優しさ
君は誰にでも優しい。私だけじゃない、みんなに優しい君は、特別を作らない。君の優しさはとても残酷だ。
逆光
君の隣を歩く。太陽の光を反射した水面が眩しい。ただ他愛もない話をしていた。ただそれだけだった。隣を歩いていた君はふいと足を止めた。気付くのが遅れた私が振り向いた先にいた、君の表情は見えなかった。
その言葉の先、君はどんな表情で話したのだろうか。
海の底
有川浩さんの海の底が1番に浮かびました。自衛隊三部作の一つで、学生の頃に読んで今でも大好きな作品です。
ここから私のコテコテ恋愛観は育っていったと言っても過言ではないんだろうな。
普段から仕事の中で記録というものをする反面、小説と言えるような文章をこの一年ほどほぼほぼ書けていなくって。一次創作はおろか、二次創作すら手につけないほど文章から離れてしまっています。そんな時期なんだろうなぁって少し悲しい気持ち。きっかけがあればと思ってまたこのアプリに戻ってきた次第でした。
雨と君
雨をモチーフにしたあの曲は、あなたから教えてもらったものだ。直訳すると7月の雨となるその曲は、少し落ち着いたメロディーに強いボーカルの声が映えるどこか儚げな曲だ。
曲に関連した思い出は、曲を聞くたびにすぐに記憶から掘り起こされてしまうね。もう名前も思い出せないあなたのこと、懐かしく感じるよ。
波にさらわれた手紙
文字を書くことには慣れていない。昨今、ペンを握る機会は減っていき、文字を打つことばかりになっていた。なんだか見慣れない自分の文字が波打っているように見えて、これならば普段から文字を書く習慣をつけておくべきだったなと思ってしまった。
淡い青色の便箋は、夏の空が好きだったあなたを思い浮かべて選んだ。開かれることがないだろう封筒にシーリングスタンプを模したシールを貼り付けて、もう目を開けることはないあなたのそばに置いた。