どれほど頑張って努力しても、報われないのを知っている。
だからこそ、本当の目的の為に行動を起こすことは、恐ろしい。
だけど、本当にそれが真の願いなら、私たちは進むことを辞めることは出来ない。辛くても苦しくても、諦めようとしても、逃げ出したって。がむしゃらに、なりふり構わず、気づけばそこに向かってる。
本当に願い、その知識と道のりを理解してしまった時、私たちの運命は周り始める。私たちは、求める情報を目の前にした時、知的欲求の衝動を抑えられない。
だから、心配しないで。
一歩進むだけで、道を切り開くための石ころは転がってる。どの石ころを選べばいいのか分からなくて、手当り次第拾うこともあるでしょう。それもまたあなたの道。最初から正解を当てる必要は無い。
正解を知っている人達は、みんな損をしている。
寄り道や回り道にある宝物を見逃している。
みんなと同じ道を選んで、みんなと同じことをする人生に、なんの意味があるのでしょう。
それを選んできた人達は、すべからく心を失っているはず。
けれど心を失いたいと思って、彼等はその道を選んではいないのだ。
だから、目の前の石ころを必死に拾う者を嘲笑いたくなってしまう。
石ころの価値に気づいて。
石ころに必死になる自分を誇りに思って。
それは私たちが失くしかけている、大切なこころかもしれない。それを知るだけで、その努力は決して無駄にはならないのだ。
曖昧な言葉を使う人。私は彼等のことを、日本語が不得意なんだと馬鹿にしていた。
けれどある日、彼等が曖昧な言葉を使うのは、自分の心を守るためではないかと仮説を立てた。
人は、自分の望みを叶えるために行動する。
それは、他人にとって、酷く攻撃的だったり、不愉快に感じるものだったりする。
気を使ってそれを指摘しないでいると、彼等の欲望はどんどんエスカレートして、いつの間にか彼等の被害者になっている。
私は最初、いつか彼等も気づいてくれるだろうと甘えて、何もしなかった。その行動が、彼等を加害者にする。それを棚に上げて、私たちは被害者ぶる。
あの時一言、「やめて」と言えていれば、私は彼らと友人でいられたかもしれないのに。
とはいえ、彼等も自分の欲望を否定されるのを恐れている。
だから、分からないふりをする。知らないフリをする。嘘をつく。曖昧な言葉を使って、私達を混乱させる。
彼等の行動のほとんどは、無意識で自覚がない。もしそれが自覚のある意識的な行動だとすれば、それは犯罪者と同じ思考だ。
だからこそ、彼等は自覚することを恐れる。
自分の中から湧き出る欲望が、罪深いことだなんて、誰が認められるというのだろう。
では、行動を起こす前に自覚して、意識的に欲望を抑え込むことが出来ていれば、それは幸せなのだろうか。
自分の欲しいものを我慢して、なんでもないように取り繕って、一般的に正しいものだと言われるものを愛そうとする。
その努力を明かせば、きっと嘘つきと罵られる。
それは、どれだけの孤独だろう。
人によっては、幸せになることすら罪になることがある。
あるいは、自分の関係の無いところで、
あるいは、自分自身の間違いによって、
人に許されたとして、己を許せないこともある。
だから、人は曖昧な言葉を使う。
人を混乱させて、自分を偽るため。
自分の罪なき罪から、目をそらすために。
それを暴き責め立てることこそ罪と識ったとき、
私たちは口を噤む。
けれど、黙って攻撃を受けることは、加害者を生み、被害者になることを望む行為。
その未来を回避するために、私たちは曖昧な言葉を使う。
言葉というものをなにより愛している私は、曖昧な言葉というものはとても苦手で、そのせいで沢山の人とぶつかったし、沢山傷ついて、たくさん傷つけた。
それは、私が言葉を愛した結果で、後悔はしていないけれど、それを誰かに強制することは、人の罪を暴き立てるのと同じなのだろう。
曖昧な言葉を使う人。
私は彼等のことも愛しているけれど、彼等にとって私は化け物にも等しいのかもしれない。
私に「それをやめて」と言ってくれる人は居なかったから、私の罪は、自分で気づいていくしかない。
もう、曖昧な言葉は馬鹿にしない。
その曖昧さを紐解くために、私は愛する言葉たちを使うのだ。
上手く生きるためのコツ。
誰かが言っていたのを聞いてやってみるけれど、どれもこれも、私には合わないみたい。
どうして私はこんなにも生きるのが下手なんだろう。
周りの人達は、先人たちの知識や経験談を活かしてどんどん先に進んでいく。
どうしてまだそんなところにいるの?
純粋な疑問は、まるで容赦のない責め苦のよう。
皆と同じにできないのは、失敗作?
独り取り残された場所で、追いつこうと焦って、転げて、目の前には色々な種類の壁。みんな、軽々と登ってく。
壁の向こうは、もう、なにも、分からない。
私と同じ場所にいる人は、誰もいない。
しかたがないから、壁を迂回出来る道を探すと、誰かが通った痕跡を見つけた。
きっと過去にも、私みたいに生きるのが下手な人が居たんだと、それだけで、少しだけ安心した。
もしかしたら、別の壁で躓いている人だって居たかもしれない。
助けに行った方がいいのかな?
けど、その壁に躓いている理由を、私に理解できるだろうか。私は理解して貰えなかった。躓くまで、この壁を登れない人なんていないだろうと、私も思っていた。
なんて傲慢なのだろう。
私も、誰かを置いてきた一人かもしれない。
なら、私はこの壁を一人で超えなければならない。
誰も助けない代わりに、誰にも助けは求めない。
気づいてしまったから。
私が私を失敗作と断じることは、私の後ろにいるかもしれない人達をも失敗作と詰るに等しい。
ここで気づけなければ、知らないうちに、誰かを踏みつけにしていたのかもしれない。それは、自分自身を踏みつけにするのと一緒。
たとえ、沢山の人達に踏みつけにされたとしても、私は私を含めた誰のことも、踏みつけにしたくない。
私は失敗作じゃない。
失敗作だとしても、私より先に進んだ人達には得られなかった気づきを、私は持っている。
それはとても、尊いものだと思うから。
上手く生きれなくていい。
上手く生きようとして、取りこぼしてきたものがある。
忘れかけたそれは、決して無くしてはいけないもの。
先に進んだ人達の分も、拾い集めて、持っていこう。
私は一人だから、大変かもしれないけど。
いつか、一人ぼっちの誰かが追いついてくるかもしれない。
いつか、一人ぼっちの誰かに追いつくかもしれない。
その時を待ち侘びながら、進もう。
私だって、生きているだけで、誰かを傷つけているかもしれないけれど、それを引き合いに出して、責められる謂れはない。私からしたら、あなたの存在だって、既に私を傷つけるものである。
私はただ、理解している。あなたと一緒にいることが不毛なこと。黙って離れるだけで、私とあなたの世界は保たれる。
理解していないのはあなたの方。
そこまでして、世界を交える意味はあるのでしょうか?
私に争う意思は無い。
争いたいと願っているのはあなたの方。
ひとつ、言いたいことがあるとすれば、私を巻き込まないで、ということ。
破滅したいなら、私の知らないところで勝手にどうぞ。
あなたは、自分のしてきた罪など認めたくないでしょう。自分の存在が、他人を攻撃し、傷つけているとは思っていないのでしょう。
人は誰しも、誰かを愛し、幸せにするためにうまれてきた。
だからあなたは、そうやって華やかでいられる。
私のためだと、意味の分からないことを言って、私の存在を否定しながら。
ここに、あなたを許すことの出来なくなった存在がいる。
けれどあなたは、見て見ぬふりをして、「自分は世界になくてはならない存在」を演じ続けるのでしょう。
心の奥底で、自らの罪の意識が芽生えたとしても。あなたがそれを否定し、罪を認めない限り、その場所から逃げることはできない。
私には、あなたを憐れむ心が、まだあるけれど、
その心すら、手放したい。
あなたと関わった全ての痕跡を断ち、私の世界から排除する。
これから先、私があなたを想うことは、二度とない。
―
書き足りない。
他人の言う幸せってよくわからない。
幸せになって欲しいってなに。
私はこうやって文章書いてることが幸せなのに、不幸せそうに見えるって言われても、どうしたらいいか分からない。
幸せじゃないのに、幸せのふりをすれば満足?
なんでそんな面倒くさいことしないといけないの。
私はそんな幸せいらない。
憐れまれる意味も分からない。
今まで頑張ってきたからご褒美だって言われても、全然嬉しくない。やりたいことたくさんあるのに、それを邪魔されてばっかり。
いい加減にして欲しい。
気持ち悪い。
社会貢献って何。
ルールを守ったって、なにも守ってくれない。
取り上げられてばかり。
そんなの知ったこっちゃないよ。
私を守ってくれないルールを、なぜ守らないといけないの。
これが悪だっていうなら、勝手に言っていればいい。
しらない、しらない。
牢屋の中でだって、紙とペンさえあれば、私はなんだって出来るのだ。
辛くて、苦しい、この時間はいつまで続くんだろう。
もう我慢したくないと思っても、あともう少し、頑張らないといけない。
あともう少し、もう少し、自分を騙してたのも、もう限界。
それなのに、強引に立ち上がらせようとしてくる影がある。
嫌だ、もう疲れた。そう言っても、誰も聞いてくれない。
もう少し、もう少し。
励ましの言葉に絶望してる。
あなたは私の味方? 敵? それを判断することも、もう辛い。信じて進むしかない。どうして私はこんなにも行きたがっているのだろう。
無慈悲に、私の命がこの世界に繋ぎ止められている。
死んでしまいたい。
たったそれだけの私の心を拒絶するために、影が私の体を、むりやり動かして、生きろと言う。
痛い、苦しい。どれだけ弱音を吐いて、愚図って、文句を言っても、受け入れて貰えない。暴言を吐いたって、許してくれない。
この手は掴まれたまま。
嫌われようと頑張っても、
救いようがないと思われようとしても、
痛くて苦しい程に、強く、生かされる。
死ねないのは、そのせい。
死んでもいいよと、誰も言ってくれないせい。
なのに、そのことが、どうしてこんなにも、