水無月はじめ

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4/18/2026, 10:22:03 AM

『無色の世界』

風を色で表すならば
春は桃色
夏は青
秋は橙色
となるだろうか

僕にとって
冬の風に関しては
無色透明ではないかと思う

身を切るような風圧を
ただ身体で受け止める
寒さに頭が冴えていく
その感覚に身を任す

日ごとに柔らかくなっていく風が
また桃色に近づいていく

それを少々惜しみながら
火照った頭を冷やしてくれる
無色の風が
吹いてくるのを待っている

4/17/2026, 10:27:04 AM

『桜散る』

優しげな空気の時期は過ぎ
花散らしの雨の降る

そんなに急がなくてもと
思う自分の髪に
ひとひらの花びら

どこか崩れそうな心は
もう次の季節へ向かう

じきにツバメが飛ぶだろう

春の空とはまた違う
くっきりとした夏が来る

4/16/2026, 10:42:54 AM

『夢見る心』

夢を見た
白く霞む空気の中
幼い私が
小さな宝石を探していた

自分だけの石を探し
見つけたと同時に目が覚めた

あの頃もこれだけ
キラキラしていただろうか
なりたい大人に成るのだと
疑うことなく生きていた

もう意識は醒めている
次は大人の自分の番だ

好きなものを探しに行こう

4/15/2026, 10:38:09 AM

『届かぬ想い』

雨に打たれて濡烏
一筋の涙が雨に溶けて消えた

どうにもならないこの想いを
抱えきれずに立ちすくむ

ここは冷たく暗い場所
唇を噛んで耐えていた僕の
一人きりの舞台

その舞台に
一つ小さな陽だまりができた
この温もりになら託せるかもしれない

口から漏れ出た
確かな本当の願いを
闇から光へ
しっかりと送り出してみた

雨に溶けた涙ではない
暖かさを秘めた涙が
確かにそこに落ちている

4/14/2026, 10:24:03 AM

『神様へ』

「かみさま おねがいです」

そう心から祈っていた
幼き自分

小さな小さな望みだったのか
子供らしからぬものだったのか

何をお願いしていたのか
もはやそれは分からない

でも今も
何かと神様に祈っている

「神様 お願いです」

そう心に呟くこともある
当時のように
純真無垢な願いではないかもしれない

でも今日も
「お天道様が見てるよ」
という母の言葉を
どこか信じて生きている

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