かたいなか

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7/18/2023, 10:00:18 AM

「4ヶ月このアプリで投稿し続けて、貰うハートの量が作品ごとに波あってさ。『ハートの多い投稿の傾向調べりゃ読者のニーズ分かるんじゃね?』とか考えたり、『ガチでいっぺん呟きのアンケートみたいに何読みたいか聞いてみてぇ』とか思ったりしてるわ」
俺だけ、なのか、俺だけじゃない、なのかは、それこそ集計取れねぇから分からんけど。某所在住物書きはカキリ小首を鳴らし、呟く。
「あとアレよ。『完全に書けねぇお題が来たとき、お題ガン無視でハナシ書いちまっても良いかな』とか。絶対俺だけじゃないよな。……だよな?」
ところで俺はエモ系ネタ不得意だけど、他の皆様は、どういうお題が苦手なんだろ。物書きはふと疑問に思ったが、知る方法も無く、結局深追いをやめた。

――――――

最近最近の都内某所。休日やリモートワークの空き時間を使って、かつての恋人を探すひとがおりました。
毎度お馴染みの、「人間嫌いと寂しがり屋を併発した捻くれ者」の方ではありません。
その捻くれ者の心を、ズッタズタのボロッボロに傷つけた、相手方のおはなしです。
名字を、「加元(かもと)」といいます。モトカレ・モトカノの、かもと。単純ですね。
アクセサリーやファッションとしての恋、恋するための恋が欲しくて欲しくて、最初の恋が破れた後すぐ捻くれ者に乗り換えたものの、
己の理想からかけ離れている捻くれ者を、「地雷」、「解釈不一致」、「頭おかしい」と、呟きアプリの別垢でこき下ろし、それがバレた自業自得で縁切れた。
これは、そんな加元のおはなしです。

以降3回新しい恋を、手に入れたのは良いものの、
全5回の恋の中で、一番誠実で真面目で、一番自分にすべてを捧げてくれたのが、当時散々にディスった筈の、「捻くれ者」でありました。
雪国の、田舎出身という同い年。写真など一枚も撮っていません。だって自分があげたピアスもリングも、何も付けてくれなかったから。
連絡手段も居住地も、電話番号も仕事場も。縁という縁、手がかりという手がかりの全部が消え、文字通りこつ然と姿を消したそのひとが、
「この名前は都内に居ない」と、頼った探偵に調査を打ち切られたそのひとが、
なんだかんだで一番無難で、一番安牌だったのです。
加元はそんな捻くれ者が、どうしても再度欲しくなり、ずっと、ずっと探し続けておりました。

「どこにいるの」
暑くて湿度ある都内を、加元は今日も、仕事の合間に歩きます。
捻くれ者は、まだ都内に居る。加元には絶対的な自信がありました。
あのひとはすぐ田舎に引っ込むひとではないから。
「どうして、顔を見せてくれないの」
捻くれ者は、確実にまだ自分を愛している。加元はそれも信じていました。
誰より一途で誠実だから。縁切ってそれきりハイさようならを、スパっとできる人じゃないから。
「また会いたい。また、よりを戻したいのに」
自分の呟きが捻くれ者を、その心と魂を、傷つけ蝕み裂き壊したのに。わがままさんですね。

「会いたいのは、そっちだって、一緒でしょ」
自分だけじゃない。自分だけが恋しい筈がない。
会いたい、あいたい。自分を振った二度目の恋人の、顔を探して、加元は今日も歩いて歩いて、
「あっ、」
ふと、雑踏やかましい道の先に、ひとつの視線を見つけました。

「附子山さん……?」
チラリとしか見えず、すぐ後ろを向いて走り去ってしまったそのひとは、
確かに、たしかに加元だけを、一点にみつめていたように、見えたのでした。

7/17/2023, 1:55:25 PM

「『遠くの街へ』、『遠い空へ』、それから『遠い日の記憶』。さすがにもう『遠い』系は来ないよな」
アプリを入れて最初のお題が「遠くの街へ」だった。某所在住物書きは遠い4ヶ月と16日前の日を思い返し、当時の投稿を見返した。
「毎回毎回新ネタなんて書けねぇからって、続き物風
で各お題のハナシを繋げてって、気が付いたら随分遠くまで来たもんよ。早いねぇ」
で、長期間投稿して何が不便ってさ。遠い過去であればあるほどスワイプして辿るのが面倒。
あとガチで買い切りの広告削除プランはよ。
物書きは恒例にため息を吐き、スマホを指でなぞる。

――――――

昨日然り今日然り、なんなら明日も明後日も。
東京は最高気温が30℃超、なんなら明日は酷暑に迫る38℃予想。
つまり灼熱だ。アスファルトの照り返しが地獄だ。
先週ウチの職場の上司2名が熱中症で倒れちゃった影響で、その職場から直々に、「今週は無理せずリモートワークを活用しましょう」ってお達しが届いた。
リモート万歳。だってクソ上司とかカスハラな一部の「お神様」と顔合わせなくていいから。
……でもその他大勢の善良な「お客様」と会えないのはちょっとだけ、ほんのちょっとだけ寂しい。

「先輩?」
夜になっても相変わらず、東京の夜は暑い。
スマホの情報見る限りでは、完全に「超熱帯夜」。
今週食べるためのアイスでも補充しようと、しっかり水持って外に出たら、
涼しげなビオトープのある和風カフェ、窓際の席で、雪国の田舎出身っていう職場の先輩が、テーブルに左手で頬杖ついて、目の前の優しい色合いの何かをぼーっと見てた。

「やっぱり先輩だ」
そこは、私がこの職場に来て、先輩が私の教育係になって、初めて先輩に奢ってもらった和菓子とお茶のお店だった。
「せーんぱい。藤森先輩」
コロナ禍前。遠いっちゃ遠い日の冬だ。

当時の先輩は今よりもっと無機質で、今改めて考えれば、私が就職する前の大失恋、初恋の人に心をズッタズタのボロッボロにされた傷が、そのまま残ってたんだと思う。
対して、当時の私はまだ「大学生」が抜けきってなくて、先輩のことを下の名前の「礼(あき)」で呼んでた時期が数週間あった。

「アッキー、アッキ〜」
懐かしいな。よく先輩、生意気だった私のこと捨てなかったな。
もう4年くらい前だけど、その遠い日の記憶が一気に湧いてきて、すごく懐かしくなって。
「何食べてるの」
折角だから、先輩のテーブルに相席させてもらった。

「随分久しぶりな呼ばれ方だ」
「そういう先輩は?何頼んだの?」
「お前がおまんじゅう桜セットとホットの和紅茶を頼めば、『あの日』の再現の完成だが」
「『あの日』?」
「3、4年前。お前がこの職場に来て2年目の冬。『私に言いたいことがあるなら、美味い和菓子と日本茶の店を知っているからそこで聞こう』」

「私、先輩に『アッキーが無機質過ぎて怖い』とか、『なんでこの職場の人皆ノルマとか根性論とかに反論しないの』とか色々言った」
「私は聞くだけ聞き倒して、一切価値ある助言をしなかった。お前が私を『藤森先輩』だの、単に『先輩』だのと呼び始めたのは、その翌日からだったな。尊敬に足らぬと愛想でも尽かしたのか」
「逆ですー。ザンネンでしたー」

懐かしいね。 そうだな。
ふたりして遠い日にしんみりしてるところに、「あの日」と違って、配膳ロボットの猫くんが、私の注文品を持ってきてくれた。
「今日も奢ってよ」
「そこまで再現するのか?」
和風なお盆の上には、桜の焼印が押されたおまんじゅうの3個セットと、アイスの和紅茶だった。

7/16/2023, 1:39:43 PM

「空と星は多分確実にこのアプリのお題の常連だが、浮かべる系もなんだかんだで、3回目か……」
5月に「(前略)目を閉じると浮かんできたのはどんなお話?」、その前日は「(前略)その人のことを思い浮かべて(後略)」。それから今日の「空を見上げて(略)」。なかなか手ごわいのが重なった。某所在住物書きはため息を吐き、解決策を過去に求めた。
「『執筆者でも誰でも対象Aを置く』と、『Aが空を見た後、事柄Bを思い浮かべる』が満たされりゃ、今回のお題はぶっちゃけ、何でも書けるな」
実際その発想で、「ありがとう」を伝えたかった人のことを思い浮かべて書くお題で、感謝成分ゼロのハナシ書いたし。物書きは己の5月3日投稿分を確認しながら、数度頷き物語を組み始め……

――――――

快晴快風の昼の空、あるいは燃える夕暮れを見上げ、青やら白やら茜色やらに、何か思いを包んで綴る。
素直に読めばこの光景、少し捻くれてもこの設定。
そのことごとくを崩して捻って、変わり種を錬成したかっただけのおはなしです。

最近最近の都内某所、某稲荷神社敷地内の一軒家に、人間に化ける妙技を持つ化け狐の末裔が、家族で仲良く暮らしておりまして、
その内末っ子の子狐は、善き化け狐、偉大な御狐となるべく、人の世で不思議な不思議なお餅を売り歩き、徳を積んで修行の最中。
週に1回、ホオズキのあかりを担ぎ、不思議なおまじないやご利益をひと振りふた振りしたお餅を葛のカゴに入れ、たったひとりのお得意様のところへ、コンコン、営業にゆくのです。

末っ子子狐の一軒家も、森と木陰と土と水とで十分涼しくはありますが、お得意様のアパートは、文明の利器たるエアコンが絶賛稼働中。
道中どれだけ暑くたって、ゴールの室温26℃前後を思えば、ちっとも苦しくありません。
今日も1個200円、値段のわりに大きくて栄養満点、かつおまじない付きのお餅をカゴに詰め、しっかり人間に化けて、夜の東京を歩きます。

とてとてとて。街灯や照明の影響で、星の光の届きづらい夜空を見上げ、コンコン子狐は思い浮かべます。
雪国の小さな霊場に嫁いだお姉さん狐が言うには、向こうの空は星がぎっしり輝いて、氷か飴の粒を敷き詰めたように、キラキラ美しいのだそうです。
氷かぁ。かき氷お餅とかあれば面白そうだけど、どんなお餅になるのかな。
子狐はこっくりこっくり、悩みながら歩きました。

とてとてとて。高層建築建ち並び、見える範囲の限られる夜空を見上げ、コンコン子狐は思い浮かべます。
南国の古い拝所を見てきたお兄さん狐が言うには、向こうの空はさえぎる物が少なくて、どこまでも続いており、海と空が青と青でくっついているそうです。
青かぁ。ソーダお餅やラムネお餅があれば涼しそうだけど、きっと作ったら売る前に食べちゃうや。
子狐はじゅるりるり、味を想像しながら歩きました。

とてとてとて、ピンポンピンポン。
かき氷お餅にソーダお餅、ラムネお餅を思い浮かべながら、道中ついついスイカのアイスを買って食べてしまったコンコン子狐。ようやくお得意様が住む、アパートの一室にたどり着きました。
あんまり食べ物のことを思い浮かべてしまったので、
おとくいさん、こんばんは
といつも言ってる口上を、
「おとくいさん、いただきます!」
と、元気な声で、コンコン、言ってしまったとさ。
おしまい、おしまい。

7/15/2023, 2:26:39 PM

「似たお題なら、6月6日付近の『世界の終わりに君と』と、5月6日付近の『明日世界がなくなるとしたら』があったわな」
前回の「手を取り合って」は、何故あんなに納得いく物語が出なかったのだろう。某所在住物書きは昨日から今日にかけての大苦戦を思い、首を深く傾けた。
「『世界の終わり』は、何かが終わるハナシの詰め合わせを書いて、『世界がなくなる』の方は、その日で閉店する駄菓子屋のハナシ書いたわ」
今回も、前回同様、ネタは大量に出てくるけど納得いくのが無い、みたいになるのかな。
物書きはため息をつき、今日も今日とて……

――――――

最近最近の都内某所、某アパートの一室。
人間嫌いと捻くれ者を、併発していた筈の捻くれ者が、ぼっちで暮らしており、
土曜の夜はいつもなら、翌週の仕事の準備をしたり、30℃近い熱帯夜から逃れるため氷を入れた冷茶をたしなんだりしているのだが、
今日はなにやら久々に、隣部署で主任をしている親友さんがご来訪。宇曽野という。
捻くれ者はこの宇曽野に、アイスコーヒーを入れ低糖質スイーツを出し、好きにさせている。
捻くれ者の今の関心事は、テレビとスマホ。特に気象情報。今大雨を降らせている雲は、捻くれ者の故郷を覆い、7月分の雨量を定点で超過した。

「そろそろ、終わりにしたらどうだ」
コーヒーで喉を湿らせて、親友の宇曽野がポツリ捻くれ者に尋ねた。
「何を。仕事か。お前とつるむことか」
気象情報確認中の捻くれ者が尋ね返した。
「確かに、まぁ、私のような捻くれ者など。これ以上一緒に居られても」
一緒に居られても、迷惑なだけだろうな。付け足す声はそのわりに、穏やかである。
「『あいつ』に怯えて逃げる暮らしを、だ」
相変わらず女々しいこと言いやがって。捻くれ者が本気で友好関係の解消を望んでいるわけではないのを察し、宇曽野は訂正して、提案した。

「あいつ」とは、すなわち捻くれ者の初恋にして、失恋相手であった。
捻くれ者が「あいつ」に何をされたか、結果どうなったのか。それは7月3日や6月3日、5月30日投稿分の過去作に説明を丸投げするとして、
要約すれば初恋相手に呟きの裏垢で理不尽かつ自己中心的にディスられ、心をズッタズタのボロッボロに裂かれ壊されたために、連絡先と縁の一切を断ち切り区まで越えて夜逃げしてきたというハナシなのだが、
ともかくこれがトラウマで、捻くれ者は己のアパートに、ごく最低限最小限しか家具を置かなくなった。
いつでも再度夜逃げできるようにである。
それを、そろそろ終わりにしないか。
宇曽野は捻くれ者に提案したのである。

「縁を切って、もう8年だ。もう十分だろう。昔のことは終わりにして、そろそろ、今に戻ってこい」
「既に前なら向いてる。心の不調も仕事に持ち込んではいない。お前も知っているだろう」
「『前』じゃない。『今』だ。お前は『過去』の足枷でジャラジャラ重いまま、気力で走ってるんだ。良い加減、その足枷を外せ。自分を許してやれ」

許すと言っても。自分の何をどう許せというのだ。
捻くれ者は首を振り、ひとつため息を吐く。
「ん?」
解説を求めて顔を上げると、その過程で、宇曽野が非常に見覚えのある茶色とクリーム色の円錐台に、スプーンを当てていることに気付いた。
「宇曽野、お前、それまさか」
それまさか、私が冷蔵庫に入れていたプリンじゃないのか。徐々に威嚇と警戒の表情を表す捻くれ者に、宇曽野は堂々と体積の4分の1をすくい取り、眼前で食ってみせた。

「お前は!お前というやつは!」
「お前だって先月の23日、俺が置き去りにしたプリン食っただろう。おあいこだ!ハハハッ!」
ポコロポコロポコロ。
その後ふたりはひとしきり暴れ倒し、スッキリした後は、ケロッと元通りの仲良しに戻った。

7/15/2023, 4:14:38 AM

「『手』か!『目』とか『見る』とか、視覚系はバチクソ多かったが、『手』は珍しい気がする」
「見つめられると」、「君の目を見つめると」。「窓越しに見えるのは」に「目が覚めると」等々。
今回も「目」に関するお題だろうと踏んでいた某所在住物書きは、届いた題目に良い意味で驚いた。
「『手を取り合って』。物理的に誰かと誰かが互いの手を掴み合うとか、誰かと誰かが協力し合うとか。その辺がセオリーなんだろうな」
その「手」には乗らないと、将棋とかで、相手の策略を崩してコマを「取り合う」とかは、さすがに「手を取り合う」とは言わんのかな。
毎度恒例。物書きは今日も唸った。
「納得いく『手(ハナシ)』がサッパリ出てこねぇ」

――――――

不思議な不思議な子狐と、寂しがり屋な捻くれ者が、手を取り合って素朴かつおいしいお餅を作り、一緒にもっちゃもっちゃ食べて楽しむ。
そんなネタを、思い浮かんだは良いものの、「食い物ネタの4連発は胃がもたれる」と考えた物書きです。
そこで今回はこんなおはなしをご用意しました。

最近最近の都内某所、某アパートの一室に、人間嫌いと寂しがり屋を併発した捻くれ者が住んでおりまして、最小限の家具と娯楽皆無な本棚しか無い部屋には、少し大き目な底面給水鉢がひとつありました。
「お前とも、長い付き合いだな」
鉢にはフウロソウに似た大きい葉っぱが生えており、ピンと上を向いた茎からは、ぽっこり、白いツボミが膨らんで、8月の開花を待っておりました。
「部屋の中でプランターに閉じ込められて。日差しという日差しも少ない。窮屈だろう」
つんつん、つん。特徴的で、独特な、マメ科の白いミヤコグサと言われれば2割程度似てそうな形のツボミを、捻くれ者が愛おしく突っつきます。

鉢の花は捻くれ者の故郷、雪国の田舎の花でした。
多くの人に恐れられ、多くの人を病院送りにしながら、漢方の材料として多くの人を救ってきました。
それの一族は人間の恐怖と興味と欲望と、誰かを救いたい救命の心を、一身に受けてきました。
その割に暑さにはバチクソ弱いのです。ぶっちゃけ過度な陽の光も好きくないのです。
夏に40℃を叩き出す東京なんて、とんでもない。捻くれ者の手を借りて、しっかり冷房効いた涼しい部屋で、命をつなぎ、株を増やしておったのでした。

「最近じゃあ、お前に愚痴を聞いてもらうことも少なくなった。不思議なものだ」
捻くれ者も、その花の助けを借りて東京の荒波を耐え、生き抜いてきたのでした。
花の持つ花言葉に甘えて、苦しいときは「人間など大嫌いだ」と、よく心の奥の奥底を、こっそり話しておったのでした。
「何故だろうな。……人間嫌いは昔から、お前とちっとも変わらないのに」

花と人とでふたりして、一緒に東京を生き抜いてきた13年。捻くれ者が花の手を、昔ほど必要としなくなったのは、だいたい3〜4年前から。
今の職場で初めて新人の教育係になり、初めて己の明確な「後輩」を持ってから。
「毎日グチグチ弱音を聞かされるよりは、今くらいの方がお前も気がラクだろう。良かったな」
つんつんつん。ため息をひとつ吐いて、捻くれ者は穏やかに、優しく、微笑を浮かべるのでした。

人と花が、手を取り合って生きるおはなしでした。
細かいことは気にしません。何個も閃いて書いて消して、一番無難でマシなのが、これくらいしか無かったのです。
しゃーない、しゃーない。

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