『My Heart』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君と隙間なく
ぴったりと抱き合えば
僕の心は君となり
君の心は僕となる
まるで二つ合わさった
ひとつの大きな心臓のように
【My Heart】
『まいはーと』
わたしのむね、ときんときんと音を奏でる。
きみのむね、どくんどくんと高鳴る。
今日こそきみと、誓いを立てるわたしの心
熱い
早い
締め付けられるような
my heart
お題
my heart より
人の命なんてすぐに消えてしまう
なんて弱いんだろう
直ぐに消えてしまうからこその
良さがあるのかも知れない
My Heart Will Go On
私の心は続いていくだろう
私の想いは変わらない
たとえ貴方が居なくなっても
私は貴方を思ってるから
それだけは覚えといて
─────『My Heart』
いつだって、変化を恐れて臆病な自分がいた。
浮いちゃったら、変に見えたらどうしよう、って。
でも、自分を出せないまま、殻にこもって生きていてもつまんない。
多少、みんなと違っててもいいじゃないか。
Open My Heart.
まずは一歩。
自分をさらけだして、生きていこう
……やっぱちょっと、カッコつけすぎかな?
先週から降り続いている雨は私の心を映しているように、シトシトと地表に染み込んでいる。
傷ついた心は休んでいいよって言っているのに、更に傷つける自分がいる。
大丈夫、雨は必ず上がって太陽が顔を出す。
ほら、心の地表に潤いが出来たよ。
これから種を蒔いて、ゆっくり育てていこう。
自分のことが、まるで他人事だった。
どれだけ傷つくことを言われても、
傷に気が付かないようにするための簡単な方法。
知らない間に動けないほどになっていて、
生活もままならない。
どうしたの、と聞かれても、
他人事だから、しらない、分からない。
わからないのに、意志とは別に動かない身体。
まるで幼子のように癇癪を起こす。
そんなイライラした私に、
ずっと寄り添ってくれる彼女。
何で私なんかに、って思ってたし、今も思う。
直ぐに癇癪を起こす、子どもでしかない私には、
分不相応な大人な友人。
とっても優しくしてもらっているのに、
癇癪を起こして当たってしまっているどうしようも
ないやつなのに。
恥ずかしくて、ありがとうも、まともに言えない
子どもにもなれないやつなのに。
きっと直ぐに離れてしまうだろうな、なんて。
まだまだ本人に届かないだろうけど、
いなくなっちゃう前に言えるように。
ありがとうって言う練習をしておく今日このごろ。
お題「my heart」
健やかなるときも
病めるときも
喜びのときも
悲しみのときも
富めるときも
貧しいときも
これを愛し
これを敬い
これを慰め
これを助け
その命ある限り
真心を尽くすことを誓いますか?
『 __ cross my heart . 』
永遠の愛を誓う言葉はいつも問いかけます
My heart
揺れる想いに希望を込めた夜
世界は一層輝いて見えた
揺れる想いに絶望染みた朝
一日中枕を濡らすの
揺れる心に秘めた想い
"それでも忘れることなんて出来ないの"
貴方を思う気持ち
色んな自分が居る。
陽気で明るい自分。
小さな事で悩む自分。
好奇心いっぱい冒険家な自分。
臆病で何も出来ない自分。
死にたい位辛く絶望的な自分。
ナチュラルハイな自分。
生きているだけで丸儲けな自分。
節操ないけど、どれも自分。
今日はさしずめ
頭痛くて嫌だー、でも負けるかー、な自分。
節操なくて、コロコロ変わって、
要領悪く、変に生真面目で、おバカ、
な、ところは変わらないけど、
天気みたいに私の心模様も変わる。
そんな、私の心。
お題
my heart
別に何に心動かされてもよかろう。
“what moves your heart ? ”
英語の授業で聞かれたその質問にあたしは思わず呻き声をあげた。6月下旬の4限目、もうすぐお昼ご飯の前の英語の授業。腕に引っ付いてくる机が鬱陶しいし、前髪もベタベタで気分は良くない。
ここを耐えればご飯だからと、うとうとしながらも寝ずに受けていた授業の中でこの質問は不意に現れて私をつついてきた。
この文章を使って隣の席の人とお互いに質問しあってみましょうね。と、英語の教師はなんでもないことのように微笑みながら軽やかにそう指示してきた。
あたしの心はあたしのものなので、定型文のように異性に心動かされる必要などないのだ。別に!
と、心の中で何か言い訳めいたことを唱えてみる。そうだ、別に悪いわけじゃないでしょ!フィギュアに心動かされたっていいでしょ!別にさ!ていうか無神経だ!うら若き学生にそんなセンシティブなことを聞くな!
別に、別にと口をとがらす。あたしはいったい何に言い訳しているのだろう。
あたしの心、のはずなのに。まるで正解があるような気がしてしまう。女性の、10代の、学生、としての?
「あなたの心は何に動かされる?」
と聞かれれば、それは恋愛を想定していると、そう言われてもいないのに勝手にそう思って居心地が悪くなる。右手がなんだかむず痒くなって逃げ出したいような気持ち。すみませんね!あたしはフィギュアが好きなんです!と勝手に謝りたくなる。
……何も悪いことしてないってあたしがいちばん分かってるのに。
向かい合った隣の席の男子が質問文をたどたどしく読み上げて、あたしの目を見る。どうなの?と聞かれているような気分。
そうだよな、なんも悪くないな、と思って息を吸い込む、この後に吐き出す息に乗せる言葉を考える。そうだ、あたしは。
「マイハァト、イズーー」
(My Heart)
My Heart
桜の木の下に埋まっている。
わたしのココロはそこにある。
桜の木の下で、君に想いを告げた。
君は笑って、わたしを地面へ押し倒した。
どうしてか、君はわたしに土を被せていた。
春は、わたしにだけ来なかった。
わたしのココロを、土越しに誰かが踏みしめて
「はいチーズ」という声の後にシャッター音が鳴る。
きっとここは一面、春景色。
桜の木の下で眠る、わたしのココロ。
出会いと別れの春の下で、静かに、静かに眠っている。
私は本来、本を読むことが好きだった。
小学生では毎年200冊以上の本を読んだ。チラシや取扱説明書、薬瓶の裏の成分表まで目に入る文字は何だって読んだ。そんな子供だった。
しかしいつからだろうか。本を読めなくなったのは。
本が嫌いになったわけじゃない。
ただ何というか、これはとても面倒なことで、
どうしても本を読むことで何か得ようとしてしまう。
それは、例えば、知識であったり、話題であったり、他にも語彙力、文章力、演技力なんかも。
ただ純粋に物語を作品を楽しめば良いだけなのに。
"良い人間"になりたい
そんな煩悩が邪魔をする。
どんなに素晴らしい本だって、眉間に皺を寄せて読んで
おもしろいはずがない。
あの頃の私は何を考えながら本を読んでたのだろうか。
いつのまにか、つまらない大人になってしまった。
‐my heart‐
𝕃𝕠𝕧𝕖
輕くて
ᏝᎧᏉᏋ
柔らかい
Love
くすぐつ度くて
ꪶꪮꪜꫀ
甘いかをり
ₗₒᵥₑ
未熟だつた
𝕷𝖔𝖛𝖊
遠い想ひ出
𝘓𝘰𝘷𝘦
約束をした
𝙻𝚘𝚟𝚎
櫻の下で
誰も知らない。
誰にも知られたくない。
誰にも知るよしなんてない。
だから、ここでは何を思ってもいい。
何を思ったって傷つきも傷つかせもしない。
言葉にしなければ、
声に出さなければ、
知られなければ、
それは無いのと同じだから。
【My Heart】
My Heart
知られてしまったら
私は死へ急がなければいけない
それほど知られたくないの
地中に広大な洞窟 暁色に底は明るく遥かに深い
遠く左から 暗い山吹色の龍が現れて
横穴に身を引いた小さき迷い人の
目前を真っ直ぐにかすめ去る
その胴体幅は3メートル
全長は 計り知れない
洞窟には200マイルの轟音が響き渡り
次いで直ぐに もう一頭の同色の龍が
その後を追い 右方へと突き抜けていった
あの双龍は一体どこに向かっていたのか、探してい
たのか、または何かを追っていたのか
『My Heart』
私の心は私のものなの。
貴方なんかにやらないわ。
けど、
貴方の心も私のものなの。
他の誰にもくれてやらない。
貴方にだってくれてやらない。
私の心は私のものだけど、
もし誰かにやらなければならないとしたら、
致し方ないから貴方にあげる。
貴方以外の誰かよりかは、
貴方の方がよっぽど好いから。
窓を開ける。
三階の教室にはいつもなら
強い風が入ってくるはずなのに、
今日は穏やかな春風が私の頬をなでる
どことなく乾いた匂いがした。
もう一年でここには居られないんだな
と思うと少し悲しくなった。
そもそもこの教室とはもうすでに、
いや、春休みが終わったらお別れなんだ。
いつも授業を受けていた机、
朝登校して荷物を押し込んだロッカー、
好きだった彼が座っていた席、
放課後、彼に告白した教室の後ろ、
窓際のあのスペース。
青春は確かにそこにあったんだ。
私の心はここにおいていくのかな、それとも。
そんなことを考える、
春休み中、部活の休み時間。
#My Heart
鈍い金属音が戦場に響き渡った。1人、また1人と倒れていく中、女は悠然と地を蹴り、戦場を駆けていく。
敵の兵士が女目掛けて斬りかかった。切磋のところで避けた彼女だが、その刃は彼女の軍服を捉えていた。
破れたズボンの裾からのぞく、無機質な鋼鉄の足。
「お前は……日ノ本の絡繰兵士……!」
「……音を断つ」
自ら命じるままに、彼女は驚きに目を見開く敵を切り捨てた。
「人ならざる、化け物め……」
死にゆく命の戯言を振り払うが如く、彼女は刀を降ってその血を振り落とした。
「敵はこれで全部か? 律歌」
「ええ。……そうね」
足元には敵の死体がゴロゴロ転がっている。無感情にそれを避けながら戦場の始末をする。
「敵は随分と驚いていたな。俺たちの存在を知らなかったんだろう」
そう言いながら彼女は無造作に死体の顔を掴み、首元からドッグタグを取り出した。
「うちのやつだ。……持ってくか」
タグには彼の名前と家族の名前が書かれていた。1人の、生きた人間である証。
人間。
『人ならざる、化け物め……』
……化け物、か。敵の兵士の言葉が、律歌の頭の中にはまだ、こびりついている。
「彼は」
壊音が彼女の方へ振り返る。
「人間だったのね。世界と繋がり、生きていた」
滑らかな金属の足を優雅に折り、律歌は味方の兵士の前に跪き、その胸に触れた。
まだほんのりと温もりを感じる。かつては強く鼓動していた彼の命の象徴。
そして彼女は自分の胸に手を当てた。冷たく、何の鼓動も伝えてこない、金属の胸。
「私にも心があれば……化け物とは呼ばれないのかしら」
「……あってもきっと俺たちは化け物だ。同じものでできてないからな」
彼女は無表情のまま立ち上がると、小さく祈りを捧げた。
機械に神はいないけど。何の役にも立たないかもしれないけど。
「律歌? いくぞ。このペースでやってちゃ日が暮れる」
「……わかった」
2体の機械は、静まり返った戦場を再び歩き出した。