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1/11/2025, 2:33:55 PM

以外だった。
人生で「あたたかいね」とゆう言葉を一度も聞いたことがなかった事に驚いた。そのあたたかさの根源を分け与えることができる。
人の和こそ真にあたたかいのだろうと思う。

「あたたかいね」

1/10/2025, 12:43:30 PM

「鍵、ねぇ...」
そう言葉で形作る事で、大きさを、重量を、冷たさを感じる。虚無を手に取って、鍵の先を摘んで裏表しきりに見る。
紛れもなくそこには鍵があるようで、少しでも気をそらせばそれはまた虚無に戻る。その鍵は、環境、あるいは選択、あるいは惑いで出来ている。きっと手に取って感じるには、あまりにも脆く不完全な物だけでできていて、生きていく過程で
「鍵を刺した、ひねった、無くした」なんて実感はきっとない。
でも、それらは、確実に刺さるべき扉へ刺さり、開くべきでない扉の前ではなくし、また各部分ごとに集め構成し、鍵の形を成してまた、扉の前に立つ。そうして幾つにも隔たれた扉の為に僕らは、不完全を集めていく
「鍵が導く心のままに」(キングダムハーツ引用)

「未来への鍵」

1/10/2025, 3:28:46 AM

眩い、目眩がする。喉もカラカラだ。
そのくらい、明るい言葉だと思う。いつか聞いたディズニーのキャストが拾い集めているのは「゛ユメのかけら゛」とゆう話。
この言葉もそう、酷似してると思う。
「(幼少期から沢山こうゆう言葉を聞いておくんだった)」と、
サラサラのベット上に投げ捨てられた体が拒否反応を起こすように、眼を閉じる。眩くて見ていられない。文字を見ただけで、無邪気に通り過ぎてった日々を、春色を感じる。
太陽、風、花、ともだち、せんせい、おかあさん。 
あの日の輝きは、もうかけら一つも残っていないんだよな。
どこに落としてしまったんだろう、無邪気なまま気づかないまま落としてきてしまったよ、人の生きた歴史を感じる砂丘の中で。

「星のかけら」

1/8/2025, 12:25:49 PM

RingRingRingRingRingRingRingRingRingRingRingRingRingRing
携帯の着信音が鳴る。
「(うるせぇ...こんな夜中になんなんだ)」枕元にある携帯を手に取る。着信相手は(過去の自分)と表記されている。気味が悪いと思ったが、眠気からか判断力が鈍っていた彼は、電話に出る。
眠さと、そこはかとない怒りのある声で答えた。
「もしもし?」
「あの時は、〇〇だったよね〜?」
少年の声で昔、彼に起こった出来事を話してきた。
「え?」
困惑を隠せない彼に、続けざまに伝えられる。
「この時は、〇〇だったよね」
と、また同じだ彼に起こった出来事を話してくる。
困惑の色もあったが彼は気付く
「(そうか...これは俺の後悔している出来事の話だ。)」と。
今になって痛いほど後悔している古い記憶。
まだ過去が忘れられないだろうと、語りかけてくる。
これは、呪いか、罰か、または警鐘なのだろうか。
この音が鳴り止むまで、過去を清算することはないだろう。

「Ring Ring...」

1/7/2025, 11:41:06 AM

その風を感じたとき、貴方の眼前に広がるのはどんな景色だろうか、
絶景、見慣れた街並み、あるいは崖を見る人もいるだろうか。
駆け、歩き、止まり、時には後退する人生の道のりで、追い風を感じた時、人は盲目になると私は思う。

追い風を感じた時、それは物事が上手くいったとき、物事が上手く行き始めるだろう瞬間に違いない。
絶景なら喜んで進むだろう、見慣れた街並みなら、軽快に歩み始めるだろう、崖であれ進むことを惜しまないだろう。「進んでしまえ。」そう思ってしまう程力強い風。そう感じた事がある。

そうだ、私は谷底まで落ちてしまった。踏み鳴らす力強い足音、目まぐるしく変わる景色、胸弾む高揚感に五感をすべて囚われ、置き去りにした現実。突如、隔絶された道。気付く間もなく崖から落下した。
追い風をもう感じることは無い。この隔絶された道とも呼べない道で、あの日越えられなかった対岸の崖を上がるために必要なものは
あの日と同じ様な力強い風。

もう落ちることはないだろうか....不安と共に盲目に崖を登る為、
谷風を待つ。

「追い風」

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