優しい陽の明かりと頬杖

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どこまでも続く青い空

消えていくものたちが
わずかな声で 僕らを呼んでいる

あれは都会から消える
或いは 生存のためだけに
僕らは何度でも

君に話した言葉が
君のおもかげ なくさないようにと

古いものたちが捨てた
優しさと 生きていくために出来る
僕らなりの分別を
何度だって聞かされた 子供の頃にずっと

どこまでも続く青い空
レールの上を僕らは言ったり来たりで
それでも誰かが敷いた 道じゃなければ
走りづらいと 照れ臭そうに 君は言う

大声で叫んでも 君は僕を遠ざける
理屈じゃないんだ ここは4LDKの 密集地
小声でも伝わる 言葉がないか
手探りのようだけど 考える
小さい頃からの 生きる知恵だと 教わった

ガラスの割れた 窓などに
青春などは 感じない
ひび割れた夜中の アンプの雑音に
平和など少しも 感じないから

いまは少しだけど
息を継げる方法を 見つけるよ
頭を使って生きることなら出来る
ナイフを振り回す 力など持たないから

どこまでも続く青い空
この世界が誰のものだとしても
生まれたからには 栄光と 勲章を
飾り立てる ヒロイズム
泥まみれの英雄で 生きていくから

10/23/2023, 10:31:19 AM