『1000年先も』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
千年先まで生き続けたいかと問われたら答えはNOであるが、千年先を見たいかと問われれば、それはYESだ。百年もかからずスマートフォンが "当たり前" になる世界である。千年も経ったら今度はなにが "当たり前" になっているのだろう。もしかしたらAIと結婚する世界になっているかもしれない。実際すでにボーカロイドと結婚した人だっているのだ、AIに『人権』が問われるようになる世界もきっとそう遠くない。
変化は怖いようで、とてもおもしろいものだ。少なくとも退屈はしない。人工知能と人間が手を組んだら一体どこまでいけるのだろうか。さて、新しい世界に向けてなにを楽しんでしまおう。
: 1000年先も
『1000年先も』
明日、どんな未来が待ち受けてるのかは誰にも分からない。良いこともあれば悪いことが起こるかもしれない。幸せなことがあれば悲しいことが起こることも。
それでも俺は100年先も、1000年先もお前と一緒に生きていたい。お前の隣にいたい。
______やまとゆう
お題:1000年先も
1000年先も何を抱えとけって言うの。
そんなに長い間何かを思ったり考えたりしたくないよ。
短いから儚い、終わりのないものなんて美しくない。精々数十年が消費期限でちょうどいい。
そんなに永くいらない。重くて吐いてしまうよ。
無限を描く水銀性ヒートパイプその長さは、何重にも連なり厚さ100mmの防弾耐熱耐震硝子の容器に隔離され核融合された熱で文字通り無限のエネルギーを紡ぎ出す。この先のエネルギー問題を解決するかの様に人類が到達出来る最高峰のエネルギーは、1000年先ですら安泰へと近付いたのかも知れない。
2024/2.4ツバメ
1年先のことはわからないけれど、1000年先も変わらず愛を探しています。
人間の本質は今も昔も変わらないんだ
どの時代を生きてきても結局同じだった
長く生き過ぎたボクは少し疲れていて
見えなくなった星を探して、そろそろ旅に出かけよう
思い返してみると
いくら技術や経済が発展しても意味がなかった
本当の豊かさの意味を伝え続けていかないと
人は自分を守ろうとして傷付け合うことしかしない
1000年前の人もそうだったように
人は愛を伝え、繋げるためにいる
1000年先のボクたちを想って出来ることがあるんだ
それに気付いている人たちこそボクの探す星
あなたを想っているよ
心配しているよ
あなたに会いたい
あなたの話が聞きたいんだ
あなたの笑顔が見たい
辛い時もどんな時だって側にいたい
ボクはあなたが大好きなんだ
『1000年先も』
親愛なるあなたへ
この手紙をあなたが読み終える頃、私はこの世にいないでしょう。
さて、誕生日おめでとう。私がいなくっても、みんな祝ってくれるでしょう。
泣かないでね、魔族のあなたに恋した私が悪いの。
懐かしいなぁ。あなたと逢った日。偶然魔界に入り込んだ私にも優しく接してくれたよね。
魔族総出で結婚式とかもやったっけ。ドレス似合ってるって言ってくれて嬉しかったよ。
名残惜しいけど、そろそろ逝くね。
1000年先も、あなたが笑っていられますよーに。
1000年前に書かれた物語が、今も残り、時代を越えて読むことが出来るように、現代の作品も1000年先まで残り、未来に生きる人達に読まれるのだろうか。
だとしたら、どの作品が?
伊坂幸太郎とか、東野圭吾とか、1000年後の未来人はどう感じるんだろう。
そもそも、その頃には殺人事件なんてものが無くなってたりして。
平安時代の書物が、その時代を感じさせるものであるように、テレビとかスマホとかパソコンでさえも、「何それ?」って思われるような世界なのかな。
そしたら、紙の本なんて存在しなくて、物語はどう読まれるんだろう。
例えば、装置の付いた帽子をかぶったら、頭の中に物語が文字で流れてくるとか。
Audibleが進化したらそうなるかも。
物語が残るとして、いや、言葉が残るとして、自分がこうして書いた拙い文章を、誰かが目にすることはあるのだろうか。
データとして記録されていて、Web上にアップロードもされてる。
小さな偶然が重なって、1000年先もデータがどこかに残ってて、誰かがまるで古文書を読むように「何だこりゃ?」って思う日が来るかも。
そしたら、1000年先の未来に、自分の思いがほんの少しでも伝わったってことになる。
いや、1000年先とは言わず、100年後だっていい。
🖤は貰えないけど、それは少し夢があるな。
下手な鉄砲も数打ちゃ当たるって言うし、たくさん書きまくってたら、どれかは...いや、やめとこう。
今の自分の気持ちを文字にして、今読んでくれる人がいるなら伝えたい。ただ、それだけだ。
1000年先の倫理観なんてまるで想像出来ないし、共感してもらえる人が少しでもいる世界で書いてたい。
🖤のパワーは凄いんだな。
書こうって思える原動力になる。
まあ、逆に言えば、自分のいない世界で何のリアクションも無く読まれていたとしても、それはやっぱり楽しくない。
紫式部も清少納言も、欲しかったのは1000年後の賞賛じゃないんだろうな。
バースデー🎂の為に、色々用意してたから
喜んでくれた友達がhappy birthday🎂🍰🍰
お祝いムードだった🚢🏰🏰
#コーンご飯🌽🍚🌽
1000年先も私達は共に歩んで居るのだろうか?1000年先の地球の大半は、人間が住めるような場所は無い。もしかしたら、人間は絶滅し、新たな生物が食物連鎖の頂点に立っているのかも知れない。何故なら、人間は偉大な発明や発見をこれまでしてきたが、環境保護に着手するのが遅すぎた。1年間に約4万種の生物が絶滅している。未発見の生物が、未発見のまま絶滅している現状もあるため、4万種以上、人間が絶滅させていることになる。そもそも、ホモサピエンスが誕生した時代には、既に数種類の生物がホモサピエンスの手によって、絶滅した。これらを踏まえると、人間としてではなく、他の生物として、君と共に歩んで居るのかを考える方が建設的だ。そもそも、人間で言えば、80歳生きるとして、12人と40歳の年月だ。この長い期間で、何回君に好きだと言えるのだろう。会う度に好きに成っていく君を、何回守れるだろう。何回君の優しさに酔いしるのだろう。私も君も奥手で、急に関係性を深めたりなんて出来ないけど、ゆっくり着実に近付いて行ける。それが私にとって、とても嬉しい。前の恋は急で、瞬間的で、寄り添うなんて甘いものでは無かった。相手の欲望と支配で、離れられない。相手の欲望を満たすだけの、機械みたいだった。相手は、私の事など顧みて居なかった。ただ自分の欲望を満たせるなら、誰でも良かったんだ。それに1年間も無駄にした。本当に私は、愚図で愚鈍だった。今は、君と出会えて、親しくなったのが堪らなく嬉しいんだ。互いが互いに尊重し、話し合い、自由に心を通わせる。以前の彼氏では話せなかった事も、頭の良い君だから理解し話し合いが成立し発展していく。私はこれがしたかった。いろんな議論を酌み交わし、私達なりの答えを模索していく。これがどんなに、私の心を弾ませ、安心させ、好奇心で満たすのか、君に分かるだろうか。これから先、共に歩むのならば、君が良い。空の青さを、晴れの爽快感を知る君が隣にいるのならば、私は、何処にでも行ける。君が何処に居たって、君の行く道を照らす月明かりにも、何処にでも飛んで行ける風にだって、姿を変えられる。さあ、一緒に変わっていこう、成長していこう。1000年じゃ効かない年月をこれから共に歩んで行こう。
1000年先も 2/4 (日).
科学の話をしているテレビで見かけたこの言葉。
「いつかは地球は滅亡して〜…」
…そうなのかな わたしが生きてるときにも滅亡しちゃう日が来るのかな
怖いな、怖いな、地球さんは滅亡しちゃうのかな
『ねぇおかあさんっ、ちきゅーさんはいつかなくなっちゃうの???』
鼻のところがつん、と痛むのを感じる。涙を我慢してるから。
怖い時は隣にお母さんがいないと眠れないのだ。
お母さんは笑って答えた。
「はは、大丈夫だよ。今の時代には絶対地球はなくならないから!
ね、安心して。お母さんたちは、大丈夫だよ。」
お母さんはそんな顔をして私の頭を撫でる。違う!私がほしいのはその言葉じゃない!
『ちがう!わたしはいまをしんぱいしてるんじゃないの!これからさきの、1000年先
とかのはなしをしてるの!これからさきのひとはたいへんになっちゃうよ!
みらいのひとはたすけてあげられないの?』
私は自分が死ぬのが心配なんじゃなくて、未来の人が死ぬ事を危惧したのだ。
お母さんは驚いた顔をしたあと、笑ってこう答えた。
「まゆは優しいねえ…」
ものはいつか消えてなくなってしまうが、
あなたと私の想いだけはずっと、10年先も、100年先も、1000年先も、それ以上も
この想いは途切れないでしょう?ね?
『サピ全』とか読んでると人類というのはなかなかマリグナントで、私たちの祖先たちは社会を形成し技術を力として、定住先ではことごとく大型生物(脅威と安定食糧源)を絶滅させ、脅威とならなくなった他の人類(ネアンデルタールとか)も(おそらく近系なので目障りだから?)絶滅させ、家畜化した生物種には支配的にとことん残酷な仕打ちをしてきたらしい。
共生など考えず、脅威となる他生物種は絶滅させ、おそらく目障りだから他人類を絶滅させ、利用できる他生物種は残酷に扱ってきたのなら、他者を非自己と認識することで排除もしくは家畜化する性向があるよう。
つまり、利害のある他者を犠牲にしたり利用したりできる口実を積極的に探し(差別化)、害のある他者はジェノサイド(排除)、管理収益できる他者はギリギリの限界まで利用してきた(家畜化)。
個人差はあったとしても、種としては利害のある非自己には病的なまでに不寛容で、とことん容赦がなく、繁栄もしくは個人の利益のためなら調和なんか関係なく破壊し尽くしてきたというのは事実であって、これがその本性らしい。
だから持続可能性が大事?
御冗談もたいがいに。つまりそれは収益できる世界を持続可能なギリギリまで利用していこうという「家畜化」と同じ発想だろう。それにそう言ってる私たちの手がすでに血まみれなんですよ。
非自己に対してとことん排他的で、技術力に依存して破壊的になれる、おそらくそれは遺伝子にプログラムされていて、個人の目に入るような局面では理性的に限界を意識して温厚でも、小さな個々の局面から都合よくちょこちょこと第二形態になり、種の全体としては暗黙の了解として着実に遂行されてきたこの性向は、たぶんおそらくどうにもできない。
これからは、それは人類間、社会間に持ち込まれるんじゃないかと思うし、現にそういう流儀が支配的になってる。
それに、限界のない人類の力(技術力)の進歩に時間的な漸近線があるように、それと並行して人類そのものの時間にも漸近線があって、それはそんなに先の話ではないんじゃないのかなとも思う。
癌組織のようなこの生物種が、1000年先もこの世界に存続しているのかというと、おそらくないんだろうな思う。自滅していくのか、何か大事故をやらかすのか、宿主である世界が破綻するのかは知らんが。
というのが『サピ全』読んでて感じる、自分たちの業というか寂しいところ。
「1000年先も」
1000年先ってどんな街や景色が見れるのだろうか、。
50年先ですら想像がつかない…、
日々進化し続ける世界
1000年後は果たして私と君は出会っているのだろうか、
いや、きっと私は君を探し出す、そしてまた君に恋をするだろう。君の身長と、カッコ良さと、優しいオーラといい…
君は私と出会ってから笑顔が増えたと言ってくれた。
だから、1000年後でも私と会うことができればまたその笑顔を見せてね。私だけに見せる特別な笑顔。
私は大好きだよ。君の全部が。
p.s1000年後も君に恋しますように。
君より先に死ぬなんて御免だ
君の最期が何時迄も僕でありますように
#1000年先も
来月も、再来月も、半年後も、1年後も、十年後も、四半世紀後も。そしてできれば死んでもなお、ずっとずっと。そんなことを思うことはない。人の気持ちは変わる。変わるから終わる。プラスの気持ちばかりじゃない。軽蔑も嫌悪も憎しみも、どこかで絶える。許せる。終えられる。そんなことを歩きながら考える。
目の前を歩く銀髪の剣士の後頭部を眺めながら、周囲に不穏な気配がないか耳をすます。
あのひとは隊列のずっと後ろを歩いているはずだ。休憩の時には会えることが分かっているから、そんなに苦しくない。
「おい、どうだ?」
そう、こちらを見ることなく剣士が問う。この場合、危険が近くに感じられないか、という意味だ。
「今のところは。ヨルンさんはどうです?」
「いや、俺も同じだ」
俺は黙ってうなずく。この人が言うのだから、それは信用していいのだと思う。ひとりで盗餓人狩りの旅をしてきた彼の感覚の鋭さは並外れている。
「お前の感覚も相当なものだと思うが。どこでそれだけ鍛えてきたんだ?」
“仕事中”にこういった会話をするのは、この人には珍しいことだと思う。少し、余裕のあるのが分かったからなのだろうか。
「俺は襲う側の見張りでした。見てのとおりの体ですから、それくらいはやれと言われて」
「ふむ」
「他に食べていく手があったらどうか、とかを考えられるところじゃありませんでした。そういう意味では、俺もあなたの獲物なのかもしれません」
「――」
前を向いたまま、ヨルンさんは黙った。
「どうです?怪しい気配はしますか?」
話が終わったと思って“仕事”に戻ろうとする。
「お前は盗餓人じゃない。壊れていない。だから俺の領分じゃない。お前がいつまでここにいるつもりか分からないが、お前のその感覚はここで役立っている。違うか?」
相変わらず前に注意を向けたまま、彼は抑揚なく言った。特に庇いだてをしないのが彼らしいと思う。
「俺は――」
明日も、明後日も、来月も、再来月も、できるかぎりあのひとのそばにいたい。
でも、気持ちは変わる。冷める。ポジティブな気持ちも、ネガティブな気持ちも。だから人は再び前を向ける。許せる。ただ。
俺は、あのひとのそばにいたいのだ。
「喉、渇きませんか?」
そう言って提げていた水筒を手にすると、ヨルンさんは貰う、冷やさなくていい、そう言って手だけこちらに伸ばした。
「どうぞ」
そう言って水筒を渡すと、ヨルンさんは栓を抜いてひと口だけ飲んで、すぐに返してくれる。
「お前を裁くのはお前だ。それができなくなったら、もしかしたらそのときは俺の仕事になるかもしれないな」
「――」
「そうならないことを祈っている」
少しだけこちらを向いてヨルンさんはそう言うと、再び前を向いた。
「が、心配はいらないか。あの女がいる分には」
「へへ」
くすぐったくなって俺が笑うと、ヨルンさんは肩をすくめた。
「――と、いますね」
「ん、そうらしいな。支援を頼む」
ヨルンさんはそう言って剣を抜いた。集団の前に緊張が走り、それは後方へと伝播していった。
今日も、明日も、明後日も。俺はあのひとのそばにいるために。
大きく息を吸うと、俺は思いきり指笛を吹いた。
1000年先は
この日常のような世界が
続いてるのかな
【1000年先も】kogi
1000年先も
「1000年先の未来も、私たちは生き残る。」
「私たちは、未来の子ども。
大切なのは、共有、共同の精神。」
毎朝の経典の復唱。
私たちは、ある教団に属している。
ここでは、戦争や災害が起ころうとも、
生き残ることができるように、
サバイバル術の習得や、備蓄に励む。
そして、特徴的なのは、
「個」は存在しないことだ。
家族で入信した人も、
家族の単位は解体され、
ばらばらで生活する。
個人の持ち物はなく、
服や食器、寝る所なども共有、共同。
そうすることで、
個人の力が最大限発揮され、
終末の日さえ乗り越えられる。
と、思っていた。本気で。
「脱走者だ!捕まえろ!」
「東の崖だ!追い詰めろ!」
いやだ。いやだ。いやだ。
もうこんなところはいやだ。
俺は戻るんだ。1000年先の未来より今だ。
今が大事なんだ。共有、共同?
そんなものどうだっていい、飛べーーー。
その日、東の崖から1人の男が飛んだ。
その後の彼の行方は、杳(よう)として知れない。
「はやく隕石降ってきて全部無くならないかな」
そんなに長く待てないよ
1000年先も
パタンッ
読んでいた本を閉じた音が六畳の部屋に響く。この部屋には、一人の少女と、本棚に並ぶ多くの文庫本だけが存在している。特になにかの記念日というわけではない。しかし、彼女はここにある本も、その文字を連ねた著者も、なによりも大切なものだった。
読んでいた本を棚に戻し、しっかりと整列した本の背表紙をなぞる。その目は、本当に愛しい、幸せそうな目をしていた。
「……1000年先も、きっと語り継がれる」
優しげな声でそう告げた彼女は、気づけばいなくなっていた。そこに残るのは、少なくも多くもない。しかし誰かが好きだと云った、そんな言葉を受け続けてきた本たちであった。
窓から受ける光を浴びて、いっとう輝き続ける、そんな本たちであった。