水無月はじめ

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3/4/2026, 10:22:17 AM

『大好きな君に』

時計の針を逆に回しても
去年のカレンダーをそのままにしても
花弁を一枚ずつ千切っても
三次元が四次元になろうとも

何かが歪まない限り
きっと君には逢えないだろう

流れる時に笹舟を流しても
二度と戻ってくることはない

宇と宙の間にでも行けば
何か痕跡があるだろうか

僕は空を眺めながら
そんな夢想をしているのだ

夢に出てくれとまでは言わない

せめて僕が観ている間に
一筋星を流してほしい

3/3/2026, 10:54:14 AM

『ひなまつり』

我ここに在りと咲く桃は
艶やかな香と色で惹きつける

君の泣きそうな
でも嬉しそうな姿を
教会のある丘の上から
ただぼんやり見つめていた

君は桃の節句の主役になれるだろう
気弱な僕は主役は張れない

下段の笛吹きで構わない
世界一の笛吹きになろう

迷惑でないのならば
少し君の隣で吹かせてほしい

その時は微笑みを湛え
耳を澄ましてほしいのだ

3/2/2026, 10:16:53 AM

『たった1つの希望』

暗く冷たい空間に
ただただじっと丸まっていた

光という概念すらない
空っぽの場所を
目を閉じて揺蕩っている

光が無いなら目を開ける必要もない
眠るわけでも覚醒するわけでもなく
ただただそこに「在った」だけ

でも何処かから音がする
音はそのうち声となり
僕に話しかけている

それに気がついた時

僕の宇宙は晴れ上がり
ついに光が一筋見えた

3/2/2026, 2:29:24 AM

『欲望』

向上心が野心に変わらぬよう
望みが執着とならぬように
志を野心としないように

律して生きていくのは
少々窮屈だが

10年後の僕に
胸を張って生きていけと

そう言える道を歩みたい

2/28/2026, 10:40:48 AM

『遠くの街へ』

漕いで漕いで
手が止まった

そこには空に大きな月

走って走って
足が止まった

そこには穏やかなせせらぎが

歩いて歩いて
息を呑んだ

そこには

そこには

全てを包む御来光が

これを君と見たかったのだ
君が何処にいるのかは知らないが

吹き荒ぶ寒風に乗って
きっと君はそこに居る

やっとやっと
未来を見据える勇気を得た

僕は自分を信じてみる

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