優しい陽の明かりと頬杖

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始まりはいつも

静かに 流れ行く 日々が過ぎ去って
君のおもかげ 忘れない

アスファルトは真夏の 気だるさを 湿らせていく
電話さえ見つからず 君を探す宛がない

このまま蜃気楼のような 夢の中漂う
あのときとは別の 微笑みを思い出すから
最後まで 消えないで

魔法のような 日々は追憶
始まりはいつも 君が話す
遠い夏の午後の 太陽が眩しい街のこと

懐かしさ溢れる 幼い日々の 眠りの中で
始まりはいつも 心の中 かき回す

夕暮れの日差しの中で まどろみを見ていた
いつかは君とここでまた
明日のことを 話し合うから

遠くへ行ってしまう 幻を 追いかけて
君がどこかへ 君がいない部屋で
君を探して

永遠の時の流れの中 君を探した
永い眠りにつく前に 君を待ってる

どこまでも 透明な 深層の 海へと
君のおもかげ どこかへ消えてく前に

始まりはいつも 君のことを 探した
深い深い海の中で
深い深い森の中で
深い深い霧の中で
ずっと 今日も

10/20/2023, 10:20:42 AM