水無月はじめ

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5/9/2026, 8:20:59 AM

『一年前』

ひととせが

気づけば巡り

その目印は

共に歩んだ

君との記憶

5/8/2026, 6:00:40 AM

『初恋の日』

近所の小さな夏祭り
そこで君と目が合った

優しくはにかみ
セミロングの黒髪が
夕日の中で反射する

立ち去ろうとする君を
思わず僕は追いかけた

気づくと鳥居の下にいて
君の姿は見えなくなった

拍子抜けする僕の耳元を
少し涼しくなった風と
蛍が一匹かすめていった

ふふふ、と笑い声がした
僕はそれが可笑しくて
ははは、と一人笑っていた

5/7/2026, 7:18:08 AM

『明日世界が終わるなら……』

最後の食事は決めている
君と過ごすピクニックがいい

僕が作ってくるから

おにぎりにしようか
サンドイッチにしようか

時間が残されていなくとも
妙にワクワクする響き

落ちてくる星々に
覚悟を決めながら
泣き出しそうな顔を
二人で見つめ合い

最後まで
最期まで

一緒に過ごそう
そして二人、次の世界へ行く

5/6/2026, 6:36:15 AM

『君と出逢って、』

君と出逢って
僕の心に花が咲いた
この花は
決して散ることはない

例え君がいなくなっても
色褪せることはあれど
散ることはなく
土に還ることもない

ただただ君のように
凛と佇み
次々と花を増やしていく

その花を一本一本摘んでいき
それを花の冠にして
君に被せに走ろうか

5/5/2026, 5:45:59 AM

『耳を澄ますと』

降り注ぐ光に耳を澄ます
音はしない
しかし響くものはある

目に入る光の強弱が
心に音を生み出す

カラコロと鳴るリズムが
曲となり
僕の指先から
五線譜へ

今日もページが埋まりそうだ

日差しのない夜が訪れても
僕の心は晴れやかだった

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