優しい陽の明かりと頬杖

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不条理


銀色の 雨が降る
君と 二人で 見た あの虹
いつかは この街 出ていくって 決めたね

走るのが 辛くて 誰かに 聞いてほしくて
夜の 帳が 降りるたび
君が いなくなった 夢を見るけど

今も 駆け上る 鼓動を 忘れないでね
少年の ときに 見た 夢くずが
溢れ出したら 白いノート 染めてく 思いを 集めて
空を 見るのよ

子供の頃 僕たちが 
出会った あの頃 見た あの空
いつかは 大空 羽ばたくように 祈ったね

生きるため 忘れる 不条理の 続く世界に
夜の 帳が 降りるたび
僕は おとなになる 理由を知る

今も 夕焼けに 誰かが 口ずさんでる
少年の ときに 見た 星屑が
流れてきたら 遠くまで 歩いた その足 休めて
風を 掴むの

そっと 今は そっと 心に 過ぎていく
悲しみを 振り切り 行くのよ

そっと 優しく そっと 涙を 預けてる
大人へと 登るとき 思い出す 君といた 季節を

3/19/2024, 2:01:22 AM