ほむら

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私はなんの取り柄もないただの人間だ。特に秀でるものもなく、誰にも勝るものを持っていない。しばらく会わなければあっという間に忘れられてしまうくらい無個性な人間だ。それでも…

「俺は貴方が大好きです。ずっと傍にいてくださいね」

彼だけは、私のことを好きでいてくれる。私の存在が誰かのために、特に彼のためになるならば、このまま生きていていいのだと思えた。

「もちろん、私もあなたのこと大好きだから」

嬉しくて、私は笑顔でそう返した。

テーマ「誰かのためになるならば」

7/27/2024, 3:24:04 AM