。

そして思い切り、

"大事にしろ"

そう囁く代わりに、



僕を孤独に陥れた。




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