shimotuki megumi

Open App
7/2/2024, 11:59:06 PM

ジメジメした梅雨が始まったばかりと思いきや
ジーーーーっと蝉が鳴き始めた。

夏の到来を告げる、気温だけが先走り。
暑さだけが先にやってきたような。
日本の四季は随分と駆け足気味になってしまったようだ。

四季があるこの国で、夏は一番過酷な季節となった。
だが一番楽しい季節でもある。
祭りに花火、海。山。暑さの中で食べる氷菓。キラキラした夏野菜。イベントもたくさんある。

まぁ社会人となれば毎日遊びとはいかないのだが、幾つになっても夏は楽しいものである。
強い日差しの下を歩くにはそれなりの準備をしなければならないが、それもありきで楽しみだ。

昨年は初めて徳島県へ行ってきた。
太平洋側の関東民からすると瀬戸内海の穏やかなこと、少しグリーンの混じったような海の色はとても鮮明に覚えている。行って良かった、また行きたくなった。

今年の夏は何処へ行こうかと今から計画を練るのが楽しみだ。

6/9/2024, 9:45:56 AM

人生の多くは苦難にみまわれるもの。
それは仕方ないことだとしても、それにしても辛すぎるなこの人生と思ってしまう。

ただ普通の生活をするだけで、人間は多くて1日辺り三万回の取捨選択をしているのだという。
悩んでいる暇も時間も無いくらいの多さだ。

過去の自分の選択があるから今の自分がここにいる。
それはよくわかっている、自分でも。
だが、どの選択をしても満たされず、後悔や不安が押し寄せてくるのだ。

人生の岐路という分かれ道はまだ一回か二回そんなところだろう。
進学先や転職そんなところだ。

私の場合、悩みの多くは人間関係だ。
プライドだけが高い怠惰な人や、実力があるわけでもないのに高慢な人。その人達と話す時が一番神経使っている気がする。
だってこじらせると面倒だし、機嫌良くなれば仕事もスムーズにいく。
調整役を買ってでたわけもなく、なんとなくそんな流れでそうしているものの。

当人達はそんな気苦労があるとも知らず、随分と好き勝手言って下さる。こちらは言葉選びの選択に頭をフル回転させて、仕事までしなきゃいけない。

毎日が綱渡りの分かれ道状態。
そんなのが毎日毎月毎年続いたら、人生の岐路がそのうちやってくると思っている。

調整役。縁の下の力持ち。秘書。言いように言ってくれるが誰もその痛みも苦悩もわからない。
報われないことが何よりもとどめを刺す。

くだらない忖度なんかしてるからと思う。
だけど調整役いなかったら、無法地帯。
どちらにせよストレスの温床だ。

砂時計が落ちたら、世界はひっくり返るように。
もうそこまで岐路は近づいてきている。

6/5/2024, 9:52:41 PM

誰にもいえない秘密は持っている。
たぶん誰にでもある。

良い意味でも悪い意味でも。
言って後悔することが、わかりきっていることを
敢えて言うことはしない。

そんな話を打ち明けてくれる人がいたら、それだけ私を信頼してくれているという事だろう。
またはその逆か。

それが嘘か真かをちゃんと見極めなければならない。本当に信頼における人物かを。
しっかりと自分自身の責任として見極められなければ
いけない。

手のひらを返すことは、簡単だ。
悪い奴はいつもそのチャンスを狙っている。
一部の人間はくだらないゴシップが大好物だ。
根も葉も無ければ、今度は羽を生やすくらいに
そしてその副産物である人の不幸が大好物だ。

ネタにされて玩具にされるくらいなら閉まっておけばいい。本当に最期まで。

しまって置くのは、時々苦しくなるけれど
狩られる前に、隙を見せずに隠しておこうと思う。

6/3/2024, 11:51:40 AM


高校時代、ちょっと悪い感じの人が意外と真面目だったことに気がつき。
専門学校の説明会で恋に落ちた。
あの時はまるで少女漫画みたいだなと思った。
雷に撃たれたような衝撃が走る。

結局その人は専門も受けなかったし、卒業式の一ヶ月前に停学していた。

話したのは説明会の時だけだった。
名前は苗字しか未だに知らず、周りのキラキラギャルが目をつけていたので。牽制されて、近づくことすら叶わないまさに地味女には高嶺の花だった。

今思えば、その人が同じ専門に進んだところで。
同じ結末だったであろう。
私は彼の視界にすら入らなかったし、
私のいた学校はスカートの短さと目の下のラメの量がステータスなんだろう。金髪で目の下に白ラメをギラつかせて三人組の取り巻きの一人がいつも何かしらの陰口を言っていた。
分相応だと周りの取り巻きからクソみたいな嫌がらせも受けた。

失恋したというよりも、同じ立ち位置にすらいなかった。そんなのわかりきってた。だけど周りの取り巻きが言うことじゃなかったよなって。

若さゆえってやつだったのかな。
大人になった今ならわかる。
「あたしの〇〇君に触らないで、あたしの〇〇君なんだから」と言いたかったのだろう。

そんなに好きならいえばいいのに。
人に攻撃するくらいならさ。と
今なら思える。

6/2/2024, 11:53:34 PM

昔話や御伽話では正直者が救われるのに、
どうしてリアルではそれが逆なんだろうか。
嘘つきは他人の事なんて気にせず、自分に正直に生きてる。正直者は他人を優先した結果、自分に嘘をついて生きている。
リアルでは損な立ち廻りを任され、嘘つきの掌で踊り、踊り狂うまで。壊れるまで踊らされる。
自分が壊れる時を知らないまま。

責任をという役割を負わされ、いつか夢みるその日まで不遇だと感じながらも何も言わず踊ります。
その踊りは完璧で優美なものであってもそれを評価されることはないのです。

だって舞台袖では誰も見ていないのだから。

全てが整えられた、舞台で踊るのは嘘つきの方だ。
拙い踊りでも煌びやかな衣装と化粧でどうとでもなった。観客達はそんな踊りなど目もくれず、スマホを片手に自分に酔いしれてる。
舞台など大して見てもいないのだから、適当な評価で
正当な評価でもない。
適当な評価でも多数集まれば過半数で高評価となる。
それを真に受け、社会的評価が上がる嘘つき。

◆◆◆
正直者は自分の方が踊りが上手いことを自覚していました。ですがそれを言うことはできません。
それは嘘つきの方が評価されているからです。
正直者はとても傷つきました。
嘘つきの着た衣装も舞台も化粧も全て正直者が用意したからです。
正直者は言いました。「嘘つき、良かったね。これで皆に認められたね。」
嘘つきは言いました。「やっぱり私の才能があったからよ。」
正直者はもう何も言いません。いいえ、言えなかったのです。絶望と怒りでもう何も言葉など出てこなかったのです。

嘘つきはますます。正直者を見下すようになりました。正直者は自分の性格を曲げられず、怒りや憎しみを抱えながらも抑えこんでいました。
そうして、一つまた一つと完璧な舞台を整えてやりました。
嘘つきはさらに、要求を増やしました。
どんどん、どんどん。
正直者も意地になってその全てに応え続けました。

そしてついに、正直者は壊れてしまいました。
嘘つきは正直者がいないと舞台を整えることはできません。
だって今までやってもらっていたから。
嘘つきは仕方なく自分でやろうとしますが、正直者ほど上手くいきません。

嘘つきは言いました。「正直者のせいだ。私にやり方を教えてくれなかったから。」
そして嘘つきは周りに助けを求めました。
「正直者が勝手に全てを引き受けて、自滅したんだ。」そう周りに伝えたのです。

正直者は療養していました。そして風の噂でその事を知らされました。
「この、大嘘つきめ。」正直者は閉ざしていた言葉を吐き出しました。
離れても正直者を苦しめる嘘つきに酷く憎しみを覚えました。そしてまた立ち上がりました。

嘘つきは似たもの同士のウソつきによって助けられました。「かわいそうな嘘つき、僕が助けてあげよう。ところでいくら出してくれる?」
「助けてくれるなら、いくらでも。」

しばらくして、正直者は当時と見る影もない嘘つきを見かけました。
正直者は当時の怒りを忘れることはできません。
声をかけることもしませんし、関わりたくもありません。地位も名声もありませんが、ようやく自分を取り戻した正直者がそこにいました。

正直者は心中で罪悪感と葛藤しながらも自我が勝ち「ざまあみろ…」そう静か思ったのでした。



めでたし、めでたし。
とは言えない終わり、人との遺恨はそんなに割り切れるものばかりではないのだから。









Next