ほむら

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今日は待ちに待った夏祭りだ。屋台で食べ物を食べたり、花火を楽しんだりする、デートにはうってつけのイベントだ。お祭りに行くための準備をしていると、着替え終わった彼女が駆け寄ってきた。

「どう?あなたに選んでもらった浴衣、似合っているかな?」
「はい!とても素敵ですよ」

そう言うと彼女は頬を染めながら嬉しそうに笑った。その姿はとても可愛らしく、今すぐにでも抱きしめたくなるくらいだった。

それから時が経ち、俺たちは縁日を楽しんでいた。射的ではしゃいだり、焼きそばを食べたり、とても楽しい時間を過ごしていると、あっという間に花火大会の時間になった。

「ほら、そろそろ花火が上がるよ」
「ふふ、楽しみですね」

空を見上げると、初めに花火が一つ上がり、それに続くようにたくさんの花が空に咲き乱れた。会場は大盛り上がりで、隣にいる彼女もその光景に釘付けだった。

「わぁ…!とても綺麗だね」
「…はい、そうですね!また来年も来たいですね」

花火の光に照らされる彼女を見て、貴方の方が綺麗ですよ、とキザなことを言いそうになった所をグッとこらえた。すると、彼女はにっこり笑って、

「もちろん!来年も、再来年も、これからずっと」

と言ってくれた。こんなにお互い愛し合える関係になれたことを俺は幸せに思った。

テーマ「お祭り」

7/28/2024, 10:50:25 AM