夢が醒める前に
そうして 僕は 君が 好きになった
音階的に 言語の 中枢に
想像したより 天の才賦と 知ったから
なんど 見ても 角度 変えても
擦り切れた 者が 負けてしまうから
あぁ星空に キスを したいのなら
永遠の 誓い なんか いらないからね
もっと 物質的な ハートで 近寄って見せて
全部の 力を 君の ものと
言うんだろうけどね
君と 本質を 分け合えるのならば
夢が醒める前に ここで 何度も 口づけしよう
限界超えた 頂上が見えるまで
一気に 上昇気流めがけて 駆け上がる 今だから
本能的に 肯定的に 最後だと わかるから
それでも 君の 独り言じゃ ないんだよね
何度目かの 夕焼けが 眩しくて
君の 情緒的な 屈折した 神経が 音を 立てるなら
もっと 切ない もっと 前が 見えない
そんな 未来に なってしまう前に
感覚的に 理想郷を 目指して 跳べる
雲の上 駆け上がる 想像力 強くしよ
ブレーキよりも 電力の 消費を 抑えてないで
ブレーカーは まだ 下げないで
夜の 帳より 明るい 未来に しよう
もっと 大胆に もっと 利口になってよ
もっと もっと 知りたい
もっと もっと 天国へ 行こうよ
愛の 言葉を 何度も 口に して
大きな 世界で 一番 大切な ものは?
この 世界が 終わる時に 見ていた ものすべて
いつかは 胸の なかに 渦巻いた 雲の ように
いつかは 晴れるの?
いつかは 言うかな?
見渡す 限り 広がる
都会は 誰が いつの頃から
僕らが 過ごした
時代が 呼んでる 風雲よ 僕に 味方を
夢から醒めた そこが 夜の 果てでも
君が えがいた 夢は きっと 何処かで
息吹を あげた 絵画の ように
銀河の 彼方 あなたを 探しに やってくる
君の 未来を 変える 運命の 星座が
夜の 寂しさに 耐えきれなくなって
君の 言葉が 力を なくしかけても
裏切りの なかに 理想郷は ないのよ
誰でも 輝く 光が 渦巻く 運命を 信じてる
見渡す 限り
世界は 僕が 生まれる前から
僕らが 眠ってる
夜空に 祈りを 込めながら 君に 囁く
夢から醒めた そこが 世界の 片隅で
君が えがいた 夢が まだ 何処かで
未完の 夢の シナリオ 描き
運命 超えて あなたが 探した すべてが
君の すぐそば 流れ 瞬く 星となって
最後の 世界で 果てしなく
蒼い 空と 海が 広がり
そこに 今までの 世界を えがいた
街が 広がる
星たちが 探した 運命が 扉を 開き 今
夢から醒めた 僕は あなたの 姿 探した
傍らに うずくまってる 声を 頼りに
君の 未完の 運命が 大きく 変わってしまう 前に
君を 探して 夢の 中へ
雨音が かなり うるさくて
悲しみを こらえる ことが できない
本能が 逆巻く 夜を 眠りの 調べに できない
君が 言う事 すべてが 君の ために できてる?
噂は 君の ために うまく できた 戯曲ね
君の言う事 夢から醒めた
羊飼いの 旋律は 不協和音の クラクション
真夜中に 君の 世界が 開くと 言うの?
朝を 待てない シンドロームが 溶けてく
その バニラの ような 優しさも
手に入れられない 愚かな 薔薇の花
君の 罠は 泳げない 真夜中の 海
暗くて 沈んだ 静けさの 都会だ
いばらの 栄光など 別に 手に入らなくても
君の 笑顔は 僕を 裏切らないから
この両手に 抱えきれない 痛みで なくよりも
甘い 匂いの 午後に 君と 食べた
はちみつの 香りの 祈りに 眠り 出すから
胸が高鳴る
春風は 吸い込まれた 空気の 中で
弾けた サイダー みたいに
心に トルマリンの ように 染み込んで
心の 中を 純粋に 変えていく
君が 新学期に 買った
香水の 匂いに 僕は まだ なれなくて
もう少し 君の センスが わかるまで
時間が かかりそう
踏切の 遮断器が 音もなく 聞こえるのは
どことなく 胸が高鳴る 心臓の 音に
かき消されて いるようだ
サイレンスの中で 静かに 桜の 花が
僕たちの 見えないところで 咲いている
雨が 降るまで
その 新しい 命を 輝かせてる みたいに
純情は 春の 季節が 過ぎる頃には
着慣れた シャツみたいになって
慣れてくれば 少しだけ 形が 崩れて しまうけど
それでも きっと 君の 丁寧に 結った
長い フィッシュボーンの リボンと
胸元に キュッと しばられた ネクタイが
まだ 綺麗な 形を している
このまま 夏が くる前に
トルマリンの ような 柔らかな
呼吸に 透過しやすい 季節を 迎える 前に
君と 二人で 坂道を 走り出しては
自転車道を 朝方の 太陽を 追い越して
見えない 未来に キスを そっと しよう
不条理
銀色の 雨が降る
君と 二人で 見た あの虹
いつかは この街 出ていくって 決めたね
走るのが 辛くて 誰かに 聞いてほしくて
夜の 帳が 降りるたび
君が いなくなった 夢を見るけど
今も 駆け上る 鼓動を 忘れないでね
少年の ときに 見た 夢くずが
溢れ出したら 白いノート 染めてく 思いを 集めて
空を 見るのよ
子供の頃 僕たちが
出会った あの頃 見た あの空
いつかは 大空 羽ばたくように 祈ったね
生きるため 忘れる 不条理の 続く世界に
夜の 帳が 降りるたび
僕は おとなになる 理由を知る
今も 夕焼けに 誰かが 口ずさんでる
少年の ときに 見た 星屑が
流れてきたら 遠くまで 歩いた その足 休めて
風を 掴むの
そっと 今は そっと 心に 過ぎていく
悲しみを 振り切り 行くのよ
そっと 優しく そっと 涙を 預けてる
大人へと 登るとき 思い出す 君といた 季節を
泣かないよ
もう 僕は 大人の 階段を 登った からね
君は 泣かなくて いいよ
天使の 羽を 広げては 優しい 光に 祈った
午後を 忘れ ないで いて 欲しい
もう少し 君の そば
いられた ならば あの ひだまりが
心の 中で 長い 悲しみを 消せた のにね
あぁ 天使の ように 忘れてた 心を 取り戻せたわ
君は いつでも あの 窓辺が 日が 落ちるまで
忘れていた 歌を 歌って いてね
泣かないよ 僕は 大丈夫さ
君の 心に 咲いた 花を 見つけて
やっと 戻れた あの 空の色
忘れないよ
大きな 雲を 見上げた 季節
音を立てて 日々が 繰り返す
心の 中に 時間の 波が 押し寄せて
迷いが こみ上げて
日々を 捨てそうに なっても
また 会えるまで 泣かないよ
君に 逢えた ひだまりが 心の 中に
永遠を 感じていた 日々に くれた
天使の 微笑み
時が 過ぎていく 悲しみを 洗うように
風が 走ってく 僕の 鼓動には
君と 重ねた 約束 だけが
蘇る 鮮やかな 光が 溢れた
駆けて行く 君の その ハートに
そっと 優しく ビートを 重ねて
もう 大丈夫さ 光の 階段を 駆け抜ける からね
星が溢れる
あなたと いつか
見上げた 空は 忘れ ないわ
哀しい ことが たくさん あっても
あの 窓辺から 流星が 落ちて きた あの夜
そっと 祈ってた あの 約束は
この世界から 君の 体が いつか 星と なって
生まれ 変わる まで 内緒に するわ
星が溢れる 窓辺に 光る
幾千の 神話と 歴史と
街の 明かりが 君の 両手に 渦を まくから
また 微笑んで いてね
天使が 蒼空に
君の ところへ 舞い降りた
悲しみも 切なさも 何もかも 音を立てて
十字を 切るように 流れる 星たちよ
私の 願いを 聞いて
千年後も 幾千の 星たちの 祈りを 前に
あなたと 私の あの かがやいた
星たちが 集って 見せて
星が溢れる あの夜に 君と 見た夢
かがやいた 空に 天使が
流星の 矢をはなち
悲しみを ふりはらい 空が 晴れていく
星たちの 祈りを 忘れ ないよ
あぁ 窓辺に 天使が 現れて
君の ドアを ノックした あの夜に
十字を 切って そこから 始まった あの神話は
今も 続く 君が 永遠に 追いかけた
あの夢は まだ 消えて ないよ
星たちが 祈りを
君に 何を 捧げる?
あれは 空の 果に えがいた
永遠を 告げる 約束は 何色?
悲しみ 塗りつぶす
絵の具は 天使が くれた
神話を 彩る 秘密の 呪文で
時を 止めて 息を 止めて
重なる 唇に 溢れた
たくさんの 星の 祈り
星が 溢れる
彼方から 君の 頭上を 流れて
十字を 切るたびに 僕らは
この 世界 冒険を 続ける ことが できるよ
あの 扉を ノックした
窓辺に 天使が 光を たくさん 放ち
僕の 世界の 闇を 祓って
空が 晴れてく 星の 祈りを
忘れ ないよう 体に 残して おくから
窓辺 から見た 星は きれいだ
何度も 救って くれたね
きっと 君と 見た あの夜は 僕の 心に
流星が 落ちるたび 思い 出すだろ
君と 見た 星の ロマンス
十字を 切って
幾千の 星星に 願いを 込めた
幾千の 約束
いつか 君が ここへ 来るとき
そっと 願いを 話すよ
それまで 蒼空に
願って いてよ 僕に 会えるまで
この世界が 終わるまで
銀河の 願いを そっと 祈って
あれは アンティークの チェアーを
買うために 街へ 繰り出した
空は 星星の 祈りを 捧げる ために
綺麗な ライトで 照らした 12月の あの日
君と パパと ママも 銀河の 祈りを
十字を 切って 星に 祈った あの日の ことを
千年経っても ここへ 来て
忘れ ないよって 言うかな?
星空は 二人の 約束を 思い出し
千年後も ここへ 会いに 来るかな?
祈りが 届く 悲しみも 捨てて
音楽は 静かに 夜に 響いて
あなたに 会いに来る 千年後 超えた 約束は?
貴方は いつも 何を 祈って
私に 会いに 来たの?
千年を 超えた 遠い 銀河も
約束を 叶える ために 君の 頭上に
あの窓辺に 天使が 矢を放って
悲しみを 撃ち抜き 空を 晴らした
幾千の 祈りを 聞いて
会いに 来るよ
千年の 祈りを 超えて
星が溢れる この夜に 天使が やって 来るよ
銀河の 蒼空に
息を 整え 君に 祈る
まわり 出した 運命が この空を 染めるから
途切れ 途切れの 呼吸に
思い出 重ねて 願いを かける
あまりにも 散っていく かけがえの ない 星星
君の 願いを 聞いて 集まってくる 神話さ
何者にも 変えられない
透明な 心の 果に
僕たちでも 見ることの なかった
空の色を 染め上げてく
天使の 放つ矢に 撃ち抜かれて
消えてく 悲しみの 余韻が
僕の 祈りは まだ 君が 知らない 世界を
走り 抜けてく 長い 瞬間だ
閃光を 放って 消える 時が 来るまで
静寂を 駆け抜けて
蒼白を 切り裂き 現れる
真夏の 夜空の 霹靂だ
この時を 待っている
君が 祈りを 止めて しまわなければ
また ここに 来るだろう
永遠の 祈りを 聞いて ここへ
まだ 君の 情熱が
まだ 君の 光が
まだ 届かない 祈りが
この世界が 生まれた ときから
運命に 彩られた 宿命が まだ 光っているから
祈りを 忘れないで またここへ くるから
きっと 千年前の 約束を 聞いて ここへ
瞳の 奥に 目蓋の 裏に 君の 深層に
かがやいた 頭上の 星を 思い 出して
君の 約束を いつかは 僕に 聞かせて
星の 花が 銀河の 河が
君の 両手に ひろがった
静寂な 夜に 溢れてく
星が溢れる この夜の 果てが 向こうまで