shimotuki megumi

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高校時代、ちょっと悪い感じの人が意外と真面目だったことに気がつき。
専門学校の説明会で恋に落ちた。
あの時はまるで少女漫画みたいだなと思った。
雷に撃たれたような衝撃が走る。

結局その人は専門も受けなかったし、卒業式の一ヶ月前に停学していた。

話したのは説明会の時だけだった。
名前は苗字しか未だに知らず、周りのキラキラギャルが目をつけていたので。牽制されて、近づくことすら叶わないまさに地味女には高嶺の花だった。

今思えば、その人が同じ専門に進んだところで。
同じ結末だったであろう。
私は彼の視界にすら入らなかったし、
私のいた学校はスカートの短さと目の下のラメの量がステータスなんだろう。金髪で目の下に白ラメをギラつかせて三人組の取り巻きの一人がいつも何かしらの陰口を言っていた。
分相応だと周りの取り巻きからクソみたいな嫌がらせも受けた。

失恋したというよりも、同じ立ち位置にすらいなかった。そんなのわかりきってた。だけど周りの取り巻きが言うことじゃなかったよなって。

若さゆえってやつだったのかな。
大人になった今ならわかる。
「あたしの〇〇君に触らないで、あたしの〇〇君なんだから」と言いたかったのだろう。

そんなに好きならいえばいいのに。
人に攻撃するくらいならさ。と
今なら思える。

6/3/2024, 11:51:40 AM