誰だもが知らずの語り屋

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『cloudy』

曇り空の下、風が止んだ日。
灯は、忘れられた名前を探していた。

駅のベンチに座る少年が、風鈴を鳴らす。
「君は、僕を覚えてる?」

灯は首を振る。けれど、涙が頬を伝った。

風が、そっと吹いた。
雲が裂け、光が差す。

「思い出した。あなたは——」

風鈴が、もう一度鳴った。


作者者からのメッセェージ⤵
すみませんなう(2025/09/23 00:19:49)今寝起きです…
とりあえず今日のところは二度寝します…
おやすみなさい(:3[____]

9/22/2025, 3:21:19 PM