村影の仮面師

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9/23/2025, 1:20:19 PM

『僕と一緒に』第一章:都市の記憶と青空

「俺、都市に行って金稼いでくる」
名も無き村の青年は、そう言い残して旅立った。
荷物は少し。夢は大きく。
都市には仕事がある。金がある。未来がある――そう信じて。

乗り込んだ馬車は、天井が布張りで、風が隙間から吹き込む。
乗客は数人。その中に、フードを深く被った少女がいた。
静かで、どこか浮世離れした雰囲気。誰も彼女の正体を知らない。

馬車が森に入ったとき、魔族が襲ってきた。
少女が狙われた瞬間、青年は立ち上がり、拳で魔族を殴り倒す。
「なんだ…お前…!?」と震える魔族は、本気で殺しにかかるが、青年の二発目で完全に沈む。

都市では、当主様が娘の部屋で手紙を見つけていた。
「私は出ていきます。誰にも言わずに。ごめんなさい。」
泣き崩れる当主様を、母親が静かに支える。
都市では娘の捜索が始まり、連行版が貼り出される。

青年と少女は都市に到着。
掲示板に貼られた連行版を見て、青年は「……まさかな」と呟く。
少女は何も言わず、都市の喧騒の中へ歩き出す。

だが、倒れたはずの魔族は生きていた。
都市に潜入し、仲間の魔族を呼び寄せる。
地下、路地、廃屋の影から魔族たちが目を覚まし始める。

その時、都市で最も古い家の奥から一本の剣が回転しながら飛び出す。
空を裂き、青年のもとへ一直線に飛来。
青年が手を伸ばすと、剣が吸い込まれるように収まり、都市の空気が変わる。

少女はその様子を見て、静かに呟いた。
「……それ、都市の記憶よ」

剣が語り始める。
遥か昔、世界が闇に包まれた日。
魔族が地上を覆い、人々は声を失い、都市は沈んだ。
その夜、光の剣を持つ勇者様が現れ、闇を裂いた。
剣はただの武器ではなく、都市の記憶そのもの。
過去を刻み、未来を選び、持つ者に“選定”を与える。

そして今、青年がその剣を手にした。

魔族が都市に襲いかかる。
青年は剣を振るい、次々と灰に変えていく。
光の軌跡が都市の空気を裂き、魔族の体を断ち、風に溶かす。

だが――混乱の中、都市の護衛たちが青年に剣を向ける。
「そんな力、人間が持ってるはずがない…!」
「危険だ…あいつも魔族かもしれん!」

青年は迷う。
剣を構える。
その瞬間――剣が折れた。

光が途切れ、刃が砕け、破片が空に舞う。
柄は青年の手から離れ、風に乗って飛んでいく。

少女が叫ぶ。
「やめて! 彼は…!」

だが声は届かない。
青年は折れた剣を見つめながら、呟く。

「……俺、金稼ぎに来ただけなんだけどな」

その時、砕けた剣の破片が空中で光を帯び始める。
風が巻き、都市の空が震える。
剣は、形を変えようとしていた。

少女は静かに言う。
「その剣は、持ち主の心に応じて進化する。
 あなたが選ばれるかどうかは、これからよ」

青年の胸元が光る。
剣の記憶が、彼の体に染み込んでいく。
痛みはない。ただ、重さがある。
都市の過去、勇者の記憶、魔族との戦い――すべてが彼の中に流れ込む。

そして、青年の周囲に剣が浮かぶ。
一本、二本、三本――
回転しながら、空中に留まり、彼を守るように旋回する。

魔族が吠える。
「なんだ…その力は…!」
「剣が…人間と…!」

青年は、言葉を発さない。
ただ、手を伸ばす。

剣が一斉に動く。
空を裂き、魔族の群れを貫き、灰に変える。

一体、また一体。
剣は青年の意思に応じて飛び、斬り、払う。

都市の空が光に染まる。
人々が見上げる。
少女は、静かに呟く。

「都市が…彼を受け入れた」

青年は、剣に囲まれながら歩き出す。
魔族が逃げる。
だが、剣は容赦しない。
都市を侵した者を、記憶の光が裁いていく。

そして、空が裂ける。
雲が消え、風が変わる。
都市の空が――青くなる。

濁っていた空が、嘘のように澄み渡る。
光が差し込み、石畳に影を落とす。
都市の屋根、塔、広場が、青空の下で静かに息を吹き返す。

青年は、剣を見下ろす。
もう折れていない。
もう手に握っていない。
それは彼の周囲に、記憶として、意思として、浮かんでいる。

そして、ぽつりと呟く。

「……俺、金稼ぎに来ただけなんだけどな」

青空が広がる。
都市が目を覚ます。
物語が、始まった。

---

作者からのメッセージ⤵

∧⌓∧
ヨシッ ԅ(ወωወ )ว
久しぶりにいい物が書けたぁ!
そして名前を変えました!
元→瑠衣
現在→誰だもが知らずの語り屋です!
のんびりと書きたいウチには良い名前です!
考えて下さりありがとうございます!( *´ω`* )
他にも宴会【えんげい】って言う意見も頂いで、めっちゃ悩みました(*˘ーωー˘*)
皆さんセンスよすぎてめっちゃ悩みました( ; ˘ω˘)
でもなんかこの名前を見た時に=(´□`)⇒グサッ!!ってなんか心に来ちゃたんでこれにさせて頂きました!
そしてファンマもなんと!博神【はくしん】さんの案
🐦‍⬛☪︎🌃\_(・ω・`)これ、にさせて頂きました!
ファンマ募集中っていつ私は言ったんでしょうか(笑)?
でも考えていただいたので是非とも使わせて頂きます!

9/22/2025, 3:21:19 PM

『cloudy』

曇り空の下、風が止んだ日。
灯は、忘れられた名前を探していた。

駅のベンチに座る少年が、風鈴を鳴らす。
「君は、僕を覚えてる?」

灯は首を振る。けれど、涙が頬を伝った。

風が、そっと吹いた。
雲が裂け、光が差す。

「思い出した。あなたは——」

風鈴が、もう一度鳴った。


作者者からのメッセェージ⤵
すみませんなう(2025/09/23 00:19:49)今寝起きです…
とりあえず今日のところは二度寝します…
おやすみなさい(:3[____]

9/21/2025, 12:38:53 PM


🌈異世界譚『虹の架け橋』

第一章:風の止まる刻(とき)

風が止まった。
それは、世界が息を潜める合図だった。

空に七色の弧がかかるとき、
忘れられた者たちの声が、
この世とあの世の狭間に響き渡る。

「虹が架かるのは、誰かが“帰りたい”と願った証」
そう語ったのは、葉を纏う旅人だった。

彼の背には、冬の記憶を宿した羽根。
その瞳には、秋の終わりを見つめる光。

虹の向こうにあるのは、
かつて交わした約束か、
まだ見ぬ再会か。

それとも——
“世界の終わり”を告げる鐘かもしれない。

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第二章:七色の門

虹は静かに揺れていた。
風の止まった空に、まるで誰かの呼吸のように。

その橋を渡れるのは、
“記憶を失くした者”だけだという。

名を忘れ、帰る場所を忘れ、
それでも心の奥底に“誰か”を探している者。

——彼女は、そうだった。

白銀の髪に、秋の葉を編み込んだ少女。
瞳は冬の湖のように澄み、
声は風のように儚い。

「虹の向こうに、私の名前がある気がするの」
そう言って、彼女は一歩を踏み出した。

虹の第一の色は“紅”。
それは、失われた約束の色。

第二の色は“橙”。
それは、かつて交わした誓いの温もり。

第三の色は“黄”。
それは、笑い合った日々の残光。

七色を渡るたび、彼女の胸に
誰かの声が、誰かの手が、誰かの涙が
少しずつ戻ってくる。

そして、最後の色“紫”に触れたとき——
彼女は、名を思い出す。
その名は、かつて“風”と呼ばれた者。

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第三章:風の名を持つ者

虹の向こうに広がっていたのは、
“風が記憶を持つ世界”だった。

空は深い藍に染まり、
地には七つの季節が同時に息づいていた。

春の花が冬の雪に包まれ、
夏の陽が秋の葉を照らす。

この世界では、時間は“感情”によって流れる。
誰かが強く願えば、季節が変わる。
誰かが泣けば、風が止まる。

そして——彼は、ずっと風を止めていた。

「彼女が、虹を渡るまで」
そう言って、彼は七色の門の前に立ち続けた。

彼の名は“カゼ”。
かつて、少女と共に歌を紡いだ者。
彼女が“風”と呼んだ、唯一の存在。

彼は、少女の記憶から消えることを選んだ。
それが、彼女を守る唯一の方法だったから。

だが今、虹が架かった。
彼女が“帰りたい”と願った証。

風が再び吹き始める。
七つの季節が、彼女の歩みに応えて揺れる。

そして、門が開く。
再会の瞬間が、世界の“終わり”と“始まり”を告げる。

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第四章:再会の詩(うた)

彼女が最後の色を踏みしめた瞬間、
風が歌い始めた。

それは、かつてふたりが紡いだ“卒業の歌”。
別れを越えて、再び巡り合うための旋律。

「風よ、私を覚えていてくれたの?」
「君が忘れても、僕は忘れなかった」

ふたりの声が重なったとき、
虹は光の粒となって空に溶けていく。

そして、世界は再び動き出す。
七つの季節が、ひとつの物語となって。

風は吹き、葉は舞い、
冬は終わり、春が始まる。

それは、再会の物語。
それは、記憶の架け橋。
それは、輝夜が紡いだ——
“虹の神話”。

(_ _;)スミマセン…今日もなんかいい感じのが書けなくて……

9/20/2025, 1:09:38 PM

『既読がつかないメッセージ』

風が冷たい夜だった。
画面の中、青い吹き出しがひとつ、ぽつんと浮かんでいる。

「元気にしてる?」
送信済み。
でも、既読はつかない。

彼女が最後に返信をくれたのは、春の終わりだった。
桜が散る頃、ふたりは言葉を交わすことをやめた。
理由はなかった。いや、理由を言葉にするのが怖かった。

それでも、秋が近づくと、風の匂いが彼女を思い出させる。
落ち葉が舞うたびに、あの日の沈黙が胸に降り積もる。

「元気にしてる?」
その言葉には、
「まだ君を思ってる」も、
「もう一度話したい」も、
「あの沈黙をほどきたい」も、全部詰まっていた。

でも、彼女の画面には届いていないのかもしれない。
あるいは、届いていても、開く勇気がないのかもしれない。

既読がつかないメッセージは、
未完の詩のように、
風の中で揺れている。

そして彼は、今日もその吹き出しを見つめながら、
「いつか、既読がつく日が来るだろうか」と、
静かに願っている。


。゚( ゚இωஇ゚)゚。なんかスランプ気味ですぅ!。°(°`ω´ °)°。






















9/19/2025, 12:56:47 PM

( ˙꒳˙ )
今日もご覧頂きありがとうございます(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
今日は知人とカラオケでシャンティを歌ってましたね( ◜ω◝ )
これでもσ(*´꒳`* )ワタシ、シャンティを歌うと似てるんですよ(*>ᴗ<*)
って事で皆さんお仕事お疲れ様です(❁ᴗ͈ˬᴗ͈)
土日に仕事がある方は(๑ •̀ω•́)۶ファイトデス!
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紅の落葉、斬る風

序章:峠にて

夕暮れの峠道。
赤く染まった楓が、風に煽られて舞い散る。
地面はすでに紅葉で埋め尽くされ、まるで血の海のようだった。

その中心に立つ二人の剣士。
一人は黒羽織に金の刺繍、もう一人は白装束に紅の帯。
どちらも、秋の終わりを背負っていた。

「……この峠、覚えてるか?」
「忘れるわけがない。あの日、お前が俺を斬った場所だ」

「斬ったのは、迷いだ。お前の剣はまだ鈍っていた」
「なら今、確かめろ。俺の秋は、もう迷わない」

風が鳴る。
紅葉が渦を巻く。
そして、誓いの刃が交差する。

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回想:楓の誓い

あの峠が、まだ静かだった頃。
楓の葉は緑に輝き、風は穏やかに吹いていた。
道場の庭で、二人の少年が剣を交えていた。

「兄さん、もう一度!」
「お前の構え、甘い。風を読むんだ、葉の流れを見ろ」

兄弟子・黒羽は、弟弟子・白露に剣の理を教えていた。
白露は、兄の背を追い続けていた。
その背は高く、遠く、そして——美しかった。

「いつか、兄さんを超える」
「ならば、俺を斬ってみろ。楓が紅に染まる頃、お前の剣を見せろ」

それが、二人の誓いだった。
楓の木の下で交わした、剣士としての約束。

だが、時は流れ、道場は崩れ、師は斃れた。
黒羽は、守るために剣を振るい、
白露は、斬るために剣を磨いた。

「兄さんは、変わった」
「お前が変わらなかっただけだ」

そして、紅葉の峠。
誓いの地で、二人は再び向かい合う。

---

決戦:紅葉尽きるまで

一歩。
踏み出した瞬間、落葉が跳ねる。
その音に紛れて、白露が疾風のように駆ける。

黒羽は、紅葉を踏みしめながら構えを低く。
風が鳴る。
剣が唸る。
そして——

刃が交差した瞬間、紅葉が爆ぜた。
まるで火花のように、赤い葉が空に散る。

白露の一太刀は、風を裂きながら黒羽の肩を掠める。
黒羽は、地を蹴って後退しながら、紅葉を巻き上げるように反撃の一閃。
その軌道は、まるで秋の月を斬るかのように美しかった。

「速くなったな……だが、まだ浅い」
「なら、深く斬るまで止まらない!」

白露が跳ねる。
空中で一回転しながら、紅の帯が風に舞う。
その軌道は、流星のように峠を裂く。

黒羽は、地を蹴り、紅葉を巻き上げるように迎撃。
剣がぶつかり、風が爆ぜる。

「お前の剣……悲しみを帯びている」
「それがお前に届くなら、それでいい。俺は、斬るために生きてきた」

「ならば——俺は、守るために斬る」
「……紅葉が尽きるまで、決着はつけさせてもらう」

風が止む。
紅葉が静かに舞い降りる。
そして、二人は再び、刃を交える。

その一太刀が、秋の終焉を告げるかのように——。

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