Kohr

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11/3/2023, 10:05:03 AM

ある古い書物の一節にて。

女性は鏡を覗き込んだ。そこには鏡の中にいる自分。
たわいのない風景だ。

ところが、暫く髪の毛を解いていたら、鏡の中の女性は独りでに動き出した。
自分と同じ女性はこちらを見つめながらも、ニヤつく。

そして、手を伸ばした。「美しい、私はもっと美しくなりたい。その体がほしい。」そう言って、女性は鏡の外にいる女性の腕を掴んだ。

女性は鏡の中に引き込まれてしまった。

その後、この女性がどうなったのかは誰もしらない。

なんと不気味な話なのだろうか。

ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー

10/30/2023, 1:34:29 AM

もう1つの物語。

想像してみるといい、それだけで存在しし始めるのだから。

ロッチヴァン・ウィアーは1つの本を開いた。「フルーツ・ウェルカム」。

本を開くと、1ページが光る。ロッチヴァンはそのページへと入った。

目をパチクリしながら、辺りを見渡すとそこにはフルーツ食べ放題の国だ。

ロッチヴァンはその国で、奇妙な体験をする。

もう1つの物語。

9/30/2023, 10:21:05 AM

ある古い書物の一節にて。

テレノ・セコという場所がある。ここは土地全体が旱魃にあり、乾燥している場所。
テレノ・セコというのは、「乾燥の地」という意味だ。

とくに「ノパル」という国ではその旱魃が凄く、水は手に入らない。
すると、動物も植物も育ちはしない。ただ、唯一サボテンだけは自生してくれているので、そのサボテンを原始的な方法で調理をして食べ物を確保していた。
その国は雨も雪も降らない。近くに川や海もない。
あるのは乾燥した場所がただ広がっているだけ、どこを見渡してもあるのはそれだけだ。

ある少女はこう思った「きっと明日も……」。
悲しい現実だ。

川は近くの国にある、ラクダに乗って1週間はかかるほど遠い場所だ。
だが、この暮らしは1000年で、終止符をうった。
あの日までは。
きっと明日に現れるのかもしれない、奇跡がある。

ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー

8/2/2023, 6:20:25 AM

ある古い書物の1節にて。

少女は涙を流しながら、お願いをした。

「お願いです。明日もし、晴れたら」

この少女の国は雨が降り注ぐ国。晴れは1年に1回のみ。

この少女のお母さんは王賊に囚われた。助ける方法はこの雨を終わらせること。

「明日もし、晴れたら、お母さんの命は救われます。どうか……」
そう、願いを込めた。

これは「雨々物語」というお話だ。

晴れなければ母は救われぬ。


ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー

7/30/2023, 11:59:58 AM

ある古い書物の民族・種族欄1ページ目の一節にて。

その昔、ある種族が存在している。

種族は「アイ・アイ族」と呼ばれた民族だ。

「アイ・アイ族」の特徴として、瞳が宝石で出来ていること。綺麗で澄んだ瞳、「アイ・アイ族」にはまだ知らざる驚きを隠せない秘密の行動をする民族。

ハンターたちはその「アイ・アイ族」の瞳を求め、瞳を盗るハンターがいた。

あまりにも非情で、残酷だ。

民族は減って、いまでは「幻の宝石民」と語り継がれるようになった。

この世界には色々な種族が存在する。



ー オリジナル小説・ドゥコ作中の書物ノン・ドゥカ・ドゥコから ー

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