ほむら

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7/28/2024, 10:50:25 AM

今日は待ちに待った夏祭りだ。屋台で食べ物を食べたり、花火を楽しんだりする、デートにはうってつけのイベントだ。お祭りに行くための準備をしていると、着替え終わった彼女が駆け寄ってきた。

「どう?あなたに選んでもらった浴衣、似合っているかな?」
「はい!とても素敵ですよ」

そう言うと彼女は頬を染めながら嬉しそうに笑った。その姿はとても可愛らしく、今すぐにでも抱きしめたくなるくらいだった。

それから時が経ち、俺たちは縁日を楽しんでいた。射的ではしゃいだり、焼きそばを食べたり、とても楽しい時間を過ごしていると、あっという間に花火大会の時間になった。

「ほら、そろそろ花火が上がるよ」
「ふふ、楽しみですね」

空を見上げると、初めに花火が一つ上がり、それに続くようにたくさんの花が空に咲き乱れた。会場は大盛り上がりで、隣にいる彼女もその光景に釘付けだった。

「わぁ…!とても綺麗だね」
「…はい、そうですね!また来年も来たいですね」

花火の光に照らされる彼女を見て、貴方の方が綺麗ですよ、とキザなことを言いそうになった所をグッとこらえた。すると、彼女はにっこり笑って、

「もちろん!来年も、再来年も、これからずっと」

と言ってくれた。こんなにお互い愛し合える関係になれたことを俺は幸せに思った。

テーマ「お祭り」

7/28/2024, 4:11:45 AM

これは、俺が彼女に告白する前の話。俺は、幼い頃から彼女のことが好きだった。それはもう、一目惚れして一途に想い続けていた程だ。でも、俺なんかが彼女を好きになって良いのだろうか。この気持ちは迷惑ではないかと不安になっていた。

ある日の夜、俺は不思議な夢を見た。翼の生えた、天使のようにも見える神様が出てきたのだ。俺の枕元に神様が舞い降りてきて、こう言った。

「あなたが抱えているのは恋の悩みですね?好きな人に告白するかどうか迷っていると」
「えっ…はい!」
「良いのですか?彼女に告白しないと、どこか遠くへ行ってしまいますよ?」
「でも…この気持ちは迷惑ではないですか?」
「大丈夫です。あの子は必ずや、あなたの気持ちに応えてくれるはずですから」
「本当ですか?ありがとうございます!」

この夢を見たおかげで、俺は彼女に告白する決心がついたのだ。

テーマ「神様が舞い降りてきて、こう言った。」

7/27/2024, 3:24:04 AM

私はなんの取り柄もないただの人間だ。特に秀でるものもなく、誰にも勝るものを持っていない。しばらく会わなければあっという間に忘れられてしまうくらい無個性な人間だ。それでも…

「俺は貴方が大好きです。ずっと傍にいてくださいね」

彼だけは、私のことを好きでいてくれる。私の存在が誰かのために、特に彼のためになるならば、このまま生きていていいのだと思えた。

「もちろん、私もあなたのこと大好きだから」

嬉しくて、私は笑顔でそう返した。

テーマ「誰かのためになるならば」

7/25/2024, 10:45:55 AM

私は、かなり自由奔放な性格で、何かに縛られることを嫌う。それは彼も理解してくれていて、かなり自由にさせてくれている。デートに行く時も、私の意思を尊重してくれるし、それだけでなく新しい所へ連れて行ってくれる。

「あなたって私に色々なことを教えてくれるし、かなり自由にさせてくれるよね」
「貴方に見て欲しい世界がたくさんあるのです。鳥かごの中に閉じ込めるように、自由を奪っては勿体ないですから」

恋愛は、好き過ぎるが故にお互いを縛ってしまうこともあるかと思いきゃ、彼は好きだからこそ、お互いに好きなものを共有したいと思ってくれている。彼と同じ鳥かごに入れられるのなら、それでいいとさえ思えた。

テーマ「鳥かご」

7/24/2024, 10:55:07 AM

私たちはお互い結ばれる前に、友達であった期間ももちろんある。小さい頃はよく一緒に遊んだり、家族ぐるみで出かけたりしたものだ。その時間はとても楽しくて、いつまでも思い出に残っているくらいだ。友達としてずっと一緒に居たいという友情が、恋人としてずっと一緒に居たいという愛情に変わった時はいつ頃だっただろうか。

自分が覚えている中では、お互いが高校生になってからだった気がする。幼い頃に泣き虫だった彼が、大きくなってとてもかっこよくなり、逆に自分が守られるようになってから彼を異性として好きになった。その気持ちでお互いの関係が壊れてしまわないように、胸の奥にしまい込んでいたら、彼から告白されたのだ。

「ずっと前から貴方のことが好きでした。どうか、俺と付き合ってください!」
「こちらこそお願いします!」

そう言われたのが嬉しくて、即OKを出したのだ。それからお互いに愛し合い、何年か経った頃には同棲もして、今は結婚している。

「あなたが私のことを好きになったのっていつ頃から?」
「貴方に助けられてからですね」
「えぇっ、もしかして幼い頃から想っていたの!?」
「恋心を知る前から、貴方のことを考えると嬉しい気持ちになってました」

私よりも彼の方が先に、友情が愛情に変わっていたそうだ。男女間の友情が成立していたかどうかは分からないが、今はお互いに愛情だから良いかと思った。

テーマ「友情」

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