優しい陽の明かりと頬杖

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10/24/2023, 10:25:11 AM

いかないで

流れいく 時を じっと その時が来るのを
わたしはここで どれだけ待ってたんだろう?
すり替えていく時間の 重さとはなんだろう?
窮屈すぎる 鳥の籠から 解き放たれて
空を見たいと 何度も すがるように泣いた

ゆっくりと ゆっくりと
不確かな調和など 気にせずに過ぎていく
でもいかないで もう少し 立ち止まって
そうよ 君はいつでも 僕にうなずき キスをする

止まっている 時が きっと 答えを出そうとして
わたしは今も 理由を聞かれているの
答えがでない後先 宙を見つめて祈った
長い沈黙 時の狭間で 頭かかえて
結論急ぎ 何度も 帰りたいと願う

ゆっくりと ゆっくりと
非情なまでの歯車 音階もならなくて
でもさよならは 空がいま 暗いから
そうよ 晴れるまで待って 僕の全てを かきけして

ゆっくりと ゆっくりと
天国の階段さへ 足元をとられても
いま暗闇の 空をいま 光待って
そうよ 樹海のような 疑問がいつか 晴れるのを
深海のような夜に 独りそっと 歌うから

10/23/2023, 10:31:19 AM

どこまでも続く青い空

消えていくものたちが
わずかな声で 僕らを呼んでいる

あれは都会から消える
或いは 生存のためだけに
僕らは何度でも

君に話した言葉が
君のおもかげ なくさないようにと

古いものたちが捨てた
優しさと 生きていくために出来る
僕らなりの分別を
何度だって聞かされた 子供の頃にずっと

どこまでも続く青い空
レールの上を僕らは言ったり来たりで
それでも誰かが敷いた 道じゃなければ
走りづらいと 照れ臭そうに 君は言う

大声で叫んでも 君は僕を遠ざける
理屈じゃないんだ ここは4LDKの 密集地
小声でも伝わる 言葉がないか
手探りのようだけど 考える
小さい頃からの 生きる知恵だと 教わった

ガラスの割れた 窓などに
青春などは 感じない
ひび割れた夜中の アンプの雑音に
平和など少しも 感じないから

いまは少しだけど
息を継げる方法を 見つけるよ
頭を使って生きることなら出来る
ナイフを振り回す 力など持たないから

どこまでも続く青い空
この世界が誰のものだとしても
生まれたからには 栄光と 勲章を
飾り立てる ヒロイズム
泥まみれの英雄で 生きていくから

10/22/2023, 10:18:36 AM

衣替え

あぁ 真夏の季節は過ぎて
君は少し きれいになる
あぁ 木の葉舞うグランドの前
君が待ってる バス停で
君のおもかげ コートのフード
じっと晴れ間を見てる 君を見つめた

yes 衣替えも終わり
少し頬が 赤く染まる
何度も君に言おうとしたよ
君のとなりで 香水の香りが切ないね

もう遠くへは いかないで
夏の季節が変わり
衣替えした 天使の君に
ジングルベルのなる
時計台で
キスをしたいから
そばにいてくれないか

10/21/2023, 11:24:38 AM

声が枯れるまで

何度もあなたの 名前を呼んだ
月影はまだ 私を隠そうとする
何度目の 月をまって
あなたのところへ 帰ろうとしたんだろ?

夜更けの風は冷たくて
それでも世界は透き通っている
不安とは 裏腹に 空気はすみわたっている

星空は 君を探して
点滅を何度も 繰り返す
声が枯れるまで 何度も
君の名前を 呼びあっただろうか?

叫びはどこか 天空を 駆け巡って
今日まで僕の 血液となって
体を駆け巡る 本能は 瞳に写し出されるようだ

丘の上 星のした 涼しい風が吹く
今日まで君の名前をずっと ずっと
声が枯れるまで君の 名前を呼んだ
新月が変わる夜に 君を 君を探して
僕の瞳を 彩る
金色は 忘れた異国の空みたいだ

声が枯れるまで
声が枯れるまで
君を 君を 探して歩いた
新月の夜
星空のした
月影の空
ずっと ずっとあなたを 探した

10/20/2023, 10:20:42 AM

始まりはいつも

静かに 流れ行く 日々が過ぎ去って
君のおもかげ 忘れない

アスファルトは真夏の 気だるさを 湿らせていく
電話さえ見つからず 君を探す宛がない

このまま蜃気楼のような 夢の中漂う
あのときとは別の 微笑みを思い出すから
最後まで 消えないで

魔法のような 日々は追憶
始まりはいつも 君が話す
遠い夏の午後の 太陽が眩しい街のこと

懐かしさ溢れる 幼い日々の 眠りの中で
始まりはいつも 心の中 かき回す

夕暮れの日差しの中で まどろみを見ていた
いつかは君とここでまた
明日のことを 話し合うから

遠くへ行ってしまう 幻を 追いかけて
君がどこかへ 君がいない部屋で
君を探して

永遠の時の流れの中 君を探した
永い眠りにつく前に 君を待ってる

どこまでも 透明な 深層の 海へと
君のおもかげ どこかへ消えてく前に

始まりはいつも 君のことを 探した
深い深い海の中で
深い深い森の中で
深い深い霧の中で
ずっと 今日も

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